最近の読了本 

February 07 [Tue], 2006, 23:25

またまた雪、降りましたねー。
昼になっても気温が上がらなくて寒かった…。くうう。

・・・

最近読んだ本リスト。

・レベッカ・ブラウン「体の贈り物」「家庭の医学
・森村泰昌「空想主義的芸術家宣言
・伏見憲明「さびしさの授業
・よしだみほ「馬ほどステキな役者はいない

等等。

上に挙げたレベッカ・ブラウンの作品は『医療看護小説』と要約されても間違いとはいえない。しかし、それは実際には小説の<概要>を表したに過ぎない。
淡々と無駄のない言葉並び(柴田元幸氏の訳の妙でもあるかも)は、するすると読み進められるのに、突如深い感動を呼び起こす作用がある。あまりに自然に涙が出る。不思議だ。凄い力量の作家だと思う。
芸術家・森村泰昌氏は、作品も芸術・文化論もかなり独特で面白い発想の人。もっといろいろ読んでみたいな。
他はその時々で興味のあるものを。
今、理論社のYA(ヤングアダルト)新書『よりみちパン!セ』シリーズの著者ラインナップが面白い。気になるものから少しずつ読んでます。

ああ、でも小説よりエッセイ関係が多いなあ。小説リハビリしなくては。

バクチク再燃(イン・マイ・ハート) 

February 05 [Sun], 2006, 15:16

今日はバイト休み。しかし、昨日携帯を事務所に忘れた模様。取りに行かなくては…(とほほ)


・・・

先日の新しいベストアルバム『CATALOGUE 2005』発売を受けて、自分の中で久々にBUCK-TICKブ〜ム。
今回はシングルばかりじゃない選曲でなかなか面白い。収録されてる「さくら」はやっぱり名曲だーとかって出勤中に何度も聴いてる。そして『SEXY STREAM LINER』くらいまでしか聴いてないやつなので、DISC2はほとんど初聴き。へー。こういう感じなんですね。最近のアルバムも聴いてみようか。昔のファンにそう思わせるにも十分なベストですね。うん。
正統派なベストとしては、シングルベスト『CATALOGUE 1987−1996』がオススメ。
「JUPITER」以降の濃密な曲群は、私の思春期に多大なる影響を与えてくれました。櫻井氏の詞人としてのセンスは特に強烈だったー。それでこんな人間になっちゃったのがいいかどうかはわかりませんけども(オイ)いまだに『Six/Nine』大好きだ。

このバクチクブームと同時に、偶然「市川哲史の酒呑み日記ログ」というウェブサイトを発見。
前『音楽と人』編集長、現在は各音楽誌等で頑張ってらっしゃる独特な音楽評論家なのですが、この人のミュージシャンたちとのぐだぐだ飲み歩くだけの日記が、異常に面白い。そこで最多登場するのがBUCK-TICK。
昔の『音楽と人』読者だった時期を思い出し、懐かしい気分になりました。
また復活してほしいなあ。

ナウシカは手の記憶 

February 03 [Fri], 2006, 21:38

 バイト、開始してます。
 まだまだただのレジ係…とも言えないほど山ほど失敗しておりますーのでー(苦笑)、詳細はまたのちのち慣れてきた頃にでもできたらと思います。
 まあ、ぼちぼちがんばってまーす。

・・・

 あと昨日、実際に起きた虐殺事件を描いた『ホテル・ルワンダ』という映画を渋谷にて鑑賞。
 序盤から最後まで泣きすぎて最後は頭痛が。感動というよりは、衝撃と恐怖で。
 衝撃的だけれど、観る価値のある映画だと思います。

・・・

 ついさっきテレビで『風の谷のナウシカ』が始まってビックリ!
 むちゃくちゃ懐かし〜よ〜!!!
 いやー、オープニングですでに泣きそう。今見るとまた違った部分もあるけど、いいなあ。音楽もホント良い。
 原作漫画も含め好き・泣けるシーンは多々ありますが、私の中で、日常生活でもふと思い出す、特別印象的なシーンがあります。
 それは物語の後半。
 風が止み、迫り来る腐海(訂正:オームでした)から人々が塔のような場所へと避難したとき。風の谷の老人たちがトルメキアの皇女にナウシカとの思い出を語ります。
「姫様はこの無骨な手を、働き者のいい手じゃといつもいってくださった」(うろ覚えですみません)
 ごつごつと節くれだった手を何度もさする映像。
 物語とは関係ない連想だとは思うのですが、しかし、この言葉とその手の映像を思い浮かべるたび、私は幼い頃大好きだった祖父のあたたかい手のひらと、毎日働いてしわしわになりかけた母の小さな手を思い出します。二十歳を過ぎ年々、思い出す回数が増えている。
 美しく爪を飾り手入れされた手もきれいだと思うけど、見て何かしらの感情を掻き立てるのは、働いている人の手だなあと、そのたびに考える。
 自分の手のあかぎれなんて、まだまだ大したもんじゃないなあという気がしてきます。
 誰かにそう思われるような手になるまで自分は頑張っていけるだろうか、と思います。

 とにかく、ナウシカ面白い。あー、漫画読みたいよー。

小さいけど・・・2 

January 29 [Sun], 2006, 23:02

だってそれならジュンク堂と紀伊国屋とブック1stがあれば、少なくとも東京近郊住民は事足りてしまうわけで。実際、書店を訪れる方の多くはそれで全然かまわないと思うと思います。自分だってそう考える部分もある。
でも、ここまでネットが普及していろんな情報も得られて書籍検索もできて、アマゾンでラクチンに本も買える。
それであえて本屋に出かける意味って、どこにあるんでしょう?
狙った本だけ買うなら、ネットでもいいんだ。
本屋に行ったからには目に付いた今まで知らなかった本を買ってみよう、というのが、本当に一番の楽しみなんじゃないのかなあ。
自分が大規模書店に行ったとき、どうしても好きなジャンルの狙った本とかにばかり目が行ってしまうから、余計に「あ、こんなものもあるんだ!全然ジャンル違うのに関連性あるなあ、面白そう」という体験が無性にうれしくて仕方ない気持ちになるんです。
それこそ本屋の(マニアックかもしれないけど)醍醐味だと。思うんだけどなあ。
今回本屋めぐりをしていて一番幸福を感じたのは、『文脈棚』で有名な千駄木「往来堂書店」でした。
往来堂行くためだけに千駄木行ってよかったと思いましたよ(マニアですか)
大まかなジャンルはあるけれど、文庫以外は並びはランダム。著者名順でもないけど、望みの本が見つからないというイライラ以上に、本から本へ「あ、これ面白そう。あ、こんなの出てたんだ」とどんどん繋がっていくような感覚が本当に快感。
とにかく探している本がほしい、という人には書店によって品揃えの差がでてしまう中小規模書店ですが、知識を得る本屋の楽しみを味わいたいなら、こういう本屋もあっていいと思うのです。
まあ、結局需要と好みの問題なんだろうけれど・・・。

何にも知らない、まだ働いてもいない人間が偉そうに、って感じで申し訳ない(恥)
でもこれは一消費者としての実感なんですけどね。
自分がこれからなにかできるかは全くわかるわけもありませんが、自分にできることを頑張ります。
失礼致しました・・・。

小さいけど大きいかもしれない転機 

January 29 [Sun], 2006, 22:04
またちょっと時間空いてしまいましたー。

月末でコンビニを辞め、2月1日から某S駅近くの本屋に勤めることになりました。
ずっと本に関わるバイトをしたいしたいと思い続け、叶ったわけです。うれしいような不安なような・・・。
初めは全く使い物にならないでしょうが、少しずつ仕事ができるように覚えていきたいと思っています。ガンバろー!

それもあって、ここ数日都内の様々な書店をぐるぐる回って観察・勉強させていただいてました。
(3年前東京に住んでから本屋めぐりを趣味にしているのですが、改めて)
が。
ホント、心底、「同じような本屋ばっかりなんだなあ」ということと「自分の理想の本屋ってなかなかないなあ」ということを実感しました。自分の理想が変化してきたからだろうとも思うけど。
とにかく。
たくさんなんでも置いてある本屋は、もういらないなあと。思います。

続く・・・

いつの間にやら経てた年月・・・とほほ 

January 24 [Tue], 2006, 23:39

今日ショックだったこと。

その一。
バイト上がって昼ごはん食べながら「いいとも」見てたらTMNでおなじみの宇都宮隆氏が出てた。
全然変わらないな〜若いな〜と思っていたら、「今年で49ですよー」と、会話の中で。
49!? うちの親とほぼ同じ!?
ウソ・・・・・・怖い・・・怖いよウツ。若すぎでしょ。
待てよ。てことはTKさんとかも同じくらい・・・?
こわ〜!!
ああいう職業の方々は年のとり方が違うのかなと本気で思ってしまった。

その二。
河村隆一氏が結婚した。
その事実より。それ以上に。
それを伝えるニュース記事に表された「河村隆一(35)」の(35)の文字に、逆らうことのできない時の流れをまざまざと見せつけられましたよ。
私や友人たちがLUNASEAだなんだと叫んでいた時、彼らは確かに25,6歳だったはず・・・。
・・・そんなに時代流れてましたっけ?
そりゃあ結婚もするでしょ。はは。
ていうかいろいろ人事にできないような年になっている己の姿が・・・。
他人より自分の幸せのほうが気になるよ・・・。とほほ。
ま、お幸せに。

時の流れは矢のように。まさに。
芸能人に思い知らされた一日。ですた。

季節はめぐり〜 

January 22 [Sun], 2006, 20:05


今日は昨日の雪がウソのように晴れ晴れとした天気でしたね。でも、積もった分はまだ溶けずに残ったまま。歩く道のそこ、ここ、に白くうずまっています。少し溶けて氷になったところが余計滑ったりして。今日のほうが危険かもしれないなあ。
センター試験、いろいろあったようですが全国の受験生、どうだったでしょうか。

そんなことを思いつつ、初めての美容室へ出かけました。
カラーリングも美容室では初めてやってみた(もういい加減自分でやって失敗するのが怖くなったから・・・まだらはもう嫌だ)
バイトも考えて派手にはしなかったけど。もっと強くてもよかったかなあ。
まあ、こんなもんでしょうかね。
目を隠したら怪しい人ですね・・・。


そして去年末、親父様が東京に来て兄様も一緒に会ったときの写真を。
発見したので貼ってみます。銀杏がとても綺麗だったS玉県の公園にて。
萌える木々とはこういうのをいうのかなあ、と思ったのを覚えてる。銀杏は美しい。また行きたいなあ。


今日の一文 捌 

January 21 [Sat], 2006, 13:55


   雪            三好達治


 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。


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   涙            三好達治


 とある朝(あした) 一つの花の花心から
 昨夜の雨がこぼれるほど

 小さきもの
 小さきものよ

 お前の眼から お前の睫毛の間から
 この朝(あした) お前の小さな悲しみから
 父の手に
 こぼれて落ちる

 いまこの父の手の上に しばしの間温かい
 ああこれは これは何か

 それは父の手を濡らし
 それは父の心を濡らす

 それは遠い国からの
 それは遠い海からの

 それはこのあはれな父の その父の
 そのまた父の まぼろしの故郷(ふるさと)からの

 鳥の歌と 花の匂ひと 青空と
 はるかにつづいた山川との

 ――風のたより
 なつかしい季節のたより

 この朝(あした) この父の手に
 新らしくとどいた消息


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全て 河盛好蔵編 『三好達治詩集』 (新潮文庫) より


昨日から一文ばっかりしつこくてすみません…。
いろんな本を読み返し始めると止まらなくなりました。

雪だ! 

January 21 [Sat], 2006, 13:25

昼まで寝て、起きて、ラジオをつけたら永六輔さんが「東京は雪で〜」と言ってて、びっくりしてカーテンを開けたら外は雪!雪!!しかも積もっている!!!
うわ〜、最近寒かったからなあ。積もるはずだよ。部屋も心なしか昨日より冷えている気が。はあー。
自分が外にでないといけないときは降ってるとつらいですが、今日はバイトもないので高みの見物です。はは。本当は髪を切りに行きたかったんだけど。どうしようか。いっかなもう。
大人しく雪景色でも眺めていようかと思いますが。どうしよう。

・・・・・

昨日から、レミオロメンの「粉雪」が頭から離れず。
こんなはぁ〜あゆぅきぃ〜♪
同居人がよく聴いてたのでうつってしまった。あと、昨日Mステ見たからかな。木村カエラがもの凄く可愛かった。レミオロメンについては新種のメロンパン?と思うくらい知識なし(最低)
新人ミュージシャンについていけない歳になりつつあります。

今日の一文 漆 

January 20 [Fri], 2006, 23:47
   母の声            堀口大學

     母は四つの僕を残して世を去った。
     若く美しい母だつたさうです。

 母よ、
 僕は尋ねる、
 耳の奥に残るあなたの声を、
 あなたが世に在られた最後の日、
 幼い僕を呼ばれたであらうその最後の声を。

 三半規管よ、
 耳の奥に住む巻貝よ、
 母のいまはの、その声を返せ。

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   私は何も願はない     堀口大學

 私の歌の為に
 私は何も願はない
 空ゆく雲の少しばかりと
 散つて来る花の一つと
 流れる僅(わづか)の水と
 それ等が青いお前の瞳に
 現はれるすがたと
 私の歌の為めに
 それより他の何ものをも
 私は願はない。

 私の歌の為めに
 私は何も願はない
 岸辺の芦にささやく
 夕風の草笛と
 明るい夏の朝(あした)の
 日当たりのいいわれ等の家に
 幸福のやうに満ちあふれる
 よろこばしい小鳥の歌と
 それ等がお前の表情に
 現はれるすがたと
 私の歌の為めに
 それより他の何ものをも
 私は願はない。

 私の歌の為めに
 私は何も願はない
 光のやうに明るい
 空気のやうに軽げに拡がつた
 お前に金いろの毛髪(かみのけ)と
 神々しい葡萄の房のやうな
 お前の形の正しい少女(をとめ)の乳房と
 それ等が私の恋愛に
 現はれるすがたと
 私の歌の為めに
 それより他の何ものをも
 私は願はない。

 私の歌の為に
 私は何も願はない
 これ等の僅少(わづか)なもので
 これ等の小さなもので
 私は呼吸(いき)の短い
 そしてもろくて死に易(やす)い
 私の歌をつくる
 私の歌の為めに
 それより他の何ものをも
 私は願はない

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全て 『堀口大學詩集』 (白鳳社) より