液状化の危険性がある地名 見分けるポイントは?

March 30 [Sat], 2013, 12:41
東日本大震災では内陸部でも発生した液状化現象。40年以上前から液状化の研究をしている関東学院大学工学部教授の若松加寿江さんによると、液状化は同じ場所で繰り返し起こる可能性が高いといいます。そして、もうひとつ、液状化の危険度を示す指標になるのが「地名」だという。若松さんはこう説明する。

「地名はその土地の成り立ちを表すことが多いんです。例えば、『池』や『沼』などがつく土地は『低湿地』を、『新田』は湿地帯や荒れ地を新しく開墾した『田んぼ』を表しています」

液状化の危険性が高いのは、「地下水位が高い(浅い)場所」「若齢な地盤の場所」「砂質地盤または地下水位が浅い砂質地盤の場所」など。「池」や「沼」がつく地名は、それらの場所に当てはまることが多いというわけだ。

しかし、なかにはわかりづらいものもある。たとえば「緑」がつく地名は、埋め立て地・造成地を示しているのだという。若松さんは以下のように解説する。

「緑は、造成地なので若々しいイメージの良さを狙って命名されているのだと思います。東京都足立区千住緑町、新潟県長岡市緑町など全国の12の緑町に過去の液状化履歴があり、東京都墨田区の緑町では、1894年の東京湾北部地震と1923年の関東大震災の両方で液状化が発生しています。イメージが良い町名、おめでたい町名は新しい土地ですから要注意です」「日の出」なども同様で、東日本大震災では千葉県の浦安市、船橋市、茨城県潮来市で液状化が確認されたという。


震災以降、古地図や古い登記簿謄本で自宅を調査する方も増えています。
未来の液状化を完全に予測することはできないものの、その土地が元来どんな用途で使われてきたのか?歴史から学べることはたくさんあるはずです。


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地震の後は踏切が開かなくなるのは本当か?

March 20 [Wed], 2013, 12:58
東日本大震災が起きた東北地方の沿岸部で、停電で下がりっぱなしになった踏切の遮断機が、各地で渋滞を引き起こしていたことが、読売新聞の被災者らへの取材で分かりました。

 中には、100メートル以上の車列が津波にのまれた深刻なケースも発生。南海トラフ巨大地震の津波被害が想定される太平洋沿岸でも、多くの鉄道が海沿いを走ることから、自治体が鉄道会社と対策を協議する動きも出ているそうです。

 鉄道各社によると、「踏切は安全を優先し、停電時には原則、遮断機が下りる設計になっている。」とのこと。

 遮断機のある踏切は、岩手、宮城、福島3県の沿岸部に計約500か所。住民らへの取材から、このうち少なくともJR大船渡線、仙石線など5路線11か所で、避難者や車が足止めされていたことが確認されました。震災直後に大規模停電が起きたことから、各地で踏切前の渋滞が多発したとみられ、複数の地域で問題視する声が上がっています。

これまで地震避難時には、徒歩・自転車が原則とされていましたが、避難場所が遠隔地の場合や、津波到来まで一刻の猶予を争う場合には、一部、自動車の利用をみとめるべきではないか?という意見も増えてきています。(2次被害は防ぐべきですが)地震発生後には、電車そのものも緊急停止あるいは徐行運転するケースが多いのも確か。「震災時には踏切が開かないかもしれない」と頭の片隅にとどめておいて下さい。


 こんな防災グッズも 車用緊急脱出用ハンマー (地震防災ネット)

M8 東京で大地震発生! 都心から脱出するには?

March 12 [Tue], 2013, 12:35
マグニチュード(M)7クラスの首都直下地震が、今後30年以内に発生する確率は70%程度。内閣府が発表している対策概要によると、建物の全壊棟数、および火災で焼失する棟数は約85万棟、そして負傷者数は21万人、死者数は約1万1000人と予測されています。

さらに注目したいのが、ライフラインの復旧目標日数。電力が6日、上水道が30日、ガスが55日、通信が14日となっており、これは、阪神・淡路大震災のときの電気8日、電話14日、水道40日、ガス60日から想定されたものと思われます。

倒壊と火災で瓦礫だらけの東京で、ガスが復旧するまで2ヶ月近く。たとえ、幸運に無傷でいられたとしても、東京で日常生活を続けることは非常に困難です.私達はどうすればいいのでしょうか?専門家の意見を参考にしてみましょう。

災害・危機管理アドバイザーの和田隆昌氏は、こう指摘する。

「首都圏が機能不全に陥り、復旧の見込みすら立たない状況なら、勤めている会社も再開できないかもしれない。実際、東日本大震災以降、福島、宮城、岩手で被災した人は他県で仕事をすることを余儀なくされたのですから、首都圏でも同じことが起こります」

つまり、(一時的にせよ)東京を脱出することが生きていくために必須となる。だが、はたしてそれは可能なのだろうか?

「車を持っていても使えないでしょう。道路に散乱する瓦礫(がれき)ですぐにパンクしてしまうし、ガソリンも入手困難でしょうから。そうなると徒歩で脱出する以外、方法はありません」(和田氏)

では、いったいどこまで歩けば被災地・東京から脱出できるのか?

続きはこちら(引用元ブログへ)

富士山の下に活断層? もうすぐ噴火の可能性あり

March 11 [Mon], 2013, 22:49
富士山で阪神・淡路大震災に匹敵するM7級の大地震が発生する──。
考えたくもない事態は現実となってしまうかもしれません。このたび、文部科学省が、富士山直下にこれまで知られていなかった活断層が延びている可能性があるとする報告書をまとめました。

報告書によると、富士山の東山麓で人工地震波などを使って地下構造を探査し、御殿場市付近で地下に隠れている断層を発見。数十万年前以降の火山噴出物の地層を動かした形跡があり、活断層の可能性が高いと分析しました。北東−南西方向に伸びる長さ約30キロの逆断層で北西に傾斜しており、下端は富士山直下の深さ十数キロと推定。マグニチュード(M)7級の地震を起こすとみられ、揺れで東斜面が崩壊し、大量の土砂が雪崩のように下る「岩屑(がんせつ)雪崩」や泥流が発生する恐れがあり「甚大な被害を周辺地域に引き起こす危険性がある」と結論付けました。

調査を担当した東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授はいう。

「実は以前から富士山の西側にある富士川河口活断層と東側にある神縄・国府津─松田活断層の間には“どこかに必ず活断層がある”といわれていました。それが今回、初めて見つかったんです。富士山付近は火山灰などの累積物があるため、地下構造が非常にわかりにくく、地震の規模についてはまだ正確な調査には至っていません。ただ、地表付近まで切れ目が存在する断層で地震が起きた場合、その規模は少なくともM7、実際にはM7以上の大地震が起きることになるんです」

 佐藤教授らのチームは、この活断層での地震によって、富士山の東側の斜面が崩壊し、大量の土砂がなだれのように崩れ落ちる「岩屑雪崩」などの「山体崩壊」の危険性を呼びかけています。

さらに、武蔵野学院大学の島村英紀特任教授はその危険性をこう説明する。

「富士山はいままで何度も噴火をくり返し、土砂や火山灰、地表に出たマグマが高く積み重なっているギリギリの状態。現に富士山では、1日に275トンもの落岩が発生しているほどです。そんなところで、もしM7級の地震が発生すれば、大規模な地滑りや山体崩壊が起こる可能性は当然あるでしょう」

 およそ10万才といわれている富士山は、これまでも多くの噴火と山体崩壊を繰り返してきて現在の形となりました。なかでも最も大規模な山体崩壊となったのが、いまから2900年ほど前に起きた「御殿場岩屑雪崩」。そしてそれを引き起こしたのが、今回発見された活断層ではないかともいわれています。注意が必要です。

 【富士山噴火の関する記事】 (地震防災ネットより引用)
 ・富士山噴火で道路や鉄道は全て崩壊 食糧の大幅不足も
 ・富士山の一部が“隆起” 富士山の噴火リスク上昇
 ・巨大地震が誘発 「富士山大噴火」の可能性

南海トラフの超巨大地震 過去6000年で15回発生

March 09 [Sat], 2013, 12:44
東海、東南海、南海地震の3連動で起きたとされる宝永地震(1707年)に匹敵する巨大地震が、過去約六千数百年の間に15回程度起きていたことを示す津波堆積物を高知県土佐市の池で確認したと、高知大の岡村真特任教授のチームが29日、明らかにしました。

チームによると、東海沖から四国沖にかけての海底にある溝状の地形「南海トラフ」付近の津波痕跡は約2千年前までのデータしかなく、津波痕跡としては最古級としている。

 岡村氏は「300年から400年程度の幅で1回、宝永級の地震が起きるとのこれまでの研究結果の裏付けになった」とした上で、次の地震が宝永地震のような連動型になる可能性が高いとして「逃げるための対策の整備が急務」と強調した。

 チームがこれまで土佐市の蟹ケ池で実施した約2千年前までの地層調査で、巨大地震による津波痕跡を確認したのは(1)1707年の宝永地震(2)1361年の正平地震(3)684年の白鳳地震(4)300〜600年ごろの地震(5)約2千年前の地震――の5層。

 昨年10月から11月に調査した結果、今回さらに約2千年前から六千数百年前ごろの間に、10層程度の堆積物を発見した。

 約2千年前の巨大地震による津波堆積物はこれまで、同チームが徳島県阿南市や高知県須崎市、大分県佐伯市、三重県尾鷲市の池でも発見。

 堆積物が東西の広範囲で見つかったことや、宝永地震の堆積物よりも約2千年前の堆積物の量が多い地点があることから岡村氏は「約2千年前の地震は宝永地震を超え、過去最大級だったとの研究結果を補強する」としている。

東南海地震・南海地震 大地震発生の可能性は?