ヴォネガット 

January 11 [Mon], 2010, 23:58
今夜、ひとつ詩を書きなさい。それをできるだけいいものにしていく。四行、六行、それとも八行。できるだけいいものに。ただし、その詩のことはだれにも話さない。誰にも見せない。やがて、そして、これ以上にならないと満足したら、原稿をビリビリ引き裂いて、ほうぼうのゴミ箱へばらばらに捨てれば、自分の努力の完全な報酬を受け取ったことがわかります。それが創造という行為であり、そこから大きな満足が得られるわけだ。」”

曇天 

January 11 [Mon], 2010, 19:30
再開

屋プログのいけないところは記事書くmyページが重いところ
たぶんページ自体もすごい重いよね
もっと努力してほしい

何様だっていう目線から物言ったけど
一般大衆にうければいいんだよね知ってる

黄落2 

October 24 [Tue], 2006, 19:37
「でも、一言も触れなかったじゃない?」
 切り返されて、私は苦笑に紛らわしながら弁解した。
「人前だから、いちばん身近な女房のことをいうのは遠慮したんじゃないか。その俺の気持ちがわからないのか」
「なぜ遠慮することがあるの、わたしのお友達のご主人は『妻のお陰です』って、お母様のお葬式の挨拶で奥さんのことを話して、みんなの前で頭をさげたわ」
 そういわれて、私にもその光景が目に浮かぶ。同席していたなら、感動しただろう。幾つぐらいの男か。キザな奴だと思わぬでもないが、見上げた奴だと思う。しかし私には出来ない。人前の挨拶で妻のことは話せない。現に話せなかった。世間体や礼儀を考えてあのとき町内の人たちには礼をいったが、それ以上大事な妻のことは胸がつまったとはいえ、いえなかった。だから妻は私を小突いたのか。私の年代では大方の男がそうだろう。古いのだ。しかし私はなおも言い訳をした。
「俺の口からいうより、誰かほかの人が触れてくれたら自然だと思ったんだ。姉か国雄叔父さんが・・・・」
「あなたにいってほしかったわ」
 断ち切るように妻はいった。私は黙った。
 妻は立ちあがり、隣室に入り着替えを始めた。喪服を脱ぐ衣ずれの音にまじって、妻の声が聞こえてきた。
「あなたにいってもらわなくてもいいの。おばあちゃまはわかてくれているわ・・・火傷もすっかり治して、あんなきれいなからだにして送ってあげたのですもの・・・・お義姉さんと里子さんが看病してまたつくってしまった床擦れも、わたしが最後に治してあげて、湯灌だってわたし一人でして。お人形さんみたいなきれいなおばあちゃまにしてあげたのですもの・・・・」
 息を引きとったとき、は歯はオムツの指先ほどの宿便と膣から臭気の激しい粘液で汚れていたが、妹は悲しみのあまり何もできず、妻が一人で清め、肛門に脱脂綿を詰めたという。
 妻は襖の向こうで喪服を脱ぎ捨て普段着に着替えながら、日常にもどる自分に言いきかせるように独りで喋っていた。
 そうだったのか。そうなのだ。火傷の治療から始まって、母にとって「先生」だった妻は、いつも冷静に、便秘の塊を指先でかき出すまでしてオムツを取り替え、褥瘡を治療し、最後の最後まで母を気遣い、小さな傷ひとつない美しいからだにして母を送ってくれたのである。
  後光が射していたのは、妻であったのだ・・・・・・・。
 私が会葬者への挨拶で悲しみのあまり絶句したとき、妻はそっと私の手に触れて、「しっかりしないさいよ」とやさしくうながしてくれたのだろう。ときおり妻はそうした仕種をする。
 襖を開けて出て来た妻は、しかし私を見ようともせず、風呂場に入って行った。そのセーターの侘びしげな後ろ姿を無言で見送った私は、居たたまれず二階の書斎にこもり、机の前に蹲った。

黄落1 

October 24 [Tue], 2006, 18:38
「疲れただろう、ごくろうさん」
 妻に短くねぎらいの言葉をかけた。いくら言っても足りないが私の気持ちは伝わると思った。
椅子に腰をおろすと、虚脱感とも寂寞感ともつかぬ疲労が一挙にきて、喪服を着替えるのも億劫だが、この二日間の張り詰めていた神経が剥き出しになっているようで、葬儀がすんだ安堵と高揚感が交互に揺れてもいる。心身ともに疲れきっているのに、昂ぶっているのだ。
「神主さんの祝詞が良かったじゃないか。祝詞は言葉が聞き取れるからいい。お父さんの葬式のときもああいう祝詞をあげてもらってくれよ」
 なあ、健――と次男に言おうとしたとき、
「あなたもご苦労様」
 と妻が言った。擦れた固い声だった。何を考えているのか、妻は俯いたまま顔をあげようともしなかった。次男と娘が立ち上がり、次男だけが「おやすみ」とぶっきら棒にいって、二人は二階の自室へと引き取って行った。ぎこちない空気だ。いままで三人で何を話していたのか。
 しかし、私はつとめて平静にいった。
「風呂に入って飲み直すか。君も今夜は少し飲んでつきあえよ」
 母が骨折して入院してから九ヶ月余りの。ことにここ数ヶ月の妻との身を削るような日々の、済んだいまとなっては短かったようにも思えるすべてが終わったのだ。あれもこれも語りつくせるものではないが、ウイスキーでも啜りながら妻と二人きりでしずかに母の鎮魂の一夜を過ごしたかった。
 私は立ちあがると、ネクタイだけをゆるめて、飾り棚からウイスキーのボトルとグラスをとり出し、グラスの一つを妻に手渡そうとしながらいった。
「風呂に入る前に、ともかく乾杯だな」
 殯の初夜の、老夫婦の乾杯。五十日の殯の期間が明ければ母の納骨があり、明日からは独り身となった老父の介護があるが、父のこともよろしく頼むよとその気持ちもこめて、一杯の酒にこれまでの日々の苦労をたがいに労い合いたかった。
 俯いていた妻が顔をあげた。
「勝手にやりなさいよ」
 妻の口から出たのはその言葉だった。喪服の妻はグラスをとろうともせず私を睨めあげた。化粧のほどこされた疲れ切った顔に頬骨が尖って、両の目が異様に光っている。しばらく出会わなかった形相だ。きれいにセットされた頭髪の白髪と、噛いしめた口元の皺の目立つ妻が、私を見据えている。私は離婚話をして以来、妻と和解していないのに気付いた。いや、和解はしていないが、言葉で和解する以上に、母の介護を日々分かち合うことでむしろそれまで以上に私たち夫婦は結びついていたのではないのか。
「どうしたんだ・・・?」
 戸惑いながら私は妻の肩に手を置こうとした。その手を妻は払った。妻の目は父をシッシッと追い払った母のあの目だ。私はたじろぎ、逆上した。
「そんな目で俺を見るのはよせ。何が気にいらないんだ」
 荒い声になっていたが、諍いはしたくはなかった。母の葬儀が終わった夜になぜ争う必要があるだろう。静かに酒が飲みたいのだ。
「怒鳴ったりしてすまない」
 すぐに私は詫びた。しかし、葬儀での妻の不愉快な態度が思い出された。私が挨拶に絶句したときの小突きようや、姉にすすめられたのに挨拶を断った頑なな態度が。
「葬儀のときから君が不機嫌な態度をとっていたのはなぜなんだ?気分のいいものじゃなかったぞ」
 妻は視線を落とし、無言で顔を伏せた。喪服の痩せ細った肩が微かに震えている。泣いているのか。
「波子がいったわ・・・・・・・」
 低い呟きが洩れた。泣いてはいなかったが、消え入りそうな声だった。私は次の言葉を待った。娘が何をいったというのか。
「お母さん、可哀想――って」
「・・・・・・」
「挨拶でお母さんのことを、お父さんは一言も触れなかったわね――って」
「波子がそういったのか」
「健も同じようなことをいったわ」
 妻と子供たちはそのことを話していたのか。私が葬儀の挨拶で妻の介護の苦労に一言も感謝しなかったことを非難していたのか。
「いや、話そうとは思ったさ。おばあちゃんを世話してくれた君のことを話して、みんなの前で一言礼をいおうとは思ったさ」

一休み 

October 13 [Fri], 2006, 4:49
+ 小説書きに100の質問 +
1 まえがき(あなたの意欲をどうぞ)。
100だってさ・・・。
質問答える暇あったら創作脳をもっと使えといいたい。
でも答える。何故なら何か唯々諾々と答える作業をしたい。
文字が出てこないんだよ今。苛々してるときは単純作業にかぎる。

2 あなたのペンネームを教えてください。
小説書くときは本名

3 小説の中の人物として○○○○(←あなたのペンネーム)を描写してください(自己紹介)。
深夜。
机に向かうと後ろに押入れがある。
あそこには今奥ゆかしくドラえもんが眠っている。
彼は何時も、僕の横には寝床をしかない。謙虚で、狭い所とドラ焼きが好きだ。
こんなに夜更かししては明日も、彼に「遅刻するぞ、いいのか」と怒られながら起こされるのか。
ちょっと辟易しながら後ろを振り返ると、彼の眠る押入れが見えて少し幸せな気分になる。

そんな夢想ばかりしている私。

4 あなたの職業は?
学生

5 あなたのバイト遍歴を教えてください(あれば)。
・農協肉屋 モス
・コンビニ デパート臨時 某雑誌コメント・コラム・編集 サポートセンター
・日雇い派遣

なんか忘れてそうだな。
前、映画の受付の面接おちた。
最近は某デパートのお店服飾販売員やりたい。

6 小説書き歴は。
数えてない

7 小説書き以外の趣味を教えてください。
買い物。散歩。映画。テレビ。

8 好きな小説のジャンルは。
ミステリ。純文学。直木賞系。
結構根無し草。

雑誌は自分の知らない物を買って読んだりすると結構面白い。
鉄道ファンとか盆栽とかカメラとかスーツとか株とかバイクとか。
話題になってるものの雑誌より少しさびれてる感じの雑誌のが濃いマニアの味が出ていてよい。
スーツ雑誌もチョイ悪親父が流行る前がさびれていて濃くてよい。
今のは痛い感じに濃い感じがして偏見してしまってよくない。

9 好きな作家は。
舞城王太郎とか伊坂幸太郎とか池波正太郎とか。太郎つながりで出してみた。
小林秀雄、三島、村上、北村薫、貫井 徳郎、島田、
京極さんとか宮部さんとか理詰めすぎない推理作家さんかなあ。

10 尊敬する作家は。
今の気分では一番は 稲生 平太郎先生。
葛飾北斎。
手塚治虫。

11 好きな小説は。
百年の孤独 ガルシアマルケス

12 好きな映画は。
羊たちの沈黙
好きかどうかはおいといてランボーシリーズは3がいい。


13 好きな漫画・アニメは。
MONSTER。
童夢。
G戦場へヴンズドア。
ルパン三世。
カウビバ。
ビックリマン2M。
ドラえもん。

14 好きなドラマは。
白い巨塔。
砂の器。

15 良く聞く音楽は。
ロックからテクノ系も聞く。
UKロック。アニソン。

16 心に残る名台詞と、その出典は?
「お前にうたせてやりたいけどさいが居ないんだ」
ヒカ碁

17 月に何冊くらい本を読む?
2冊くらい。ペースおそめ。

18 小説以外ではどういう本をよく読みますか。
漫画。新書。デザイン関連。
新聞読みたいけどとってない。

19 読書速度は速い方ですか遅いですか。
遅いと思うけど、慣れでしょ これ。
普段本を読まない人を基準にしたら速い。

20 あなたは自分を活字中毒だと思いますか。
思いません。
そこまで本が読めていればもっと普段の生活にも潤いや思慮が

心動かされるもの 

October 13 [Fri], 2006, 4:03
オレンジ色でもなく、黄色、赤色でもない、なんともいえない不思議な色で包んでくれる夕方が私は好きだ。朝でも夜でもない夕方の空を眺めていると、何も考えず、ひたすら遊ぶことに熱中していた子供時代を思い出す。その空は淋しく、暖かい。家から川をはさんで、すぐ近くに公園がある。公園には小さな崖に見立てられる岩があり、その下には緑に濁った池があった。私達は、そこで泥団子を作り崖から池目がけて投げて遊んだ。泥にまみれになりながら、何が面白いのか無我霧中で投げていた。やがて五時を知らせるチャイムが響く。みんな自然と帰り支度をはじめる。私は崖の上から、空に広がるような夕日を見て、まだ遊んでいたいという幼い気持ちと、暖かな家族の居る場所に早く帰りたい、という気持ちが身動きのとれない切ない思いにさせた。どこにも属せない居所の無い心の動き。それが今でも夕方の空を眺めると思い返される。不思議と、切なくもとも落ち着く時間だ。

一瞬の迷いと後悔 

October 13 [Fri], 2006, 3:26
人の諍いの芽など、そこら辺に転がっている。
渦中の人間になれぬ自分を、誇らしくも矮小に見える現代。

眠る前に窓の外からクラクションと怒鳴り声が聞こえた。
「ここは一方通行なんだよ!」
「うるせえ間違えたんだよ!」
深夜三時をまわっている。
前者は呂律が回っていなかったが正論。
しかし、明らかな飲酒運転だと分かる。

私は目をつぶる。

翌日、警察が来ていた。
私は横目に見て学校へと向かう。
「北朝鮮こわいね。核実験だって」
「あっこ頭おかしいよね。こわいこわい」
お前らの話には核がないね。
脚色されたニュースを小鳥のようにさえずっているだけ。

翌深夜三時
家、近くの一方通行標識前の路地裏
止まれとアスファルトに書かれたその上の血痕を眺めながら
滅多に吸わないタバコを吸った。

閑静な住宅のハザマで、静寂の空気と煙をゆっくりと呑み下した。
ただ苦くて咽た。

山本五十六 

October 13 [Fri], 2006, 3:17
やってみせ
言ってきかせて
させてみて
ほめてやらねば
人は動かじ

やっべえよ二学期。 

October 06 [Fri], 2006, 19:26
検索で飛んできた方の突飛な単語能力が笑える。
私はそんな世俗的な言葉をつかってるのか。
検索にたよるなお前ら。だから訳分からないところに迷い込むんだ。
主にココ。

パソコン無いと困る生活をしている。しかし、
信頼をおいていないだけかもしれないが無くなる不安はない。
人間関係というのと違うと訳隔ててしまっているからか。
心情を語るだけ語った。

前から銀河鉄道の夜のパロディを書いている。
世に言う二次創作小説。
まじめに書いているとどうしても所々どうでも良いネタを挟みたくなって
本当に小説書いている人はすげえなって実感。
自分の書く真面目な文章を許せた試がない。
文学に対して頭でっかちになりすぎているのかもしんない。

夏目漱石の坊ちゃんのパロディ小説、「うらなり」がハードカバーで発売された。
小林せんせいの「うらなり」は雑誌で追っていたから買いはしない。

図書館には売れ筋の本を入れるだけではなく、
私達のような人間が買えないような本や学術書を入れてしかるべきだと思う。
売れ筋の本を入れるのに反対なわけではない。
価値のある本を入れて、「普段読めないような本を読めるための場」
という意味があった場のような思い込みをしているだけだ。

モラリスト 

October 01 [Sun], 2006, 19:56
先生は説教が大好きなのだろう。
授業そっちのけで1時間でも2時間でも説教する。時には結婚記念日に旦那が夕食の約束をど忘れして遅くに帰宅した事に腹をたてて説教。旦那にじゃなくて生徒に。俺とは関係ねえだろオイ!という突っ込みと共に、忘れんなよ旦那トバッチリくっちまうだろが。と旦那にも文句いいたくなる。しかもただ説教を聞くのではない。背筋をピンと伸ばし、顏をあげ先生に注目、手は机の上で組む。この姿勢を終始たもたなければいけない。しかし子供の集中力には限界がある。自分の精神世界はすでに教室にはなく遥か彼方に飛んでいってしまう。そのくせ表向きは真面目に聞いてるふりしてるもんだから、だんだん肉体的精神的に混乱が生じはじめる。遠近間が狂う。数メートル先にいたはずの先生がいきなり目前に存在したり、先生の口のわきにたまった唾の泡がみょうに強調されたり、先生の喋る口調のがイコライザーで操作したようにでかくなったり小さくなったりする。ガク!っと『落ちる』おなじみの感覚も当然味わう。ナチュラルトリップという奴だ。慣れると結構これが気持ちよくて、そういう意味では説教はそんなに嫌いじゃなかった。勿論先生のありがたい話なんぞ1ミリも聞いてませんが、大嫌いな授業が潰れるのは僕には非常に嬉しい限りでした。
P R
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