永遠 

July 24 [Mon], 2006, 14:34
 

         永遠


いつまでも同じように、いつまでもずっと側にっていうのはきっと不可能なんだよ。
だってそうじゃんか。
明日には君は死ぬかもしれないし、僕が死ぬかもしれないし。
そう、死ぬんだよ。僕たちはいつか。死んでしまうんだ。ホロリと、葉が散るみたいに。
それなのに、永遠だとかずっとだとか信じろだとか絶対だとか、
僕に絶望を与えたいの?生きてても何もないさ。
だって悲しいだけ、虚しいだけ、切なくて、泣いてしまうだけだ。
僕は別にずっと一緒だよ、とか言うなって言ってるわけじゃないんだ。
ただ…、これを例えれば…そう、何か、
うーん、何て言えばいいのか分からないけど。
えーと…そう、僕が言いたいのは油断をするなということなんだと思う。
「愛してる」「側にずっといるわ」
「どこにも行かないで」「好きよ。ずっと前から、これからも」
そんなすんなり信じちゃうわけ?いや、僕は信じない。
ずっとなんてないし、永遠にもない。
君の言うとおり、どこにも行かないなんて出きるかな?
君はできる自信があるの?ねえ、聞いてる?

「できるよ。それは不可能なんかじゃないんだから」

信じたいのだったら信じればいいさ。
愛したいのなら愛せばいいさ。
人は信じないと生きていけないもんなんだから。
信じるものがない人は脆いんだから…。
そう、僕みたいに。君のこと……もちろん信じているよ。
当たり前じゃないか。
でも、君のために死ぬなんてそんなたいそうなことは出来ないよ。
だって、僕は脆い。弱い。下等な人間なんだから。
ねえ、どうすれば、永遠が生まれるのかな。
ずっとが生まれるのかな。
同じときを生きて、同じときに死ねば、永遠なのかな。
…って、そんな答えの見つからないしょうもないことをいちいち考えるんだ。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:tnt-irono
読者になる
Yapme!一覧
読者になる