【映画】テルマエ・ロマエU

May 02 [Fri], 2014, 15:20

【ココアのつぶやき】
基本的には面白かったですし、大いに笑わせていただきました。
ただ、あまりにも前作がインパクトあり過ぎたせいか、それとも見る側が慣れてしまったせいかは分かりませんが、大嵌りした前作のような感情には至らずと言った感じでしたかね。
まあ続編物としては及第点以上の内容だったと思いますし、前作が楽しめた人はまず楽しめる内容だったとは思いましたが、前作があまりにも衝撃的だったのでハードルを上げ過ぎたのかな・・・期待には応えたものの、期待以上とまではいかなかった印象です。

とりあえずやってることは前作と大体同じだったでしょうか。
前半は古代ローマと現代日本の文化の違いをネタにした笑いのオンパレード、後半はシリアスな史劇風ドラマ、笑いもスケールも前作より大幅パワーアップしていたので、基本的には大いに楽しんだのですが、多少マンネリ感を感じたのと、少々中だるみ感を感じた分、前作のような最初から最後まで大嵌り状態には至らなかったかなと・・・。

特に菅登未男の浪越徳三郎といか八朗の与作爺さんネタは、面白かったしインパクトも抜群だったのに、引っ張り過ぎたのが本当に勿体無かった。
ラーメン屋の白木みのるぐらいにしておけば良かったのに・・・でも、菅登未男といか八朗はこのシリーズに欠かせないザ・平たい顔族ですね。

それにしても、阿部寛のこのシリーズにおける演技は、芸術品と言っても過言ではないぐらい素晴らしいものがありましたね!
ローマ帝国をこよなく愛する真面目な男だからこそ生まれる笑い、カルチャーギャップ、今回も相当ツボに嵌りましたよ。
笑い過ぎて後半のシリアス部分が物足りなく感じてしまうのも、笑いを追求した結果ですから、ある意味致し方ないところなのでしょう。
上戸彩とくっ付きそうでくっ付かないあの微妙な距離感も、ルシウスっぽくて良いですね。
そもそも阿部寛と上戸彩ではカップル感がないですから、この配役は絶妙だと思いますよ。

ところで今回は、日本の風呂・温泉文化の素晴らしさも実感出来る作品となっていましたよね。
スケール感が半端じゃない古代ローマの情景もいいですが、私はやっぱり古くから親しみのある日本の温泉文化の方が好きだなぁ・・・って、やっぱり根っからの平たい顔族なんですかね。


評価★★★★☆


【あらすじ・解説】
ヤマザキマリの人気コミックを阿部寛主演で実写化し、大ヒットを記録したコメディ「テルマエ・ロマエ」(2012)の続編。斬新なテルマエ(浴場)を作ったことで一躍人気者になった古代ローマの浴場設計士ルシウスは、コロッセオにグラディエーターたちを癒す浴場を作ってほしいと頼まれ頭を悩ませる。そんな時、またしても現代日本へタイムスリップしたルシウスは、平たい顔族(=日本人)の山越真実と再会。そこで見た日本の国技・相撲にヒントを得て、グラディエーター用の新たなテルマエを作るばかりか、血なまぐさいコロッセオに平和的な雰囲気を持ち込むことにも成功する。しかし、和平路線を進める皇帝ハドリアヌスに反発し、グラディエーターたちの戦いを通して市民の好戦意欲を高めようと企んでいた強硬派の元老院は、ルシウスの存在が邪魔になり、さらなる陰謀をめぐらせる。阿部を筆頭に、北村一輝、宍戸開、市村正親ら古代ローマ人を演じる濃い顔の俳優たちが再結集。現代日本人を演じるヒロインの上戸彩らも続投。


2014年製作(日本)
監督/武内英樹
キャスト/阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親、キムラ緑子、勝矢、曙、琴欧州、菅登未男、いか八朗、松島トモ子、白木みのる、他


(劇場鑑賞)

【映画】パーフェクト・スナイパー

May 01 [Thu], 2014, 17:51

【ココアのつぶやき】
この映画は、舞台もタイでしたし、監督もタイの方でしたので、キャストこそハリウッド俳優が2人参加してはいたものの、ほとんどタイ映画を見ているのと変わらない感覚の作品でしたね。
まあタイ映画自体片手で数えるぐらいしか見ていませんので、何となくの感覚ですけど・・・。

正直、クオリティはそれほど高くない映画だったと思います。
しかも完全なタイ映画ではないだけに、せっかくタイを舞台にした映画なのにアクションの方もいまいち中途半端だった印象で、記憶にもあまり残らない映画だったかなと思いました。
日本では劇場未公開の映画だったので、まあこんなものだろうなと思ってはいましたから、特に落胆はしませんでしたが、やっぱりな感は否めませんでしたね・・・。

とりあえず私は無性にケビン・ベーコンが見たくなってチョイスした映画だったので、ちょっとチャラけた武器商人を、らしさ全快で演じていたベーコンを見れただけでも、見て損と言うことは無かったです。
ただ、パケ写や予告編ではW主演のような扱いだったのに、実際の主役は完全に殺し屋を演じたジャイモン・フンスーの方だったのが何とも・・・って、ありがちなパターンですけどね。

このジャイモンが演じた殺し屋の描き方が、少々微妙だった印象です。
殺し屋としてはちょっと抜けているし人情派過ぎ、でも、さすがはタイトルでパーフェクト・スナイパーと謳っているだけあって、自分の撃った弾は100発100中、敵の弾は絶対当たらない(当たっても死なない)・・・しかしいくらなんでもご都合主義過ぎでしょう。
それと敵キャラに存在感がなさ過ぎて、いまいち誰が誰なのかよく分かりませんでした。
タイの人身売買に纏わる話は、とても切なくて物凄く心が痛みましたけどね・・・。
必ずしも助けたからと言って救われる訳ではないって、切な過ぎる・・・。

で、普通にアクション映画なのかと思いきや、オチがまさかの!
殺し屋と行動を共にする美少女が、人間離れした可愛さを誇る美少女だったし、妙に演出が胡散臭いなとは思いましたが・・・まあ何気に私はこう言うのは全然嫌いじゃないのですが、駄目な人は徹底的に駄目でしょうね・・・。


評価★★★☆☆


【あらすじ・解説】
タイのプラッチャヤー・ピンゲーオ監督による初のアメリカ映画作品。出演はジャイモン・フンスーとケヴィン・ベーコン。犯罪の陰謀に巻き込まれた殺し屋をめぐる、アジアムード満載のバイオレンス・アクション。タイ・バンコク。殺し屋チャーチは娘をさらわれた男から犯人たちを殺害するよう依頼される。友人の武器商人ジミーに協力してもらい犯人グループを一掃しようとするが、実は犯人たちはギャングのボスと関係があり、チャーチとジミーは陰謀に巻き込まれてしまう。そんな時、チャーチはメイという謎の少女と出会うのだが…。


2011年製作(アメリカ)
監督/プラッチャヤー・ピンゲーオ
キャスト/ジャイモン・フンスー、ケビン・ベーコン、チランタニン・ピタックポントラクン、他


(DVD鑑賞)

【映画】天地明察

April 30 [Wed], 2014, 15:08

【ココアのつぶやき】
題材が地味な割りに長尺の映画だったので、見ようかどうかずっと迷っていた映画でしたが、見てみたら予想していたよりも全然楽しめる映画でしたし、前向きな気持ちにさせられるような感動もあって、なかなか良い映画でしたね。

暦を作るなんて、今までそれがどんなことなのか考えたこともなかったですが、こんなに大変なことだったのかと、この映画を見て改めて考えさせられましたよ。
これまでは当たり前に今が何年で何月で何日で・・・と過ごして来ましたが、これが出来るまでって、本当に簡単なことでは無かったんですね・・・。
まあ作ると言うよりかは正式には改暦したとなるのでしょうが、何十年にも渡り命を懸けて我々に暦と言うものを残す為に尽力してくれた安井算哲の人間ドラマには、とにかく感動させられました。

ただ最初は囲碁や算術や星などいまいち取っ付き難い話題のシーンが多かったので、これ楽しめるのかな・・・と、少々不安な思いも抱いたのですが、そこを各キャラクターをユニークに描くことで見る者をグイと引き込んでいくよう持って来る辺りは、さすが滝田洋二郎監督ですね。
正直難しいことはさっぱり分かりませんでしたが、人間ドラマに引き付けられたおかげで、十分作品を楽しむことが出来ました。

それにしても、安井算哲を演じた岡田准一はさすがの演技でしたね。
まともに刀を差すことも出来ない算術オタクの囲碁侍を、とても親しみのある魅力的なキャラに仕立てあげていたと思いました。
それから宮崎あおいが演じたえんの献身っぷりにも、心奪われましたね。
2人のラブコメ的なストーリーが、画的な地味さと題材に華を添えていた気がしましたよ。

まあほっておけない雰囲気を醸し出す算哲だったからこそ、えんだけでなくたくさんの人達が彼をサポートしたんでしょうね。
決して諦めず(いや、一度諦めたっけ)、権力にも屈せず、ひた向きに暦に人生を捧げたその姿は、本当に素晴らしかった。
地味ながら良い映画でしたね。


評価★★★★☆


【あらすじ・解説】
2010年第7回本屋大賞を受賞した冲方丁の小説を、「おくりびと」の滝田洋二郎監督が映画化。20年以上の歳月をかけて日本独自の太陰暦を作り上げていく天文暦学者・渋川春海の姿を描く。江戸時代前期、碁打ちとして徳川家に仕え、算術や星にも熱心な青年・安井算哲(後の渋川春海)は、4代将軍家綱の後見人で会津藩主・保科正之に目をかけられる。その頃の日本では、800年にわたり使われてきた中国の暦にずれが生じはじめており、算哲は保科から新たな暦を生み出すという一大計画の責任者に任命される。主演は「V6」の岡田准一。算哲の妻となるえん役に宮崎あおい。その他、中井貴一、松本幸四郎らが共演。


2012年製作(日本)
監督/滝田洋二郎
キャスト/岡田准一、宮崎あおい、佐藤隆太、市川猿之助、笹野高史、岸部一徳、渡辺大、白井晃、横山裕、市川染五郎、笠原秀幸、染谷将太、矢島健一、きたろう、尾藤イサオ、徳井優、武藤敬司、中井貴一、松本幸四郎、他


(DVD鑑賞)
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