吉本興業は16日、大崎洋副社長(55)が社長に昇格する人事を発表した。4月1日付。大崎氏は、人気お笑いコンビ「ダウンタウン」を育てたことで知られる。お笑い業界も景気悪化で先行きに不透明感が漂うなか、「エース級」の登板で本業の強化を図る。吉野伊佐男社長(66)は代表権のある会長に就く。
大崎氏は1978年に吉本興業に入社。80年代後半に、自らがプロデュースし、若者の人気を集めていた「心斎橋筋2丁目劇場」(大阪市)で松本人志さん、浜田雅功さんのダウンタウンがブレークした。その後、毎日放送のバラエティー番組「4時ですよーだ」などで人気を高めた2人のマネジャー的存在となり、東京進出に尽力した。
「ダウンタウンのごっつええ感じ」などの人気番組では、プロデューサーを務めるとともにしばしば2人と共演。自らも笑いのネタにして視聴率を取り、お笑い業界ではその敏腕ぶりは有名だ。
吉本興業の今年度決算は、タレント出演だけでなく制作まで請け負うユニット番組の売り上げや、CD・DVDの大型作品が低調で、売上高が前期比6.2%減の470億円、純利益は同61.0%少ない12億円となる見通し。順当とも言える今回の人事で、お笑い路線を強化する狙いだ。
吉本興業は「厳しい経営環境のなか、世代交代で経営体制の強化を図る」と話している。
吉野社長は、創業家一族と縁の深い林裕章会長の死去で会長、社長ポストが空席となったため、05年1月に急きょ社長に昇格した。渋谷区に「ヨシモト∞(無限大)ホール」を開設するなど東京進出を加速。大阪でも「京橋花月」を開設した。(篠塚健一、佐藤亜季)
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ダウンタウンも大御所になったよね。