N'夙川BOYS「プラネットマジック」

February 05 [Sun], 2012, 0:17


ベース奏者がいないのは「米シカゴブルーズ直系、って誰かがネットに書いてくれてたので、そういうことにしてますねん」とマーヤ。目の周りが黒いのは「アイラインがだんだん太くなりまして…。サングラスちゃいますよ」と笑わせる。

昨年、N'夙川BOYSの「プラネットマジック」を初めて聴いて以来、この曲がぐるぐると頭の中で鳴り響いている。なんなんだろうこのクセになる感じ。組み合わせの妙、ってやつかな。“ン しゅくがわボーイズ”と読む、人を食った様な名前のこのバンド、KING BROTHERSのマーヤとシンノスケ、そして紅一点のリンダからなる3人組だ。担当する楽器は気分次第で入れ替わるそうな。KING BROTHERSは10年位前だったかな、一度ライブを観る機会があって度肝を抜かれた事があったっけ。爆音で暴れまくる、最高にイカれた連中だったんだ。

N'夙川BOYS、遊びで始めたバンドなんだろうけど、なかなか面白いね。
リンダは可愛らしくってしかたがないし、相変わらずぶっ飛んでるマーヤも最高だ。ロッケンロールなシンノスケもカッコいい。みんな眩しいよ。



Sam Cooke『Twistin' The Night Away』

January 31 [Tue], 2012, 0:00


先日、Amazonでウィンドウショッピングをしていたら、見慣れたジャケットが出てきたので、何気なくクリックしてみた。3月にサム・クックの『Twistin' The Night Away』の国内盤CDが発売されるのを知っていたので、きっとそれだろうと思ったのが、モニタの新しいウィンドウに出てきたのは予想に反してトータス松本が近々リリースする予定のアルバムだった。よく見てみると、アルバムジャケット、中身共そっくりそのまま『Twistin' The Night Away』のカバーだそうだ。
過去にもサムの曲をカバーをしているのは知っていたが、アルバムを丸ごとカバーするとは何とも大胆な話だ。
下手したら、サムのファンから辛口な評価を下されかねない大仕事じゃないか。
このアルバムへの想いはトータス松本公式サイトのNewsの頁に綴られている。
彼は本当にサムのことが好きなんだな。
なんかカッコいいよ。

その中で彼はこのアルバムのことをこんな風に述べているのだ。

明るくて、華やかで、聴いているとどんどん楽しくなって、
もう何回でも聴きたくなる、そんな素敵なアルバムだ。


ホント、彼の言う通り。
アルバム『Twistin' The Night Away』は良い曲がいっぱい収録されていて、思わず踊りだしてしまいそうになる、そんな楽しいアルバムだ。サムのアルバムの中でも特にお薦めの一枚。権利の関係で中々CD化されなかったらしいのだが、昨年このアルバムを含むRCA時代のアルバムが輸入盤の8枚組ボックスセット『The RCA Albums Collection』として発売された。そして今回は国内盤が単品で発売される運びとなったというわけだ。トータスがこのアルバムを丸ごとカバーしたのは、いつまでたってもCD化されないことに業を煮やしたことがきっかけらしいので、彼の想いは空振りしたことになるのかもしれないが、結果オーライだろう。まずはこのアルバムが日本でちゃんとリリースされることを素直に喜びたい。



Sugar Dumpling
Somebody's Gonna Miss Me
Somebody Have Mercy
Soothe Me

John Lee Hooker『Sings Blues』

January 21 [Sat], 2012, 23:32


48年から51年頃にかけて録音されたジョン・リー・フッカーのキング盤。当時ジョン・リーは複数のレーベルにレコーディングをしていて、「Texas Slim」「The Boogie Man」「Delta John」など色々と名前を変えていたようだ。いくら名前を変えたところで、演奏を聴けばすぐに彼だとバレてしまいそうな気はするが、大人の事情がそうさせたのだろう。

ブルースを聴き始めた頃に初めて買ったジョン・リーのアルバムということもあって、ぼくのジョン・リーのイメージはこの『Sings Blues』で決定づけられた。音は良くない。でも、音の悪さがかえって怪しい彼のブルースの世界を際立たせているように思う。

一度聴いたら耳から離れないあの唸り声、コツコツと足を踏み鳴らす音、ダーティで力強い破壊的なギター。その頃聴き始めていたマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフも凄いと思って聴いていたが、このアルバムのジョン・リーも強烈なインパクトだった。こいつを聴き始めた頃、ロックもブルースも大して知りもしないくせに、ブルースに比べたらロックなんて可愛いもんだな、なんて思ったものだ。近藤房之介は「ブルースはハード・ロックよりもハード、パンクよりもパンク」みたいなことを言っていたらしいが、ぼくも全く同じことを考えていた。ブルースっていう音楽はいかがわしくて、ギラギラと黒光りしている、禁断の果実のような気がしていたのだ。本当は食べちゃいけないのに、つい手を出してしまうんだ。

なぜか従兄弟のアール・フッカーの曲が4曲収録されているいい加減さもブルースだ。
どうやら間違って一緒に収録されたらしい。



I'm Gonna Kill That Woman
Heart Trouble Blues
Slim's Boogie(Slim's Stomp)
Nightmare Blues

「Waltzing Matilda」と「踊ろうマチルダ」

January 11 [Wed], 2012, 0:10


先日放送された、NHKドラマ「とんび」の前編を観た。昭和の広島を舞台にした、なかなか面白いドラマだったのだが、今日はドラマの話じゃなくて、いつも通り音楽の話。
ドラマの本編が終わり、エンディングで流れていた歌に、ぼくは聴き惚れてしまった。アコーディオンをバックにしゃがれた声で歌われていたその歌は、どこか懐かしいけれど異国の香りが漂う、インパクトのある歌だったのだ。堤真一演じる昭和の父ちゃん的な主人公のイメージにぴったりの男臭い声。エンディングロールのクレジットにはこう書かれてあった。

主題歌 踊ろうマチルダ
    「箒川を渡って」

ん?踊ろうマチルダ?
これがアーティト名なのか?
調べてみると、踊ろうマチルダのホームページがあった。
Profileを見てみると、こう書いてある。

ツルベノブヒロのソロ・プロジェクト。
アーティストネームは、オーストラリアの古い歌「Walzting Matilda」が由来。
マチルダは荷物の意。「マチルダ(荷物)と踊る」というのは「放浪の旅をする」といった意味を指す。

あ、なるほどそういうことね。と妙に納得。
ところで、これをお読みのみなさんは「Waltzing Matilda」という曲をご存知だろうか?
トム・ウェイツが「Tom Traubert's Blues」の中で「Waltzing Matilda」の一節を引用しているので、なんとなく知っているという方も多いだろう。ぼくもその一人だ。この曲のことが気になったのでちょっと調べてみた。

・オーストラリアが発祥の歌で、同国を代表とする歌として国内外を問わず世界的に広く知られた歌
 である。
・ワルツを踊っているマチルダという女性のことを歌った歌ではない。
・ドイツ語でWalzeは古語で職人の遍歴の旅を意味していた。
・Matildaとはヨーロッパの30年戦争(1618年から1648年)のとき兵士に付き添う力強い女性たちの
 意味に使われ、後には夜を暖かく過ごす毛布の意味になったと言われている。

歌詞はこんな感じだ。

ある日、陽気なスワッグマン(Swagman, オーストラリア英語で放浪者の意)がビラボン(同じく三日月湖や大きな水たまり、沼の意)のそばに野宿していると、羊が水を飲みにやって来た。どこかの農場主の羊であるに違いないが、あまりにも飢えていた彼は捕まえて食べた。残りの肉はずだ袋に入れて、歌った。「Who'll come a-walzing Matilda with me?  誰か俺と一緒にマチルダワルツ(毛布ひとつで放浪)するやつはいないか。」
やがて、3人の警官がやって来た。「お前のその袋の中に、盗んだ羊があるだろう?」。捕まれば縛り首になることがわかっていた彼は「You'll never take me alive. お前らなんかに、おめおめ生きて捕まるもんか」と言って、沼へと跳びこんだ。
今でもその沼のそばを通れば、幽霊の歌声が聞こえるらしい。「誰か俺と一緒に放浪するやつはいないか?」と。
(Wikipediaより)

話を「踊ろうマチルダ」に戻そう。
YouTubeで動画をいくつかチェックしたが、アイルランドの音楽に影響を受けているようだ。ポーグスとかトム・ウェイツが好きな人は気に入ってもらえるかもしれない。
ドラマのエンディングに使われた「箒川を渡って」の動画を探したが残念ながら見当たらなかった。1月14日(土)夜9時から後編が放送されるので、気になる方はテレビをご覧ください。






↓もういっちょ、ミュージシャン同士の打ち上げとおぼしき場所で、ラフな雰囲気の中での演奏。
楽しそう〜。



「箒川を渡って」
箒川を渡って(ドラマバージョン) - NHK土曜ドラマスペシャル「とんび」オリジナル・サウンドトラック



後日、「箒川を渡って」がYouTubeにアップされたので貼付けときます。



Happy New Year

January 03 [Tue], 2012, 13:59


遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
明日から仕事なので、正月気分も今日まで。
今朝は久し振りにMemphis Jug Bandを聴いていました。
いつも聴いているわけじゃないのに、毎年正月は戦前ものが聴きたくなるのです。

あー、あともう2、3日はのんびりしたかったけど、現実は厳しいな。
まぁ、いいや。
今年もよろしくお願いします。



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