パニック障害の原因 

2004年07月03日(土) 2時18分

パニック障害は「気の持ちよう」や「精神的に弱い」などと思われがちですが、心の病気と言うよりも、脳機能障害、不安障害と言った方が正しいでしょう。パニック障害の患者はCT(?)スキャンで脳に異常が見られる、ということも聞いたことがあります。


遺伝するものなのか?

遺伝子レベルでははっきりしたことがまだわからないようです。
パニック障害になりやすいことに遺伝子が関係しているらしい、ということと、家族性が強く関係している病気、とも言われています。


脳内物質について(難しくてよくわかりませんので、かなり簡単に)

「青班核ノルアドレナリン」と言われている神経回路は、有害で危険な情報を察知すると、警報を発する装置の役目をしています。パニック発作はこの神経回路が過剰反応して起こるという説があります。
また、セロトニンの放出が促進されて起きるという説があります。
現在も研究段階でハッキリとした原因はわかりませんが、脳内不安神経の異常と言われています。


パニック障害をひき起こす物質等

イソプロテノール(喘息薬)
エストロゲン(ピルに含)
フェンフルラミン(食欲抑制剤)
プロゲステロン(避妊薬)
フルマゼニール
カフェイン
炭酸ガス
乳酸
ヨヒンビン
メタ・クロロフェニールピペラジン

※他のお医者さんにかかる場合は、パニック障害の薬を飲んでいることを必ず伝えましょう。歯医者さんの麻酔などでも動悸のようなものを感じる場合がありますが、発作が起きたと思って慌てないように。親切で、病気に理解のある先生なら、麻酔の前に説明してくれると思います。

予期不安と広場恐怖症〜続き 

2004年07月01日(木) 3時42分

広場恐怖症について。

@発作が起こることを怖がり外出ができなくなる。
「死んだりするのではないか?」、「気が狂ったりするのではないか?」、「人前でとり乱したり、倒れたり、奇声をあげて恥ずかしい思いをするのではないか?」、「他人に迷惑をかけてしまうのではないか?」「失禁してしまうのではないか?」
対人恐怖症も引き起こします。

A1人で乗り物に乗れなくなったりする。
パニック障害の人は物理的・精神的束縛状態になると、極度の緊張を感じます。

*電車や飛行機などすぐには降りることができない乗り物
*トンネルやエレベーター、などの狭い場所
*窓のない部屋などの閉鎖空間(映画館や、コンサート会場)
*高速道路、特に交通渋滞を恐れる
*レジなどの行列に並べない

私の安心できる場所は、すぐに横になれる「家」だけでした。自宅から離れた場所に行ったりすると不安でパニックになりました。
家でひとりきりで留守番をすることもできない時期があり「ひとりでいる」という不安からパニック発作を引き起こすことも多くありました。
付き添いがいないと、全く外出すらできず、完全な引きこもり状態にまでなって、うつ病を併発したのです。

初期段階から徐々に症状が進行していくのが普通らしいのですが、私の場合はこの全てが初期段階に現れました。あまりのショックと恐ろしさに「人生、終わった」と確信するほかありませんでした。

予期不安と広場恐怖症 

2004年07月01日(木) 2時35分

色々な書物などで調べましたが、私の「予期不安と広場恐怖症」の症状と一致する説明がなされているものは少なかったように思います。
人それぞれによって感じ方、症状の出方は違うと思いますので、私の感じた「予期不安と広場恐怖症」についてわかり易く説明します。

パニック発作は一度体験すると忘れることが難しい為、患者本人にとっては生命もしくは、精神の危機を感じさせるもののように感じます。そうなると「また発作を起こすのではないか」という恐怖感を常に持って生活するようになります。
これを「予期不安」と言います。

私の場合、この予期不安がさらに次の発作へのきっかけとなり、悪循環でした。普段の生活の中でちょっとした不安を感じるだけで、発作を恐れ、そのせいでさらに動悸や窒息感、を誘発し、その他の症状も現れることの繰り返しで、良くなるどころか完全に「広場恐怖」にも陥って行きました。

徐々に、という書き方をされているものもありますが、私の場合はほんの数日で予期不安広場恐怖症の状態になり、翌日からは摂食障害をも引き起こしました。

パニック発作の症状 

2004年07月01日(木) 0時08分

パニック発作時の特徴として下記のような症状が現れます。

強い恐怖または不快を感じるはっきりと他と区別できる期間でその時、以下の症状のうち4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、10分以内にその頂点に達する。

@動機、心悸亢進、または心拍数の増加
A発汗
B身震いまたは震え
C息切れ感または息苦しさ
D窒息感
E胸痛または胸部不快感
F嘔気または腹部の不快感
Gめまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
H現実感消失(現実でない感じ)、または離人症状(自分自身から離れている)
Iコントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
J死ぬことに対する恐怖
K異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
L冷感または熱感

アメリカ精神医学会が発行している「精神障害の診断と統計マニュアル」」(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)DSM-IVの診断基準によるもの。

私の場合、この全てがパニック発作時に当てはまりました。

初めてパニック発作に襲われると、死んでしまうのかと思える程のひどい身体症状と恐怖で、救急外来を受診する人が多いと言いますが、私もその通りでした。
通常の生活が全く不能になり、一歩も外へ出ることができない程最悪な状態でした。

パニック障害とは 

2004年06月30日(水) 19時08分

特別なきっかけや理由がないのに突然、動悸が激しくなり、息苦しくなって、めまいや冷や汗、やがて手足にふるえがきて心臓発作を起こしたのかと思い、このまま呼吸困難になってしまうのではないか、死んでしまうのではないか、とすごい恐怖に襲われます。

パニック発作はおきてから10分以内にピークに達し、30分〜1時間以内におさまるのが特徴です。

パニック障害患者のもつ不安は健常者が経験することのない病的不安です。
個人差もあると思いますが、「パニック発作」とはそれほど激烈なものです。

この病気はかつては「不安神経症」「心臓神経症」と呼ばれていました。
また、医師に診てもらうと「心身症」「自律神経失調症」「心臓神経症」「過呼吸症候群」というような病名が並びました。

これは「パニック障害」は古くから存在した病気でしたが日本では独立した病気として認められていなかったことにあります。

1980年にアメリカ精神医学会でその概念が公にされ、その後、1992年にWHOの国際疾病分類にはじめて「パニック障害」という病名で登録され、この時から病名を「パニック障害」として統一されるようになったのです。

国際的にも認知されてから「パニック障害」の臨床研究も進み、治療法もほぼ確立しつつあり、薬物の研究も進歩して数種類の新薬も発売されるようになりました。

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