今日、東京都日野市にある
東京都動物愛護相談センター多摩支所の見学に行ってきました。
今日は、犬の譲渡会があるというので、見学させてもらい、その後、施設の見学をさせてもらいました。
動物愛護相談センターというと、「犬猫の殺処分をしている場所」というイメージがどうしても先行してしまうのではないでしょうか。正直言って、わたしも、そんなイメージを抱いてしまっていました。(処分という言葉自体、好きではないですが・・・)
でも、今日の見学で、「百聞は一見にしかず」だと思いました。
動物愛護相談センターにやってきて、飼主が7日以内(東京都の場合。)に迎えに来なかった犬たちが、すべて殺処分になっているわけではなく、人への社会性などについてのテストを行い、これにパスした犬たちは、新しい飼主さんに譲渡されます。その、お見合い会のような役割を果たすのが、譲渡会なのです。
今日の譲渡候補犬は、5頭の成犬と、2頭の子犬でした。
譲渡会に参加した、飼主さん候補は、4組。
犬と実際にふれあい、3組の方が、犬の譲渡を受けることになりました。
担当の方のお話では、最近は、飼主さんのもとに帰る犬が増えているので、7頭の譲渡候補犬がいることも、東京では野良犬が減り、子犬が「拾われる」ことも減っているので譲渡候補犬に子犬がいることも、珍しいそうです。
このビーグルさんも、新しいおうちが見つかりました。
やさしい飼主さんと、幸せになってね。
今日、新しい飼主さんに出会わなかった子たちも、次の譲渡会に参加するか、それまでに、民間の里親探しをする団体に譲渡されることもあるそうで、新しい出会いを待つのだそうです。
譲受を決めた方々には、今日からの過ごし方、しつけやお世話についての講習がありました。叱ることは犬には分かりにくいし、飼主さんのことをキライになるかもしれないので、できるだけ叱らないといけない環境を作らず(ゴミバコはふたをし、スリッパは片付け・・・)、ほめてしつけましょう。分かりやすい説明があり、毎月1回開催されているしつけ教室のご案内もありました。
譲渡会の見学の後、犬たちが収容されている建物を見学させて頂きました。
マスコミの報道を通じて想像していた、「○日目の部屋」、「○日目の部屋」と何頭もの犬が一緒に収容されて1日経過するごとに部屋を移動していくという過ごし方ではなく、1個室に1頭の犬が入っていました。
これを見た印象は、ドイツのティアハイムや、アメリカのACCと似たような感じでした。床も清潔で定期的に掃除が入り、新鮮な水は常にあり、朝晩2回の食事がもらえるということでした。
動物愛護相談センターも、自治体により、施設により、状況は様々のようです。
わたしが抱いていたイメージはもっともっと悲惨なものでしたので、正直な感想として、もし、万が一、自分の犬が、いなくなってしまって、多摩支所に収容されて・・・・ということを考えたときに、もちろん、そんなことはあってほしくはないですが、でも、ここなら、保護される環境としては、悪くない、と思いました。
もちろん、収容場所は自治体によって異なり、収容頭数が多ければ、1頭あたりのスペースは少なくなってしまいます。
多摩支所では、個室をもらえていましたので、それだけ収容される犬が多くないということなんですね。
そして自分の犬が、ここにたどりついても、すぐに連絡がとれるように、やはり自分の犬には、首輪をつけて、鑑札、狂犬病予防接種済み票をつけておくことがなにより大事だと改めて思いました。
多摩支所には、ふれあい犬たちもいました。
ふれあい犬は、小学校で犬とのふれあいを体験してもらう動物教室を行うときに一緒に出かける、子どもたちにも優しい、人気者です^^。
ふれあい犬のいるグラウンドには、イラストで犬とのご挨拶の仕方が紹介されています。
欧米では、成犬をシェルターから迎えるという選択肢も一般的ですが、日本では、子犬から飼わないといけない、
成犬はしつけるには遅すぎるといった見方がまだまだ強く、成犬の譲渡は子犬と比べて時間もかかってしまいがちです。
自分自身のライフスタイルにあった犬を選ぶとき、成犬を家族に迎える、という選択肢があっても良い気がします。
動物愛護相談センターで殺処分になる犬がいることは事実です。
でも、他方で、東京都では、多くの犬が、飼主さんのもとに戻り、また多くの犬が新しい飼主さんと出会う場所でもあるということを知ることができたので、やはり、今日は見学に行ってきて良かった、と思いました。