研究員の悲劇17 

2007年06月14日(木) 9時47分
「気分はどうかね」


「…雨宮先生!」

「なんなんですか!?私はどうなってしまったのですか?知っているんでしょう!?」


「まあ落ち着きたまえ」

「力に目覚めたようだね」

「!?」


「詳しくは言えないが、君は力に目覚めた。まだ未熟だが…」


「教えてください!」


「…いいんだよ、それで。」


「は?」


「君はそれでいいんだ。あとは力をコントロール出来さえすればね。」


「なにを…」


「私はもう行くよ。君が目覚めたおかげで、事が予定通りに進みそうだよ。」

「フフ…」


「待ってください!!」


さっき力とやらを使ってしまったせいか、体に力が入らない。



クソッ、なんなんだ

研究員の悲劇16 

2007年02月24日(土) 12時16分
今、生きていることが不思議だ。

まだ少し息が切れている。

ますます混乱してきた。

あの生物は何だったのだろう?


なぜ私はあの生物を退けることができたのだろう?

あの力は一体…

研究員の悲劇・番外編 

2007年01月04日(木) 18時11分
いったいいつから私はこんな計画に携わることになってしまったのか。

思えば私はいつもそうだった。
すぐに流される性格
頼まれると嫌といえない性格
自分が悪くないのに責められても、反論できない

こんな自分が嫌いで、自分の殻に閉じこもり、誰にも心を開こうとしない自分

そんな自分が大嫌いだ。

でも、私は決めた。
この計画の全貌を彼に話し、全てを終わらせる。

彼は信頼できるのかはまだわからない。

でも少なくとも、今の段階ではあの男よりも信頼できることは間違いない。

あの男…

なぜ私はあの男の……

考えても仕方がない。

今は彼にどうやって事を伝えればいいか考えよう。

今、彼はここにいない。
もう少ししたら戻ってくるだろう。

彼に全てを伝えるためには彼のもっている"あれ"が必要だ。

"あれ"がないとこの計画を証明することができない。
彼には悪いが、少しここを離れることにしよう。

再び彼にあったときに信用してもらえるかどうかは分からないが、今はこうするしかない。

そしてあれを手に入れて再び彼に……

研究員の悲劇15 

2006年11月27日(月) 9時35分
少し眠り、起きた後に辿り着いたのは何とも単純な答えだった。

『ここでこうしていても何も解決しない。前に進まなければ。』


持ち物はほとんど持っていかれた。

今あるのは、ポケットに入れていたライターと少々のお金。

もっともこんな状況下では、お金などは何の役にも立ちそうにないが。

とりあえずここから出よう。

そして西の研究棟の方へ向かってみることにしよう。


しかし私は心の底にすこし腑に落ちない点があった。
なにかとんでもないものを見落としている、もしくは忘れているような気がしていた。

研究員の悲劇14 

2006年11月27日(月) 9時27分
そうだ。

彼は「この建物の中で出会う人物を信じてはいけない」という風なことを言っていた。

かといって、私をここに連れてきて、このような状況に置いた彼を信じるというのも癪な話だ。

彼のいう「信じるな」とは、彼自身のことでもあるのだろうか?

そうすると、彼女のことは信じても良いということにはならないか?

いや、今は何も考えたくはない。

少し休もう。

研究員の悲劇13 

2006年10月11日(水) 13時09分
私は彼女が眠っている部屋に戻ってきた。

いや、正確にはもうすでに彼女はそこには居なかった。

私は彼女がまだ遠くへ行っていないと思い、廊下を走った。

途中で何かに滑って転んでしまった。

バナナの皮だ。

なぜこんなところにバナナの皮が…

はっとした。

私は急いで部屋に戻った。
いやな予感は的中した。
私の荷物がごっそりと無くなっていたのだ。

彼女は最初から私の持ち物を盗むために近づいたのだろうか…


その時、あの人の言葉を思い出した…

研究員の悲劇12 

2006年09月28日(木) 13時44分
爆発音と黒煙の発生場所には多くの死体があった。

しかしよく見るとただの死体ではない。

それぞれの死体の一部分だけが異形の物になっているのだ。

あるものは鬼か獣のように恐ろしい爪を持っていて、またあるものは魚の鱗のような肌をしている。

そして死体のそばには、その死体が入っていたと思われる、ガラスケースの残骸が散らばっていた。


その時、ふと気付いた。
ガラスケースの数と、死体の数が一致しないのだ。

ガラスケースは奥に一つだけある大きいものと、大人が入れるくらいはあろう中くらいのものを合わせて25はあるのだが、どうみても死体は20しかない。


その時私は大方爆風でどこかに吹き飛ばされたか、粉々に散ってしまったかのどちらかだろうと思っていた。

研究員の悲劇11 

2006年09月25日(月) 8時40分
私は急いで爆発音がしたほうへ向かった。

その方角へ行くともくもくと立ち上がった黒煙が通路を塞いでいる。

このままでは先へ進むことができない。

そう思っていたが、どこかに通気孔でもあったのか、ものの二、三分で黒煙は引いていった。

私は恐る恐る黒煙が発生した場所の方へ行ってみた。

研究員の悲劇10 

2006年09月13日(水) 15時34分
あれから二日がたったが、今だにこの建物のすべてを調べることはできていない。

さらに彼女の体力が見るからになくなってきているのがわかる。

彼女は今、眠っているが、出会ったときに比べると威勢も無く、顔色も悪い。

このままでは彼女が危ない。そう思っていたときに少し離れたところで爆発音が聞こえた。

私は眠っている彼女を部屋に残し、見に行くことにした。

研究員の悲劇9 

2006年08月24日(木) 16時02分
私たちは話し合った結果、別々に行動することは危険だと考え、一緒に行動することにした。

彼女の話によるとこの建物のどこかに外部と連絡のとれる何かがあるはずだというので、私たちはそれを探すことにした。


最初はこの建物をでてしまったほうが安全ではないかと考えたが、建物の周りにはあらゆる外敵を侵入させないための装置が働いているらしい。

脱出するにしても助けを呼ぶにしてもその装置をダウンさせなければことは進まないということだ。


しかしこの建物はとてつもなく広い。

全館をくまなく散策するには最低でも二日間はかかるだろう。

私は大丈夫だが、彼女の体力がもつがどうかが心配だ。
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