November 30 [Wed], 2005, 23:22
高校の修了式。亜也が転校することを発表。担任は「がんばった池内に拍手しよう」などと言うが、クラスメートも盛り上がらない拍手だ。亜也は病気を告白する。「私の病気は治りません」から始まる。
「この体になってから気づいたことがたくさんある。そばにいてくれるだけで、家族ってありがたいんだなとか。そばにいてくれる友達の手がすごくあったかかったりとか」が一番胸に響いた。たぶん家族の映像と友達の映像が入る演出がいいから。この手の回想シーンの使い方はよくあるんだが、使うタイミングが大事だね。
「みんなとは生きる場所は違うけど、これからは自分で選んだ道で1歩1歩、光を見つけたいから。そう笑って言えるようになるまでに、私には少なくとも1リットルの涙が必要でした。だからもう私はこの学校を離れても何かが終わってしまうなんて、絶対に思いません。みんな、今まで親切にしてくれて本当にありがとう」と最後のあいさつ。
それで『1リットルの涙』か。視聴者が1リットルの涙を流すんじゃなくて、亜也が1リットルの涙を流したと。それならもっと亜也が泣くシーンがあったほうがよかったと思う。沢尻エリカは泣きの演技がなかなかうまいんで、より感動させられたはずだ。ちょっともったいなかったな。
亜也は教室を出て、瑞生が車いすを押して帰る。遥斗が走って追いかけると、まり、早希も続き、みんなが追いかけることになる。これは学園ものの別れのシーンでよくあるからオーケーだろう。しかし、そのあとのシーンが大問題だ。
みんなが2列に横に並ぶ(←偶然なんだろうけど)。そして遥斗が歌い出す。そう、亜也が指揮をしてみんなで歌ったあの歌だ。みんなも遥斗に続いて歌い出す。生物室の写真のシーンとここがつながるわけね。でもやっぱりみんなで歌うのはきついな。私はどうも好きになれない。
November 30 [Wed], 2005, 23:20
遥斗は亜也を追いかける。階段だ。遥斗がおんぶしてやる。そして車いすを押してしばらく歩くと、いつしか2人が最初に会った場所へ。レミオロメンの「粉雪」が流れるなか、粉雪が降ってきてと、効果的な歌の使い方になってる。どうも遥斗は話をせず、ただ車いすを押すだけだ。それしかできない心境なのか。
ついに泣き出す亜也。ハンカチを貸してやる遥斗。亜也は「何か言ってよ。ペンギンの話とか、この際作り話でもいいから、うそをついてももう怒らないから」と。遥斗は「何もできない。おれだってあいつらと同じだよ。おまえの病気知ってて、近くで見ていて、結局何もできなかった」と。遥斗も泣いている。
亜也は「そんなことないよ。いつも励ましてくれた。だれにも言えないような話を聞いてくれた。沈んでいるときに笑わせてくれた。そばにいてくれた。私がつらいときはいつも一緒にいてくれた。ありがとう、麻生くん」と。友達以上の関係だよな。まりに話せないようなことも話せたわけで。何よりも亜也は遥斗の前でだけ泣けるんだからさ。
理加の卒園式を池内家みんなで見にいく。帰るときに亜也は「私、この家族が大好き。だからみんながいるから、私、どこに行っても平気だと思う。養護学校に行くね」と決心した。このシーンも「粉雪」が流れていて、歌詞の「強く前に進め」の部分とぴったり合ってるわけね。
November 30 [Wed], 2005, 23:18
ここで担任が「みんなの意見はわかった。家族と相談して……」などと言う。そこで遥斗が「おまえら、ずるいよ」とついに口を開く。「あいつの前ではいい人のふりして親切にして。あいつがいないときに本当は迷惑でしたなんて、ずるいよ。嫌だったら、もともと親切になんかするなよ。面倒だ、疲れるって、あいつの前で言えよ。そしたらあいつ、きっとわかったよ、助けてもらわないですむ方法だって考えたよ」と。
さらに担任が「おまえの言いたいことはよくわかる。でも」と言うと、担任に向かって「おまえもだよ」と言う。「なんであいつより先に親に話しするんだよ。毎日直接顔をあわしているあいつに、なんで話を聞いてやんねぇんだよ。外堀を埋めて追い込むようなまねすんなよ。先生があいつときちんと向き合っていたら、あいつだってきっと自分で……」で亜也が外にいるのに気づく。
遥斗は怒りからの発言なので、ちょっと長め。担任に対して、クラスメートに対して、さらには自分に対しての怒りだ。前にも書いたけど、教師もののドラマじゃないから、担任はこんなもんだろうと思う。これでもまともな担任なほうだよ。クラスメートで亜也の味方は男子が多いような気がする。
遥斗がとてもよく亜也のことを理解してるのがわかる。でもそれだけわかっているんなら、もっと亜也のために何かできたのではないかと、自分に対しても怒っているわけね。そして亜也は教室に入ってきて「ごめんなさい。忘れ物しちゃって」とノートを取って、出ていく。
November 30 [Wed], 2005, 23:17
「第5回全国記述模試」の日。亜也とまりと早希の3人で行く。亜也は階段で足を滑らせ転落。後ろで支えていたまりが下になってクッションになった。まりは右手に包帯をするほどのけがをしてしまい、バスケの試合に出られなくなる。亜也はねんざして学校を休むことになる。
ねんざも治ったのだが「本当に学校に行っていいのかな」とか言う。それを聞いた亜湖がすばらしいことを言った。ここは泣いてしまったな。亜湖がもしもの話をしようとして言うのをやめたシーンがあったのだが、今度ははっきり言う。
「もしも私がいっぱい勉強して、もしも来年東高受けて、もしも受かるようなことがあったら、私が1年生で亜也ねえが3年でしょ。私、いっぱい手伝えると思うんだ。学校の行き帰りとか、何か困ったとき、いっぱい役に立てると思うんだ。そうしたら、お母さんも仕事やめないで平気でしょ。だから、もうちょっとだけ待ってよ。もうちょっとだけがんばってみてよ」と。
とてもいいシーンだな。亜湖の学力がどんなレベルかはわからないが、この話の流れからして、あまりよくない設定なんだろうな。少なくとも亜也のほうが学力は相当上という感じ。姉のために勉強をがんばるとかすごくいいと思う。たとえ無理でも、その気持ちがうれしいよ。亜也も泣きそうな顔して喜んでる。
亜也は教室にノートを忘れて取りに戻るが、教室では亜也について話し合いが行われていて、外で聞くことに。亜也のせいでいろいろ問題が起きてるので「このままでいいんですか」という趣旨。仲の良いまりに意見を聞く。まりは「亜也はいろいろ悩んで、でも必死ですごくがんばってるんだよ。ほんの少し支えてあげるくらい迷惑にならないでしょ」と泣きながら言う。まりの最大の見せ場だな。
仲の良いはずの早希は違った。「亜也が好きだし、友達だからやってるんだけど、でもたまに結構きついときもあって。私、勉強とか急にできるタイプじゃないし、部活もあるし、たまには朝寝坊したいって思うときもあって」と。はっきり迷惑とは言わないが……、って感じ。気持ちはわかるが。早希は時々迷惑そうな顔してるときもあったし。
November 30 [Wed], 2005, 23:15
生物室に亜也と遥斗。遥斗は卒業アルバム用に1年ごとに写真を集めておく係か。たくさんある写真のなかで、亜也が手に取ったのは、亜也が指揮をしてみんなで歌ったときの写真だった。亜也が特に印象に残っている写真ということなのか。まぁこのあとに出てくるシーンの前振りなわけだが。
写真を見ながら「私、卒業できるのかな」と言う。遥斗は亜也から写真を取り上げ、すごい勢いで話しはじめる。「先のことばっか考えてどうすんだよ、ばか。前におれに言ったろ、今できることをがんばるんだって。これからおまえがなにかがんばるたびに、クラスのアルバムにこういう写真がどんどん増えていくんだよ」とお説教だ。
必死な遥斗を見て、亜也は「どうしちゃったの、麻生くん。まるでいい人みたい」だって。これが遥斗と亜也の2人での生物室は最後のシーンになりそうだ。もっと見たいのにな。「この学校をやめたら、その時点で私の人生、何かが終わっちゃうような気がして……」と寂しいことを言う。「人生が終わっちゃう」とまで言われてしまうとつらいな。こういう話ができる相手は遥斗だけなんだよな。
潮香は家族に仕事をやめると言う。亜也と一緒にいる時間を増やすためだ。そうなると収入ががくっと減るので、池内家にとって心配事ではあるが仕方ないと。
遥斗の父親が水野を訪ねた。特に用事があるわけでもないのに。亜也のことが気になってのことのようだ。そして「患者のがんばりに勇気をもらうことが多い。私にできることがあったら、いつでも言ってください」と言って去っていく。亜也のおかげで遥斗が変化したのは事実だから、遥斗の父親も亜也のために何かしたいという気持ちになったのか。それとも医者として当然のことを言っただけなのか。
瑞生は車いすを見にいった。電動車いすを買ってやれば、亜也が楽になるから。ネオ−P2なる電動車いすの値段は42万円で、予備バッテリーは3万円。15kmの移動が可能らしい(予備バッテリーを使えば20km)。池内家ではとても買えない値段だ。一応国から補助金も出るらしいが、こういうところにもっと税金を使うべきだと素直に思ったよ。