アイドル 

2008年08月05日(火) 0時08分
perfumeかわいいよぱふゅーむ
しかしのっちが好きだ

幼なじみもの 

2008年04月23日(水) 16時46分
「鈴木センパイっ!おはようございまぁす」
「おはよー」
「髪の色変えたんですか!?」
「うん。よく気付いたねぇ」
「似合ってます!!」
「はは、ありがとー」

――ここでにっこり笑顔を一発。そら来た。まったく、バリエーションのない奴だ。
ヤツが笑いかけたきり下駄箱の前で固まっている女子3人組を振り返って、「はぁ…」とため息をつくのはいつも俺の方だ。試しに心の中で呼びかけてみる。君たち、そんなところに立ちんぼじゃあ通行人の邪魔だぜ。もっとも、彼女たちにとっては俺なんて眼中にはないんだろうから、口に出してみたところで「あんた…誰?」とでも言われるのがオチだ。女の子たちの目は、いつだって俺の横にいる『鈴木センパイ』しか捉えていないんだから。

「あーあー、顔真っ赤。あの子たち」
「はは、かわいーよねぇ、みんな。――はい、紺太の」

今だに背中に後輩達の熱い視線を受けながら気にする様子もなく、そいつはひょいと俺の上履きを取り出した。ごく自然に。
(こいつも毎度毎度、よせって言ってんのに……あ、今日は言ってないか)

っていうか断る暇なんてなかったぞ。こいつ、俺に文句言わせないようにだんだん一連の動きが素早くなってきてやがる。
――確かに俺の靴箱は最上段にあるし、俺は男子にしては背が高い方ではない。でも、別に届かないわけではない、…当たり前だけど。女の子じゃあないんだから、こいつにそんなことをしてもらういわれは全く、これ…………っぽっちも!ないわけだ。
俺がぶちぶち言いながら上履きを履いている間に、ヤツは前屈みになって最下段にある自分のシューズを引っ張り出していた。長い足はこういうときだけは持ち主の邪魔をするらしく、大分窮屈そうに見える。
俺がじっと見ていることに気付いたのか、男は少し慌てたように上履きを引っ掛けて――かかとを踏んでいるもんだからこの表現が一番正しい――「お待たせ」と笑った。まったく、今日もいい笑顔だよ。

くっきり二重の少し垂れた目。厚めの唇はちょっと上向きで、そこがまたエロい。ゆるくウェーブのかかった長めの髪は痛み知らずのハニーブラウンだが、今は朝日に照らされてブロンドのように見える。
身長も高い。特にスポーツをしている様子はないのに、まるで彫刻のような筋肉の付き方をしている。その割に細身なもんだから、全体的には動物みたいなしなやかさを感じる。

悪い癖か病気 

2007年11月09日(金) 11時55分
髪の毛は意外と柔らかい

目は切れ長。まつげはやはり長くて耳の形がいい。指は?…ああ、おれよりちょっと細いな。二の腕。最近ジムに行ってるか?ちょっと太った?

「……環」
「どうした?」
「何をしている」

何って、お前に触れている。
そう言うときれいな瞳が少し揺れる。予想通りだったが間近で見るとやはり魅力的だな。言葉に出そうか迷って、結局上の台詞は封印することにした。今日はね。そんなことを言いに来たんじゃないんだよ。鏡夜。

ソファの上に鏡夜。の上におれ。眼鏡なんてとっくに取り払っている。昼間なのにカーテンを閉め切っているせいで、いつもの音楽室なのにだいぶ倒錯的だ。悪くはないよな?

「鏡夜はさあ、どこ触られるのが嫌い?」
「は?」

んー。このへんとかは?「環」少し焦った声。違うだろう?別におまえに一泡吹かせたいわけじゃないんだ。

気付いているかな。お前の鎖骨に触ってる、この指の意味。

「いい加減にしろ、環」
ああ、

「……わかっちゃった?」
「お前の考えることなど」

たかが知れている。俺の体を押しのけながら小さく吐き捨てた鏡夜の呆れた顔。

「安心した」「どうかしているな」間髪入れず即答。そうさ、どうかしてるんだ。おれもお前もね。

「お前は真性のマゾヒストだな」自分でも思うよ。
「おまけに馬鹿だ」手の付けられないほどのね。

仕方ないんだ。と言うのは嘘だけど、

お前が優しければ優しいほどこわいよ。底無し沼に嵌まる様に、暗い穴に吸い込まれる様に。

「あんまり甘やかすな」

眼鏡を掛け、床に落としてあったブレザーの埃を掃う。二度。ようやくこっちを見る。できれば。冷たい瞳がいいなあ

「できない相談だな、」

ああ、鏡夜が怒っている。おまえの、底冷えのするこの目を待っていたよ。おれたちは決定的に意志の疎通ができていないがお前は気付いているだろう。俺がどんなにこわがりか。おまえを怒らせて、激情に触れて始めて安心するよ。おまえがそのたび傷ついていると知っていても。







サーセン
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