朝ドラに井上真央「驚きました」予想外の“大物”起用。アクアクリニック 布施 信彦 医師 

August 12 [Thu], 2010, 12:42
8月12日8時0分配信 スポーツ報知
 女優の井上真央(23)が来年度前期のNHK連続テレビ小説「おひさま」(来年3月28日スタート、月〜土曜・前8時)のヒロインを務めることが11日、発表された。朝ドラは新人など若手注目株が抜てきされることが多く、実績十分の井上の起用は極めて異例。東京・渋谷の同局で会見した井上は「半分、あきらめモードだった。驚きました」と小さい頃からの夢がかない大喜びだ。

 ヒロインの名前が読み上げられると、会見場がどよめいた。予想外の“ビッグネーム”の起用だった。

 一番びっくりしていたのは井上真央、本人だった。「新人の登竜門で、オーディションも難しいというイメージだった。私にはもう声が掛からないと思っていて、半分、あきらめモードだった」と告白。「えっ!と驚きました。実感なく、ここにいます」とはにかんだ。

 小さい頃から朝ドラのヒロインはあこがれだった。「漠然と、いつかできればいいなと思っていた」。最近では「ちりとてちん」(2007年)を一話も欠かさず見た。「大変そうだなという印象。一人の人物の人生をずっと歩んでいくので、体力も精神力もないとできないと思っていた」と振り返った。

 ドラマは長野・安曇野と松本が舞台。戦争を挟んで教師からそば店の職人に転身し、人々を「おひさま」のように明るい笑顔で照らした「須藤陽子」の人生を描く。2001年の朝ドラ「ちゅらさん」を手掛けた岡田惠和氏のオリジナル脚本だ。

 朝ドラは将来性豊かな新人が起用され、その後、実力派女優として羽ばたくことが多い。井上は対照的に数多くのドラマや映画に主演しており実績十分。若手の中ではトップクラスの一人だ。

 小松昌代チーフプロデューサー(CP)は起用理由について「大切なのは笑顔。真っすぐな笑顔を持っている方は井上さんしかいないと思った」と説明。16歳の女学生から30代の母親まで幅広い年齢層を演じるため、「安心して託せる方ということで実績のある人だったというのもある」と付け加えた。豪華なキャスティングに、小松CPと岡田氏は「名作の予感がする」と声をそろえた。

 台本を読んで役のイメージを膨らませているという井上は「不安やプレッシャーはあるが、それをぬぐってくれたのが脚本。1週目からボロボロ泣いた。早くこの世界に飛び込みたい」。昨年の映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」で“封印”を宣言していた制服姿も披露するという。

 過去に藤山直美や宮崎あおいの起用例はあるが、新鮮さを生命線のように続いてきた朝ドラヒロイン史から言えば、違和感を覚える視聴者は多いに違いない。

 近年目立つ、視聴率低下。放送中の「ゲゲゲの女房」は大健闘だが、03年「てるてる家族」以降、平均視聴率はいずれも10%台。30〜40%台が当たり前だった60〜80年代を考えれば、時代の変化とともに朝ドラも大きく変わるための決断を迫られている。新人女優をゆっくり育成する余裕などない、というのが現実だ。

 井上は「子役は大成せず」の言葉もはね返し、ドラマも映画もヒットさせてきた。朝ドラ“復権”へ。新ヒロインにのしかかる期待と責任は大きく、重い。

 ドラマは来年7月24日の地上デジタル放送(地デジ)完全移行を意識して制作される。「ゆったりした景色の中でやりたいと思った」と小松CP。よりクリアな映像を届けることが出来るため、安曇野や松本でのロケを通常より多く予定。10月にクランクインする。

 ◆井上 真央(いのうえ・まお)1987年1月9日、神奈川・横浜市生まれ。23歳。5歳で子役デビュー。99年からTBS系昼ドラ「キッズ・ウォー」シリーズに出演。05年、TBS系「花より男子」で連ドラ初主演しブレーク。08年、映画「花より男子ファイナル」で映画初主演。明大文学部卒。血液型O。
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