ブログ設立にあたって 

2006年08月20日(日) 20時01分
はじめまして管理人のスコーピオンキングです。このブログでは主に小説を公開しようと思うので楽しみにしてください。尚、全ての小説はフィクションです^^

青い空 第1話 

2006年08月20日(日) 20時12分
エピソードT『異国の世界』


 僕の名前は清水翔。
 世界で最も早く日付が替わるキリバスで生まれた。僕の母親は十歳まで、女手一つで僕を育ててくれた。そのため僕は、父を知らない……。
 だけども僕は寂しくはなかった。
村の皆は僕に優しくしてくれたし、僕のために家まで作ってくれた。そんな幸せな日々を送っていたが、ある日、僕の運命を変える出来事が起こった。
とある日本人がキリバスの僕の村を訪れたのだ!その日本人はキリバスに短歌を作りに来たらしい。名前は忘れてしまったが白髪でおでこが広いのが特徴的だった。僕は自分で作った落とし穴にはまって出れなかったところをその日本人に助けてもらった。



青い空 第2話 

2006年08月20日(日) 20時15分
S「助けてくれてありがとう」
翔はホコリを掃いながら言った。
 「いや×2、礼には及ばないよ・・・・あれっ?君はっ?」
日本人は驚いたように翔の肩を掴み、顔を覗き込んだ。
S 「あ、あの〜?」
 「君!名前はなんと言うんだいっ?」
S 「翔です(汗)」
 「翔というのかっ?」
S 「・・・・」
 「まさかとは思うが顔もよく似ている……。翔、君に日本人のお父さんはいるかい?」
S 「はぁ・・・・もしかすると」
なんとなくやる気のない翔。
 「私は君のお父さんを知っている」
S 「えっ本当ですかっ?」
ほこりを取りつつも相手を見ないように下を向いている。
 「あぁ、ついてくるかい?」
寺・・おっと日本人は珍しく爽やかに聞いてきた。
S 「え〜、ん〜と……」
翔は唸って下を向いている。
 「じゃぁ質問を変えよう、君が好きな果物は?」
S 「メロン」
 「メロンかぁ、じゃぁメロンを腹いっぱい食べて(というのは冗談で日本に行ってお父さんに会いにいって)みたいかい?」
子供にとってはこの上ない甘い誘惑だ。
S 「はい!」
すばやく翔は答えた。
 「よし、では行こう」
 こうして翔の旅は幕を開けた。胸にはメロンという期待も残しつつ。
しかし、まだ彼はなぞの影に気づいてはいなかった。

青い空 第3話 

2006年08月20日(日) 20時18分
 ここは寺・・・・日本人の船の中。
 「これから行くのは君の知っている日本という国だ。そしてメロンではなく、はじめに言ったとおり、君のお父さんに会いに行くのが目的だからね」
S 「はい、わかっています」
もう後戻りのできない翔にとって、もうこれしか言いようがなかった。しかし、彼は父に会うことを強く望んでいることは分かってほしい。
S 「後どのぐらいで日本につくんですか」
 「う〜ん。そうだなぁ、あと三日くらいかな」
日本人は夕日をバックに言った。夕陽が二つあるように日本人の額は本人が確認できないほどまぶしかったが、憧れの日本に近づいていることに翔はうれしくなった。
S 「お父さん・・・・僕、もう少しで行くからね」
 「ヴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン」
突然あたりに騒音が鳴り響いた。そのけたたましさは寺・・日本人の髪を白くさせるほどであった。
 と、前方を見ると巨大な塊が行く先を塞いでいた。それは翔の友であり、一種の幼馴染である、鯨の『ミリ』だった。(ミリはたいていの人と話せる、ちなみにミリとはミリメートルの略である)ミリは、船に近づいてくると、甲板で腰を抜かして、失禁寸前の翔に話しかけた。
 「やぁ、翔じゃないか。いったいどこに行くんだい?」
S 「・・・・に、日本」
突然の訪問者に驚きを隠せない清水。
 と、その刹那、ミリは自分の大きさを考えないで近づいてきたため、船は崩壊してしまった。かろうじて助かった清水たちは、ぷかぷかと浮かんでいた。
 「わ、私の船が……」
S 「大丈夫、君のせいじゃないよ」
先ほどの自分はどこへやら、興奮気味のミリをなだめるかのように言った。
 「う・・・・ごめん。お詫びに僕が日本まで送っていくよ」
そう言うとミリは海に浮いていた翔と日本人を背中に乗せた。
S 「ありがとうミリ」
 「じゃあ、行くよ」
二人を乗せたミリは太平洋を日本に向かって進んでいく。太陽はすでに沈み、一番
星が空に輝いていた。☆
清水を見送るかのように……
 「私の船が……」

青い空 第4話 

2006年08月20日(日) 20時35分
二日後
 ミリは勿論、日本を知るわけもなく、一行は極寒の地『ロシア』へたどり着いていた。
 「さぁ、ここが日本だ」
 ミリは大きく勘違いをしている!無論、翔も日本を知らないため、初めて訪れた偽りの日本に親しみを覚えていた。
 「ん、できました。みぞれ降る 極寒の地のミリに読みし ツルゲェネフの物語かな と」
新しい歌によっている日本人、翔はふと目的を思い出した。
S 「そうだ、お父さんは?」
 「う〜ん、ここはどうやら日本ではないようだ。第一、寒すぎる」
S 「じゃぁ、ミ・・・・」
と言いかけて止まった。ミリがいないのだ。
 こうしてミリに置いていかれた二人は極度の寒さに気づき、ひとまず服や民家を探して歩き始めた。
 しかし、手足がかじかみ、思うように動かなくなっていた。日本人も寒そうに見える。ところがどういうことか翔のお腹の辺りは温かさを残していた。どうやら、翔の他人よりも豊富にある脂肪が、寒さを防いでいるようだ。しかし、いくら腹が温かくても足は進まず、翔は朦朧とした意識の中で雪の中を歩いた。
S 「も、もう無理だよ〜」
ついに翔は根を上げてしまった。
 「あきらめるんじゃない!君があきらめたら、お父さんには会えないぞ!」
S 「でも・・・・ちょっと・・・・」
 「君の決意はその程度のものだったのか?」
S 「?!」
日本人の言葉が僕の胸を打った。
S (そうだ、僕はお父さんに会うためにキリバスを出たんだ、こんなことじゃキリバスに残したお母さんや友達に顔向けできない!)

青い空 第5話 

2006年08月20日(日) 20時37分

 そのころキリバスでは・・・・
村人A「最近カケルの奴いなくない?」
  B「なんか、日本に行くとかほざいてたよ」
  A「ふ〜ん」
  C「どうも最近、ストレスが溜まっていると思ったら、カケルをイジメてないからかぁ」
  B「そうそう、アイツはストレス解消になるよね」
  C「アイツそれでも遊んでると思ってるし」
  A「でも、はっきり言って、アイツもう帰ってこなくてよくない?」
  C「あ〜、確かに」
  B「どうせ今頃海で溺れてんじゃない」

 再び清水翔へ、
S 「なんだか力が湧いてきた、キリバスの仲間が応援してくれている気がする」
 「そうだその調子だ!」
そして二人は歩き出す。一歩また一歩と・・・・
 少し書くのは遅れたが清水の服装は、キリバス伝統(清水のみ)の葉っぱ一枚という格好だ。ちなみに日本人は防寒コートを三枚重ね着していた。しばらく歩くと、前方に家らしきものが見えてきた。
S 「あ、あの光は」
 「ん〜、人がいるかもしれないね、行ってみましょう」

青い空 第6話 

2006年08月21日(月) 20時38分
 二人が近づいていってみると、そこには家があった。
 『〜TANAKA〜』
「ピ〜ンポ〜ン」
多少のためらいはあったものの、日本人はベルを鳴らした。
?「はぃ×6」
少し濁音の混じった六つの声がいきなりハモリを聞かせてくれた。その声の正体は、妙に背の高い、まるでコピーしたような六人の兄弟であった。年の上から『健一』『健次』『健三郎』『健子(し)』『健児(こ)』『建武』というらしい。皆本当によく似ているが、腕につけているバンド形のブレスレッドの色が皆違う。
 「この子はほとんど何も身に着けていませんし、私たち二人は休む場所もありません、よろしければ見返りを目当てに助けてもらえないかな?」
六人「もち♪」
 こうして二人は一時的に助けてもらうことになった。
 「ところで、その腕につけている赤・緑・青・黄・ピンク・黒のそれぞれ違うブレスレッドは、何を意味しているのかね?」
すると、突然周りに異様な雰囲気が漂いだした。
青「ふ・・・・このブレスレッドは俺たちの宿命の証なんだ」
 「宿命?」
黒「俺たちは倒すべき奴がいるんだ」
赤「そいつはヘッドスパークカンパニーのボスなんだ」
その時、日本人は驚いたように目を見開いた。
 「・・・・少し気分が悪い、トイレを借りるよ」

青い空 第7話 

2006年08月21日(月) 20時42分
S 「へぇ〜」
暖炉の前でいつの間にか解凍されていた翔は、興味津々に聞いていた。
S 「それで、何でブレスレッドなの?」
黄「特別だから見せてあげるわ」
彼らは急に立ち上がり何かを念じた。すると、ブレスレッドの中から服が飛び出しいそいそと着替え始めた。胸の辺りには大きく『タ』と書かれている。
ピ「これは父がハイテクノロジーを駆使して、私達に残してくれた最後の希望なんだ」
緑「このほかにもいろいろと機能は備わっているけど後々のお楽しみだ(笑)」
青「ってお前それ裏表逆!」
黒「あっ、本当だ。これじゃぁ裏タナカスーツだな、はははは・・・・」
赤「これは一応極秘なんだけど、君だけに教えるよ!ほかの人には教えちゃだめだよ」
S 「うん、わかった〜」
清水は大きく首を縦に振る。
  
タナカスーツ
注。飛行不可

武器 ラ〇トセイバー(等身大?プラモ)
・おたま     
・フライパン     
・たわし     
・ストラップ付携帯      
 ・マイク
   ・軍手(パワーグローブ)

S (かっこいいな〜)
清水は内心、この六人に憧れを抱いた。十歳の少年にとって変身するヒーローは誰も
が夢見る憧れの象徴である。そんなヒーローが目の前に現れたのだから、当然である。
S (やっぱりこの人達、強いんだろうな〜)
清水は六人に期待の眼差しを送る。
黒「さ、そろそろ元の姿に戻ろうかな・・・・(逆だし)」
S (もう戻っちゃうのか・・・・戦ってるとこ見たいな〜)
?「フハハハハハハ!!」
その時、部屋に笑い声が響く。そして突然部屋の明かりが消えた。
六人「だ、誰だっ?」
 

青い空 第8話 

2006年08月21日(月) 20時52分
その時、部屋に笑い声が響く。そして突然部屋の明かりが消えた。
六人ハモリ「だ、誰だっ?」
「フハハハハハ・・・・ゴホッ、ゴホッ」
そして部屋に明かりがつく。声のほうを見ると、そこには・・・・
六人「まぶしすぎる」
太陽のような輝きを頭に宿し、アロハシャツとサングラスを身に着けた、四十〜五十代ぐらいの男が立っていた。
「ゴホッ、ゴホッ・・・・貴様達があの男の息子だったのか」
男は咳をこらえつつ、六人を見て語る。
「あの男の息子達はすでに死んだと思っていたが、こんな辺境で生き延びていようとは」
赤「俺たちの父のことを知っているのかっ?オマエはいったい・・・・」
「ハハハハ・・・・ゲホゲホッ・・・・私はマナブ!ヘッドスパークカンパニーのボスだ!」
黄「何っ?じゃぁオマエが私達の父さんを・・・・」
六人に緊張が走る。自分達の宿敵が今、目の前にいるのだ。
マ「アイツは馬鹿な奴だ。マ〇ケンに対抗しようと、ゴージャスな服を大量に購入したのだ。しかも組織の金でだ!これが許されようか、いや許されない(反語)」
ピ「うるさい!」
ピンクが男に飛び掛る。手にはラ〇トセイバーを持って。
ラ〇トセーバーは男の体を一刀両断・・・・するはずだった。しかし、ラ〇トセイバーは男の顔面で止まっていた。
ピ「なにっ?」
マ「甘いな」
男は俳句を書くための紙でラ〇トセイバーを受け止めていた。男の気によって硬化された紙はト〇ザラスで買ったラ〇トセイバーよりも強固だ!
マ「女だからとて容赦はしません」
ピンクはことごとくはじき返されてしまった。と次の瞬間、マナブは忽然と姿を消してしまった。そして鳴り響く深みのあるリズム・・・・

すーりすーりすーりすーり……

六人は多少の恐怖を覚えながらも、音源を探し回った。
緑「いたぞ!」
第六感においてはタナグリーンの右に出るものはいない。他を探しに行っていた仲間が駆けつけてきた。
マ「おっと、見つかってしまいましたか。しかしこれで完成ですよ・・・・フフフフフ」
なんと彼は墨をするためだけに、わざわざ本棚の張りぼてまで用意していたのだ。
マ「さて行きますよ」
 彼は二本の筆を自在に操り、六人の額に『肉』の文字を書いていった。軽やかなステップと共に心も肉も揺れているようだ。
マ「それは呪いだ」

青い空 第9話 

2006年08月23日(水) 20時59分
マ「私の墨はあの秘墨『残黒(ざんこく)墨』そこいらの洗剤では落とせる代物ではない。二日間はその醜さは消えないだろう」
六人「こ、こんな屈辱は初めてだ」
マ「フハハハハハ・・・・(よし、今度は咳をしなかった)それではまた会おう!」
と、一枚の紙を残して去っていった。

「小童(こわっぱ)がさえずり倒る雪の地でそれ六人の一ヵ月後なり」

S (ぼ、僕は何をすればいいのかな・・・・とりあえず)
翔は、屈辱のあまり気を失ってしまったヒーローたちを看病するため、タオルの代わりに、ティッシュをそこら辺にあったよくわからないもので濡らし、それぞれの額にかぶせていった。
 「ふー、スッキリしました。おや、どうしたのですか?」
倒れている六つ子たちを見つけた日本人は不思議そうに尋ねた。
S 「え〜っと」
翔は今まであったことを話した。
 (ん、もしかするとあのティッシュの色は……。しかし、こんな少年にできるわけがない。あれはとても微妙な配合だからな)
P R
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