売らない占い
2009.03.16 [Mon] 23:47

飲みに行った流れで、占い師がいるバーにつれってもらうことになった。
そこのバーテンダーには「観える」らしいってことで。

日頃から占いは信じないようにしている。
と心がけながら、チェックはする。

雑居ビルの奥の奥。
入り口のドアは私の身長でも頭がつっかかりそうな狭さ。
五席ほどしかないカウンターだけの暗い店内。
五分刈りの肌のつやがいいバーテンダーでありオーナーであり
唯一の店員であり、イエス、占い師でもある(年齢は70代ぐらい)が
客の調子を「観て」、その人に合ったカクテルを出す。

私には、緑色したカクテルが出された。
なのに、グラスは琉球ガラスのコップというこの不釣り合いさ。

中身はアルコール度数が強くて、
脳の機能が鈍くなってきたあたりで、
始まった。

願ってもなかったけど、
いわゆる「透視」が始まった。

「無理してる」
「もっと弱い自分だして」
「二面性がある」
「今のうちにエネルギーを爆発させないとあとの祭りだ」

きゃー。どれもこれも漠然。

そしてこう付け加えた。

「恋でもそう、仕事でもそう」

ってそのまんまじゃないか。どっちにもとれるような
当たり前を言う。
両義性ってこういうことだ。都合がよすぎるわ。

目の前に出された濁った緑の液体の曖昧な色加減が
占いそのものだなと思いながら、
それ以上手が進まなかったので、
ビールに切り替え、さっぱりした気持ちで店内を出た。

そこの占い師によると、
「観て」もらいたくて、遠くは鹿児島から駆けつけるファンもいるそうだ。

ということで、
もしどんなアドバイスでもいいから欲しいというかた、
魅惑の占いバーに連れて行くよ。

アドバイスそのものより、そのへんてこりんなカクテルやら、店内の雰囲気やら、
オーナーの話が笑いにすり替わって、あなたの頭に届くはず。

ミックスナッツを出してくれたが、
それぞれ別のビンに入っているナッツをボウルに合わせていれる
手さばきが、ちょっとやりすぎにも見えたな。
ナッツ出すのにそこまでかっこつけるなら、
酒のクオリティを高めよう。って。
 

男と女と卵料理
2009.02.28 [Sat] 23:16

卵が好きだ
食べ方もいろいろ
卵焼き、目玉焼き。スクランブルエッグ。卵かけご飯。
半熟もいいし、完全なゆで卵もいい

完全に火を通すのもいいし、途中で火を止めて半熟にするのもいいし、
生って方法もある。ぬるま湯でぐつぐつで温泉卵っていう手もある。

火加減が大事だ。
タンパク質は、熱を加えると固くなる。冷やすと元に戻るか?って、そうじゃない。
質そのものが変わってしまう
やり直しが効かない

温度の変化で、水になったりお湯になったり、氷になるような、単純さがない。

卵料理は難しい。コンロを止めるタイミングだ。

卵、調理する人、出来上がる料理
それは、男、女、それをつなぐ恋愛に似てる。

おいしい卵料理にしようと、
火加減や調理法なんかを考える。

熱し過ぎもよくない、
だからって弱くてもちょうどいいタイミングを逃す。
再加熱なんて、なんの役にも立たない。

おいしい卵料理になるためには、
卵の質か、料理人の腕か。
卵の中身は、殻を割るまで分からない。

厄介だけど、
卵が好きだ。
 

2009
2009.01.05 [Mon] 11:45

開けました。新年の扉。

明けました。2009の夜明け。

元旦早々全国のトップニュースをにぎわせた
断水。その震源地で正月を迎え、、

「家族水入らず」とかいう苦いギャグも、
水ないととても笑えない。
風呂桶に溜めたり、断水開始の予想時間前に、
シャワーしたり、皿洗ったり。
仕事も忙しかったので、家で過ごす時間が少なかったのが幸いだったわ。

世の中便利になりすぎると大変。
有事のひずみが大きすぎる。


2009年。
環境問題、派遣切りに見える景気の動向。
社会的にはグレー色だけど、
個人的には、面白くいきたいです。
他の色がどうであれ、ここには赤でも、黄色でも、みどりでも塗ってあげましょう。と。

水のありがたさを一番教えれそうな一年になりそうです。
節水タイプの便器でも買おうかしら。

ほんと水!

コーヒーを作りすぎない。風呂のお湯を洗濯に使う。皿洗いはまとめて、一気にすばやく。

もっかい便利の裏を支える、分子に目を向けよう!
ケータイ落とすだけで、メールも写真も連絡先も全部パーになるような
「もろさ」がこの時代にはたくさんある。
 

あわれなり
2008.12.14 [Sun] 23:00

桜がきれいなのは、華やかさはもちろんのこと、
一週間もせずに散ってしまう無常観ゆえ。

満開かと思いきや、すぐに散る。
一瞬を見事に演じきる役者魂のようなものに、けなげさやはかなさを感じるのです。

季節変わって、冬。

久しぶりの大雪で、葉っぱが落ちてしまった裸の枝たちに、
白い雪が積もりました。

まるで粉砂糖をまぶしたような景色。
(まさにビンゴな表現。こんなすこし臭い言い回しをためらいもなく言えるぐらいのぴたり賞です)

そしてイルミネーションがつけられた枝なんかは、もっと趣深い。
寒々しいライトだって、雪化粧の下では、じわりと暖かい光出す。

数日すれば、また解けてしまうし、
もっと雪ふったら、粉砂糖みたいな甘さもなく、塩の固まりみたいに見えてきちゃうけれど、

雪の華。

しかもうっすらと積もっていたのは、桜の木でした。

儚さゆえの、美。
 

第一問目の回答
2008.10.26 [Sun] 00:55

「一番初めに結婚するのはだれか」という
正解がずっとわからずにいた、
高校時代からの質問。

正解はCMのあと。

ながーいCMだったわ。今日仲間の結婚式に参加。

その回答が発表された。

そーいや、この質問の答えが知りたくて、
いつも仲間とチャリこぎながら、部活上がりの帰り道はその予想ゲームに
花が咲いていたな。と懐かしい気もちになる。

不思議な気持ち。

仲間と集合すると気持ちが戻る。今の年齢と誤差が生じる。


ビール飲んでお祝いしたり、
仕事都合つけてみんな集まってたり、
仲間がかわいい彼女と夫婦になってたり。

「確かにそんな年か。」と。
じわりと納得。

だけど円卓では、
さっそく設問にが飛び出す。

「次に結婚するのはだれか」

やっぱり興味の矛先は、最新版。
正解はまだまだわからないけど、
その予想ゲームでまた盛り上がる。

くだらないけど、そんなとこがみんな変わらない。

質問と予想、回答の繰り返しで
年とってくのね。
ちょっとさびしいけれど、
それもまた面白い。
 

紫外線
2008.10.15 [Wed] 00:59

鳥の目には紫外線が見えるそう。
しかし、私たち人間の目には見えないものだそう。
という内容の話を聞いた。

紫外線を映し出せるカメラはあって、
そのカメラをつかってこの世界を見渡せば、
鳥と同じ気持ちで世の中をビジュアル化できるはずだけど、

それはカメラというフィルター通したもの。
だから嘘っぽい。この目で実物をみていないのだから。

紫外線の存在を知らなかったら
こんな嫉妬はなかった。

鳥には見えるんだってことも知らなかったら、
よかったのにな。

けど気づいた以上はおさえられない、
ああこの悔しさ。

三原色でこの世を見ているけど、
鳥の目にはもう一個の紫外線というものが加わった状態で見えている。

どれだけカラフルなんだろうか。

背中に羽が生えたら、
この空を飛べたなら、

という気持ちとさほど変わらない単語だけど、
意図するところは違う。

「ああ鳥になりたい」
 

ホルモンとワンルームアパート
2008.10.01 [Wed] 00:57


ふっとしたきっかけで学生の頃を思い出した。

北海道出身の友達は、
お母さんがけっこうなペースでホルモンの塩焼きを佐川してくれる。

届くといつも、およばれする。
学生生活の代名詞、白い壁の新築ワンルームアパートの台所で、
いや、白いキッチンで、
フライパンこがしながらホルモン焼き。


熱々を食べようってご飯茶碗にごはん山盛りにして、
そのまま箸でつついて、レモンの形した嘘っぽいレモン汁100%をかけて、食べてた。
立ったままで。

姉御肌の友達は、ワイルドなのに女らしさが備わってて、
きっとこれがフェロモンじゃないかと思う。

なのに、ホルモンをがつがつ食べる。

ラーメン食べる前に、ロングヘアーを片側に寄せる女性らしさと一緒。

ギャップがたまらなくていつも遊んでいたなあ。

そして、今日ふっとそのことを思い出した。

女性の中の女性。誘いはいつも唐突。
「ホルモン焼くからこれからおいでよ」って。

女のくせしてホルモンのたべっぷりが男勝り。

ギャップにどきっとした
そういう感覚が懐かしいな。
自分のなかに数パーセント眠っている男性の要素が増幅する瞬間


そんな友達。
おもしろかったなあ。

今はどっちも働いていて、一緒にホルモン食べるって難しいし、
あの勢いある誘いだって、年々不可能になりつつある。

近くに住まなくなっちゃったし、時間もなくなっちゃったし。

だからすごくたまらなくなる。
ホルモン焼きをフライパンからそのままライスオン。
それができるのは次はいつになるのかな。
と懐かしむ。

アパートと強い蛍光灯の光。学生の頃の思い出。
 

ドクターペッパー
2008.09.18 [Thu] 00:32

ドクターペッパーの話をすると、

あれは前はあまり好きじゃなかった。
薬っぽい味がする炭酸水。


けどいつからかおいしいと思うようになり、
あれば飲む。
最近では、見つけたら買う。とこまできた。

コーヒーのブラックがおいしいと思うようになったのは
高校生の時。
ビールの苦さがたまらなくなってきたのは、二十歳過ぎてから。

以前は舌が受け付けなかった味を歓迎するようになる。
存在していた味蕾が目を覚ましたのか、
それともなんかの拍子で新たな味蕾が生まれたのか、
どーちらーでもよいけれど、

ドクターペッパーも同じ。

薬の味は今でもするけれど、
人工的な味に舌が騙されている感覚がたまらない。
完全に体によくない。だろうが、
それを分かっていながらごくごく炭酸を流し込む。
中毒。

よくないと知りつつ、やめられない。
見るとすぐに手を出したくなる禁断症状。
ジャンキーな飲み物。

どんな薬品混ぜてこんな味出してんのかなあ。
 

93年のごはん
2008.09.06 [Sat] 01:06

どうせ食べるなら体によいものを。

と五穀やら玄米をまぜることにし、炊き始めた米。

炊きあがりを見て思い出すのは、小学校5年のころ。

93年は、冷夏の影響で米がとれなかった影響で、
市場にはタイ米とか出回ったり、米屋に米が並ばない日がつづいたり、
あったとしても10キロ2万円やらで売られ、庶民には手の届かない状態だった年。

うちでは、親戚からもらった前年、前々年にとれたやつ「古米」、「古々米」を食べてた。
米粒はとても小さくて、表面に黒いぽつぽつ。
それでも食べられないよりはいいと。いうことで。

学校給食は月曜日がご飯持参の日で、
みんなはなぜか、そんな年でも白いご飯をもってくる。

うちは黒い米。

古々米食べてることがなんだか恥ずかしくて、
弁当のふたで隠しながら先にご飯だけ食べて、
でんぷん質で口いっぱいに甘くなったあとにおかずに手をつけたりしてた。
うっかり忘れたことにして、朝炊きたてをつめてもらった弁当箱を
忘れたりしたこともあったなあ。

93年は寒くて、プールもいけなくて、
米もとれなくて。

すごく寂しい夏だった。
黒い米見るたびに思い出す。

今ならそういうときでも親戚同士でお米を分け合ったことはなんて暖かいんだろうと思うのだけれど、
あのときはそれよりもみんなと色の違った米を毎週月曜日にもっていくことのほうが、
はずかしくてしょうがなかった。

五穀米や玄米を見ると思い出す。
体にいいのもそうだけど、
米を作ってくれたおじちゃんとおばちゃんに対する
どうもありがとうの気持ちも混じって
あの時と同じ色したご飯を食べる。
 

まだありました
2008.09.03 [Wed] 03:53

卓上ゲーム機とか、レモンスカッシュとか、ピンク電話とか。

そういう喫茶店まだありました。

今日何気なく気になって立ち寄った場所。
もちろんナポリタンありました。
ハンバーグ定食のランチ。
白磁器のスープカップに入ってきたのは
みそ汁。
その後にアイスコーヒー。

全シートやわらかソファで。
最高に気持ちよい喫茶店。

シャレたカフェに飽きた人にぜひ行ってほしい。
とりあえずおさえてほしい基本でした。

そんな喫茶店。実はまだ残ってます。
町中じゃなくてちょっと外れに。
そういうの探していきたいな。