FlickrのExplore(作品検索)機能と作品の品質改善活動

2005年08月25日(木) 13時04分
  以下ではFlickrのExplore(作品検索)機能の功罪について考えてみたい。
  ところで、皆さんは、デジカメ系のアート作品に興味あるかなぁ。FlickrのExplore(作品検索)機能は投稿された人気作品を簡単表示できる中々の優れもの。内容は現在(24時間内)の注目作品50点と一日単位の秀作各6点づつのバックナンバー。一年前の今日の秀作一点、そして現在の注目グループ(Flickr内に作られた任意のサークルのこと、中身は親睦団体・同好会)作品(Groups)・Flickr会員中の優れたセット作品あるいは作品集(Sets)。特に作品集を見るとその人の嗜好性やクリエーターとしての能力の有無がある程度判ってしまう。
  世界(欧米市民社会とその同調者)的規模での<ディレッタント(芸術や学問を趣味として愛好する人)芸術活動>最前線の一端が一覧できるのだから有り難い。Flickr内でのこうした機能(制度)の導入は、写真類の品質向上-つまりポピュリズム(大衆迎合主義 Only one主義もしかり)を回避し、その低俗化を食い止めることにもつながろう。
  ここに掲載される秀作正確に言えば注目作品)というのはFlickrの定義するInterestingness(注目度=例えば投稿後24時間内に高々100名程度のコメント寄稿者と数百人のアクセス者がいただけの話、全然たいしたことないじゃん)の面でのトップ作品たち。
  今回はその見方・使い方を後で図解。
写真の出所
問題点がない訳ではない。  

例えばこの方式だと@純然たる写真の名手(1)は注目されるが、草の根的な活動を通じて、世界の社会情報を収集し続ける報道(フォトジャーナリズム)系の人の作品や社会運動家環境保護論者たちのものはハイライト化されにくいし、そこにスポットライトが当てられることは余り期待出来ない
AFlickr内に知己が多く、かつ社交性のある行動派(ブラジル人の国民性と通底)や"ヒーロー"や”マドンナ(ヒロイン)型の女性”(例えば前者@前者A、後者-女性@女性A)、アイスランドの”天才”_rebekka、そしてしきりに名士然として証明書(Testimonials )を乱発する人、スポンサー(Flickrには特定個人に会費を寄付するいわばスポンサー制度のようなものがある)、及びグループの発起人等の作品は当然のごとく注目される。それはある程度、仕方ないこと。Joymaが危惧するのは雑誌の表紙に自分の写真が採用されたことを自慢するような通俗的な御仁がのさばり続け、内向的で孤高を貫くタイプの人物は、たとえそれが秀逸であってもFlickr内では、容赦なく黙殺されるという嘆かわしい事態だ  
  先述のようにInterestingness(注目度)と言うコンセプトと追加されたExplore機能はポピュリズムを回避する賢明な方法だと思うが、Flickrは自ら、CNNよりも早いと言われた社会報道面での速報性という強みを育てる余地(例えば先述のグループ活動)を少し残してはいるが、全体としてみるなら、明らかに彼らを脇へ追いやるなどの経営戦略上の方向性を強めたことになる。
注記8月30以後の「Interestingness トップ6をチェックするとHoymaの予想に反して、9月4日にThe Next Katrinaが一位だった。よかった、よかった。(所詮はアメリカ人に関わる事だから、彼らも猛烈に話題にし合ったというところヵ) 

Explore機能の使い方
  添付画像に示したように@本日の注目作品(50点)、A注目作品のバックバンバー(過去の注目作品群-多数、但し一日分は6点)-日付を指定する-、B一年前の今日の注目作品とCFlickrのスタッフ推薦の作品セットとグループをクリックするだけ。


備考)Flickr内には
Academy of Flickr Arts and Sciences というグループがあって下記のような基準に従って各種部門の「Flickr版アカデミー賞」を勝手に選んでいる。例えば、
技術別
Excellence based on the Technical Aspects of Photography
B&W Photography/Macro photography/Abstract Photography/Photo Manipulations in Photography/Cameraphone photography/Toy Camera Photography/Underwater Photography/Aerial photography/Night photography/Minimalist photography/Art photography/Use of Color
部門別
Portrait and People/Little People/Fashion/Landscape/Urban/Architectural
Social Documentary/Activist/Photojournalism/Self-portrait/Domestic Animal/Pet
Wildlife/Flora/Travel/Live Music/Political /art/Funnies/Erotic/Cinematic/Street/Reflections/Food/The Sky
地域別
Africa/Antarctica/Asia And The Middle East/Oceania / Australasia/Europe/North America/South America
考えようによっては面白い、見方によっては騒々しいFlickrだ
Flickrの社会情報については別途アルバムを立てご紹介
  • URL:http://yaplog.jp/tek_tek/archive/73
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