物語を終わらせるためにきみは歩いた 

2006年11月28日(火) 0時09分
フィー様の所での企画?モノですー。
なんかよくわかんない文章になってます。ごめんなさい(ぁぁぁぁ
では、追記にて、です。

09. 視神経が焼け爛れそう 

2006年11月19日(日) 16時08分
「嘘、だ」
呟いたら、傍らの白猫がにゃあ、と鳴いた。
「嘘、だよね?」
嘘だ、嘘だ、嘘。
こんなの悪い夢、だ。
だってさっきまで、笑ってた。
私の頭を撫でて、大丈夫って笑って。
いつも出掛けるのと同じ様に、家のドアから出ていったのに。
―じゃあ、どうして。
震える手を伸ばして頬に触れれば、ひんやりと冷たく木材か何かを触ったよう。
「―うそ、だ…」
さっきからもう何時間も、泣きながら同じ言葉を繰り返している。
認めたくない事実が目の前に広がっている。
でも、きっと心の何処かでは認めてる。
だって、私の涙は温かいのに、この人の体はこんなにも冷たいの。
―だったら、もう無理して笑う必要なんて、無いよね?
もう泣きすぎて、視神経が焼け爛れそうだけど。
身体中の水分がたとえなくなったとしても、泣きたくなくなるまで泣き続けるよ。
悲しむ人は居ない。我慢する必要、なんてない。だから

―肩を撫でて、抱き締めてくれる人は居ないけれど。

08. しょっぱいけど甘い 

2006年11月19日(日) 14時50分
小さな子どもの様に泣く姿を見て育った。

07. この空は、この気持ちと繋がっている 

2006年11月17日(金) 0時15分

そうだといいね。
いつだったか少女は呟いた。
「そう?」
柔らかく笑って少女の頭を撫でながら、男が返す。
二人で外に出て、地面に腰掛けて、空を仰ぎ見ていた日のことだ。
「うん。そう」
少し、空が曇って来ていた。
まるで少女の心の様に。
―何か理由、がある訳では無くて。不意に気持ちが曇る、気がする。
「雨、降りそうだね」
少女はさっきの言葉の理由を男に伝えなかった。
上手く言える自信は無かったし、伝えたところで男は笑って頷くだけだから。
空は少しずつ、暗い色の雲を増やしてゆく。
少女は空を仰いだ姿勢のまま、瞳を閉じる。
無性に、泣きたいような気がした。
きれいな色の空を、暗い雲が覆う様に、心に闇が差すかのようで。




「…なんでだろう」
「うん?」
そうして瞳を閉じたまま、少女は呟くのだ。
「哀しい、ね」

少女の頬を濡らしたのは、何の滴だったのかは男しか知らない。

朱に濡れたあの日から、心に残る想い 

2006年11月09日(木) 23時39分
寝るのは好き。
ただ、
寝過ぎると、すぐに良くない夢を見てしまうから、少し、嫌い。

06. 指でなぞる瞳の縁 

2006年11月06日(月) 20時34分
今でも時折思い出す光景がひとつ、私にはある。
その前も後も、殆ど覚えていないのだけれど、そのシーンだけは、脳裏にはっきりと焼き付けられていた。
丁度、一枚の絵かなにかに描き収めたように、それは明瞭に頭の中に残っていて。
たまにふっと浮かんでは、私を不思議な気持ちにさせた。



―あの人の前では、ひどく泣き虫だった。
よく他愛ない理由で泣いては、泣き疲れて眠る。
それが日常茶飯事になっていた。

だからその日も、くだらない理由で泣いていたのだろう。
何度もなだめられて、漸く落ち着きかけて、
あの人の寝台に寝そべって。
そのままうとうととまどろんで。

眠りに落ちる、直前。
重い瞼をどうにか開いていた、その時。

やさしい笑顔を浮かべながら、あの人が瞳の縁を撫でた。

残った涙の欠片を拭う様に、綺麗な指が瞳の縁をなぞって。
やさしくやさしく、笑って。
「―おやすみ、ティア」

降る様に響いた声を最後に、私は意識を手放す。
起きたらまたこの笑顔が見られる、そう思いながら。
私は、眠りに落ちたのだ。



やさしく笑って瞳の縁を撫でるあの人の姿の光景。
そんな、ワンシーン。
大切な、ひとつの記憶。
ふと蘇っては、私を不思議な気持ちにさせる、やさしい記憶。


ねぇ、今でもあるよこの心に。
残っているよ。

04. ぱらぱら、と降る。 

2006年11月06日(月) 2時59分
空を見上げていた。
ただぼんやりと、空を仰いでいた。
周りには何も無くて、知らない所だったから、直ぐに思えた。

夢なんだ、と。

そうして空を仰いでいると、不意に頬が濡れた。
「……?」
なに、と思うと同時に夢は覚めたらしい。
寝ている私の顔を、あの人が覗き込んでいた。
「…ティア…、ごめん。起こしちゃったね」
ぱたり、と頬に雫が落ちた。
さっき夢で感じたのも、これだったらしい。
「…なんで、泣いてるの…?」
腕を伸ばして、彼の頬に触れながら尋ねる。
思い出していたんだよ、と彼は泣きながら答えた。
「…何を?」
「…昔のことを」
ぱらぱらと、雨のように雫は私の顔に降り続けた。
あの人はそれ以上のことを言ってはくれなくて。
いつもそうだった。この人は自分のことだけは話そうとしなくて。
それは今日も、変わらなくて。



だから私はただ、顔に降り続ける雨を感じることしかできなかった。
ただ、哀しい雨に自身を濡らすことしか、できなかった。

01. 言葉にならない想いの代わり 

2006年11月06日(月) 0時35分
込み上げるように、溢れ出るように。
抑えきれない程の感情。
きっと、どんな言葉を使ってでもこの気持ちを表すことなんて、できないのでしょう。

だからなのでしょう?
言葉の代わりに、雫が溢れてくる。
とめどなく溢れて、溢れて。
伝わりますか?
大きな、大きな、この想いは。
貴方へ、届きますか?
貴方がくれた、大切な想いを、
少しでも、伝えることが出来ますか?


ぽろぽろ、次々と溢れて。
想いの欠片を、貴方に、見せてあげる。

音のない世界 

2006年11月02日(木) 0時37分
冷えきった空気が容赦無く肌を刺した。
痛みさえもをこえて感覚を無くした皮膚は、自分の目から見ても青白い。
かじかんだ指は動かすことさえできなくて、当然足だって動かなくて。
崩れる様に座り込んだ姿勢のまま、目を伏せた。
朝までもつだろうか。
物音さえ凍りついている寒さの中、身を縮めつつそんなことを思った。

ここで死んだら、どうなるだろう。
ろくに人も通らないこんな場所で、寒さに凍えて死んで。
偶然通った旅人か何かに見つけられて、素通りされるだけだろう。

なんて、ちっぽけな命。
(―でも、救ってくれた人も居た)
行き場の無かった得体の知れない子どもを救ってくれた。
(そういう人間だって、確かに居るんだ)

頬に何か触った気がして目を開けると、白い結晶が舞っていた。
だから静かだったのか、とぼんやり納得して、
うまく動かない腕を交差させ、自身を抱きしめた。
右手には銀細工の髪飾りが握られている。
(―寒い…)
お願い、です。
まだ私は生きなくちゃいけないから。
だから早く、朝が来て。
祈るように思って、再び目を閉じる。


白い結晶は、地上に降りることが出来た喜びに舞い続けていた。

02. カタルシス効果 

2006年11月01日(水) 1時04分
ぽつりとひとしずく、落ちた所から広がるカタルシス。
(貴方の涙だからできるんですねって言ったら、恥ずかしそうに笑ってくれた。)
貴方の涙はとてもとても、綺麗で。
(全ての罪を洗い流すことだって、きっとできる、なんてそんな戯言も呟いてみたりした。)
それくらい貴方の涙は、やさしくて清らかで。
どんな宝石にも敵わない。
たったのひとつぶで巻き起こすカタルシス。
(その効果が私専用のものだったらいいな、なんて我侭呟いたりして。)
不思議です。貴方の涙は本当に本当に綺麗、で。

(深い深い罪に汚れても、
貴方のその綺麗な滴さえあれば私の魂は浄化されるんだって、信じてたんです。)
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