小説━━━prologue━━━ 

May 14 [Sun], 2006, 14:39
「あたしは・・・何でこんなところに居るんだ??・・・っていうか、ここはどこ━━━━━!!?」

*     *     *     *
八雲は、何がなんだかさっぱりわからなかった。
━━━━さっきまで見ていた青い空。さっきまでいた教室。
普段、何気なく見ていたものが一瞬にして消えた。そして、今はなぜか林の中。
『ホーホー』とふくろうの声が林の中に響いているだけで、他の音は一切しない。

「みんなは?教室は?一体ここは・・・・・・!?」

そのとき、林から『ガサッ』と音がした。

「だ・・・だれ!?」

八雲は突然の音にビクッとしながら、音のした方を鋭い目つきで睨み続けた。
しばらくすると、中から小さな動物が飛び出してきた。その動物は、今までに見た事のない動物だった。
猫の耳に、リスのような目と顔つき、犬のような鼻と口、狐のような身体とふさふさの2本の尻尾━━━。

「空サマァァ!!に・・・人間に遭遇してしまいましたぁっ!どうしましょう〜〜〜〜〜;」
「ど・・・動物が・・・・・・しゃべったぁっ!?」

八雲は驚いて思わず、ぺたんと地面に座ってしまった。確かに、動物がじゃべったのだ。
現実ではありえないことだ。

「空さま、早く早く!!来て下さいよっっ」

その動物は、自分が出てきた林の方に手招きをしながら、大きな声で『空』という人を呼んでいる。
すると、ガササッと中から少年が走ってきた。八雲と同じ歳ぐらいで、黒髪に綺麗な青色の瞳をした少年だった。
2006年05月
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