新津健二とみっちょん

January 15 [Fri], 2016, 11:13
腕の良くない歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントがグラついたり脱落したりする場合もあります。もちろんベテラン歯科医がオペしてもそういったことは起こる可能性はありますが、その確率の差は歴然です。万が一のことも考えて保証してくれるかどうかは手術前に聞いておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。自由診療で治療費が高額であっても、治療期間が1年を超えても、外科手術の必要性があっても、受けてみる価値があります。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは歯の本来の機能を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事を楽しむことができるようになります。味はもちろん、噛んでいるという実感や熱さや冷たさまでしっかりと感じることができます。固いものでも気にすることなく噛めるので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が使えないので、かなり高い出費を覚悟しなければなりません。でもだからといって、値段を基準にしてインプラントを選ぶようなマネは決してしないでください。実際の請求額と表示金額に違いがあったり、品質に大きな問題がある場合もあります。インプラントを選ぶときに忘れてはならないのは、まず第一に安心して任せられる歯科医かどうかを判断することです。
インプラントの埋入は1本からできますが、多くのケースでは数本の手術となるケースが大半です。高齢者がインプラントを希望する場合が多く、埋入しなければならないインプラントが1本ではないケースの方が圧倒的に多いからです。また、多くの歯が抜けている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはオールオンフォーといった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、ほとんどの歯がない方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。これまでの方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、all-on-4では4:16となります。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
近年では歯医者さんでもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長期にわたる治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長くなる理由としては、歯の土台となるインプラント本体と顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。GBRなどの骨造成を行う場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、完了後には生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので治療費は安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが際立つことも事実です。どちらにも共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、見た目だけだと抜けている歯はないように見えます。ですがそれはあくまでも見た目だけの話で、自分の歯と同じように噛めるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。見た目だけを気にするのか、またはきちんと噛める歯を望むのかは判断が分かれるところかもしれません。
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