一日目:タイムトラベル(2010年7月26日)
「あの頃は輝かしかった。明るい未来が来るものと思っていた。」
青年は昔の夢を思いだしていた。
「今頃はいい大学に入り、いい企業に就職し、好きな人と結婚して優秀なエンジニアになることばかり考えていた。」
Sweet painを聞きながら明るい未来を信じていた高校時代の自分のことを考えていた。ノスタルジックな気分に浸っていた。
「高校時代のおれは輝かしい未来を夢見ていた。でも今のおれって何なんだろう。高校時代のおれが今のおれを見たらどんな気持ちになるだろう。絶望して生きる気力がなくなるんだろうな。」
ふがいない自分の今を嘆く。突然家がガタガタゆれた。まぶしい光があたり一面に放たれた。
「何、今の?」
すると同じくらいの背丈の少年が気を失っていた。
「嘘だろう!高校時代のおれだ。なぜこんなところに・・・・・」
黄金の列車が事故のため止まっている。
「中沢さん。大丈夫ですか!」
「僕は大丈夫だ。それより田沢君は?」
「いない、先程の事故でどこかへ行ってしまったのでは。」
「このプロジェクトは社運がかかっている。何としても田沢君を見つけるぞ。」
「はい」
一人の高校生が下校途中に、駅員の格好をした二人組に声をかけられた。
「この黄金のチケットを買わないか?」
「なんですかこれ」
「未来へ向かう電車さ。21世紀にタイムスリップしてみないか?」
「それ遊園地のアトラクションですか?」
「もし来てくれるなら、この南武園の森林地帯に来てくれ。未来にご招待するよ。」
二人の20代ぐらいのどこかの駅員からチケットを買う少年。
「未来の世界に行けるっていう宣伝文句に負けてしまった。どんなところなんだろう?まあ遊園地のアトラクションだから本当に21世紀に行けるわけはないと思うけどね。」
次の日曜日の朝、
「お母さん。南武園に友達と出かけてくるね。」
「何時ぐらいに帰ってくるの?」
「多分8時ぐらい」
「わかった。行ってらっしゃい」
「行ってくるね。」
バスに乗り電車に乗り、南武園に向かう。
「ただのアトラクションのはずなのになんだかわくわくしてくるよ。」
南武線に揺られえること40分、南武園につく。
「ここは小学校の卒業旅行以来だ。確かこの辺に・・・?」
昔と街の雰囲気が変わり驚く少年。
「時代が変わったんだな。バブルの名残があったあのころが懐かしい。イッチーとウッチーと一緒にここに来たっけ。」
小学生の卒業旅行代わりにここで遊んだころを思い出す。この二人とももう音信不通だ。歩くこと数分、教えてもらった場所にたどり着く。すると
「ようこそ時間列車に。来てくれてありがとう」
二人の駅員が待っていた。
「よろしくお願いします」
「じゃあ早速未来へ行きましょう。さあ中へ。」
自動改札に切符を入れて中に入る。すると黄金の列車が止まっていた。
「アトラクションにしては凄い。」
「これが未来へといざなう時間列車です。さあ乗って。」
昨日会った駅員の一人が言った。
「疑うこともなくこの人たちの誘いを受けてしまった。」
列車内には他にも色んな人がいた。
「皆同じ未来に行くのだろうか?」
車内からアナウンスが
「間もなく21世紀へ向かいます。電車が動きますのでご注意ください。」
アナウンスが終わるとドアが閉まった。
「いよいよだ。まだ見ぬ世界へ行けるんだ。」
カップル二人が
「未来の世界だって楽しみだね。」
「なんだ、やっぱりアトラクションか。遊園地のジェットコースター乗るのと同じじゃん」
カップルを見て、遊園地のアトラクションを想像した。
列車が動き出した。外の樹木が生い茂る森林地帯を抜けてトンネルの中に入った。しばらくすると車窓からは・・・・。
気絶している高校時代の自分を見て。
「俺が未来の田沢武志だとはいえない。どうやってだまくらかして元の時代に戻そうか?とりあえずばれないようにするぞ。」
すると高校時代の武志が目を覚ました。
「あの。ここどこでしょうか?」
「ああ。気がついた?」
「30歳の田沢武志とは言えないなあ。どうしようか?」
「この人なんか俺に似てるなあ。」
「ああ僕は石田翔っていうんだ。僕に似てて驚いたよ。」
「田沢武志と申します。助けていただきありがとうございます。
「はじめまして」
こうして高校時代の武志と21世紀の武志との共同生活が始まった。
「パソコンがあったり、見慣れないものがいろいろある。どこなんだろうここ。」
「DVDやプレステが置いてあるのをみたら違う時代だってわかるだろうな。」
心の中でそう思う石田。時代が違うことを隠さず伝えることにした。
「驚かないで聞いてよ。今は21世紀、2010年なんだ。」
「21世紀!!冗談を・・・」
「ここにある電子機を見て何とも思わない?」
「パソコン、小さな電子機器に、見慣れないゲーム、CD?に似たもの、いろんなアニメや映画のジャケットが載ったものが・・・・いっぱいある。凄い!どれも見たことがないものばかりだ。あの二人が言ったことは本当だったんだ。」
「あの二人って?」石田は不思議そうに聞いていた。
武志は今までのいきさつを語った。
下校途中に見知らぬ二人から黄金のチケットを買い、黄金の列車に乗せてもらうところから話した。
車窓からはこれからの未来の様子が見えた。W杯日本代表初出場。そして、多くの英雄たちの神話、・・夢のことで悩む青年の姿。9・11テロ事件、イラク戦争、北朝鮮問題、オーストラリア、韓国、台湾の景色。様々なバラエティー番組、アニメ、TVドラマの数々、・・。武志はこの時何の景色かわからなかった・・・・・。
この話を聞き石田は高校出てからの今までの自分を振り返る。
「そうか大変なことがあったんだね。今日はもう疲れただろう。今から風呂沸かすから風呂入って早く寝な。」
「ありがとうございます。」
風呂洗い終わってから、出かける準備をする。
「着替え置いておくから。風呂出たら着て」
「それでは着させてもらいます。」
「今から買い物行って来るね。」
そういうと、石田はコンビニまで駆けていき、新しい歯ブラシなど過去からやってきた武志向けに買い物をしてくる。
「今の俺だとばれないように過去に帰してやりたい。どうすればいいんだろう。彼の言う2人組というのを見つけなければならないなあ。」
玄関を開けて家に入り、
「ただいま」
「おかえりなさい」
「ごめんね俺のパジャマで」
「いえ、別に気にしていません。」
二人は思う。
「俺だってばれそうだな」
武志は気まずく思った。
「他人のパジャマ着ている割には自分のものを着ているような感じがする。この人って一体何者?」
不思議そうに石田のことを見ている。
「これ、田沢君の洗面用具。良かったら使って。」
「ありがとうございます。泊めていただけるだけでなくここまでしていただいて。」
「こんな見ず知らずの場所に着て困っているだろう。気にするな。早く元の世界に帰れるといいな」
「あの頃は輝かしかった。明るい未来が来るものと思っていた。」
青年は昔の夢を思いだしていた。
「今頃はいい大学に入り、いい企業に就職し、好きな人と結婚して優秀なエンジニアになることばかり考えていた。」
Sweet painを聞きながら明るい未来を信じていた高校時代の自分のことを考えていた。ノスタルジックな気分に浸っていた。
「高校時代のおれは輝かしい未来を夢見ていた。でも今のおれって何なんだろう。高校時代のおれが今のおれを見たらどんな気持ちになるだろう。絶望して生きる気力がなくなるんだろうな。」
ふがいない自分の今を嘆く。突然家がガタガタゆれた。まぶしい光があたり一面に放たれた。
「何、今の?」
すると同じくらいの背丈の少年が気を失っていた。
「嘘だろう!高校時代のおれだ。なぜこんなところに・・・・・」
黄金の列車が事故のため止まっている。
「中沢さん。大丈夫ですか!」
「僕は大丈夫だ。それより田沢君は?」
「いない、先程の事故でどこかへ行ってしまったのでは。」
「このプロジェクトは社運がかかっている。何としても田沢君を見つけるぞ。」
「はい」
一人の高校生が下校途中に、駅員の格好をした二人組に声をかけられた。
「この黄金のチケットを買わないか?」
「なんですかこれ」
「未来へ向かう電車さ。21世紀にタイムスリップしてみないか?」
「それ遊園地のアトラクションですか?」
「もし来てくれるなら、この南武園の森林地帯に来てくれ。未来にご招待するよ。」
二人の20代ぐらいのどこかの駅員からチケットを買う少年。
「未来の世界に行けるっていう宣伝文句に負けてしまった。どんなところなんだろう?まあ遊園地のアトラクションだから本当に21世紀に行けるわけはないと思うけどね。」
次の日曜日の朝、
「お母さん。南武園に友達と出かけてくるね。」
「何時ぐらいに帰ってくるの?」
「多分8時ぐらい」
「わかった。行ってらっしゃい」
「行ってくるね。」
バスに乗り電車に乗り、南武園に向かう。
「ただのアトラクションのはずなのになんだかわくわくしてくるよ。」
南武線に揺られえること40分、南武園につく。
「ここは小学校の卒業旅行以来だ。確かこの辺に・・・?」
昔と街の雰囲気が変わり驚く少年。
「時代が変わったんだな。バブルの名残があったあのころが懐かしい。イッチーとウッチーと一緒にここに来たっけ。」
小学生の卒業旅行代わりにここで遊んだころを思い出す。この二人とももう音信不通だ。歩くこと数分、教えてもらった場所にたどり着く。すると
「ようこそ時間列車に。来てくれてありがとう」
二人の駅員が待っていた。
「よろしくお願いします」
「じゃあ早速未来へ行きましょう。さあ中へ。」
自動改札に切符を入れて中に入る。すると黄金の列車が止まっていた。
「アトラクションにしては凄い。」
「これが未来へといざなう時間列車です。さあ乗って。」
昨日会った駅員の一人が言った。
「疑うこともなくこの人たちの誘いを受けてしまった。」
列車内には他にも色んな人がいた。
「皆同じ未来に行くのだろうか?」
車内からアナウンスが
「間もなく21世紀へ向かいます。電車が動きますのでご注意ください。」
アナウンスが終わるとドアが閉まった。
「いよいよだ。まだ見ぬ世界へ行けるんだ。」
カップル二人が
「未来の世界だって楽しみだね。」
「なんだ、やっぱりアトラクションか。遊園地のジェットコースター乗るのと同じじゃん」
カップルを見て、遊園地のアトラクションを想像した。
列車が動き出した。外の樹木が生い茂る森林地帯を抜けてトンネルの中に入った。しばらくすると車窓からは・・・・。
気絶している高校時代の自分を見て。
「俺が未来の田沢武志だとはいえない。どうやってだまくらかして元の時代に戻そうか?とりあえずばれないようにするぞ。」
すると高校時代の武志が目を覚ました。
「あの。ここどこでしょうか?」
「ああ。気がついた?」
「30歳の田沢武志とは言えないなあ。どうしようか?」
「この人なんか俺に似てるなあ。」
「ああ僕は石田翔っていうんだ。僕に似てて驚いたよ。」
「田沢武志と申します。助けていただきありがとうございます。
「はじめまして」
こうして高校時代の武志と21世紀の武志との共同生活が始まった。
「パソコンがあったり、見慣れないものがいろいろある。どこなんだろうここ。」
「DVDやプレステが置いてあるのをみたら違う時代だってわかるだろうな。」
心の中でそう思う石田。時代が違うことを隠さず伝えることにした。
「驚かないで聞いてよ。今は21世紀、2010年なんだ。」
「21世紀!!冗談を・・・」
「ここにある電子機を見て何とも思わない?」
「パソコン、小さな電子機器に、見慣れないゲーム、CD?に似たもの、いろんなアニメや映画のジャケットが載ったものが・・・・いっぱいある。凄い!どれも見たことがないものばかりだ。あの二人が言ったことは本当だったんだ。」
「あの二人って?」石田は不思議そうに聞いていた。
武志は今までのいきさつを語った。
下校途中に見知らぬ二人から黄金のチケットを買い、黄金の列車に乗せてもらうところから話した。
車窓からはこれからの未来の様子が見えた。W杯日本代表初出場。そして、多くの英雄たちの神話、・・夢のことで悩む青年の姿。9・11テロ事件、イラク戦争、北朝鮮問題、オーストラリア、韓国、台湾の景色。様々なバラエティー番組、アニメ、TVドラマの数々、・・。武志はこの時何の景色かわからなかった・・・・・。
この話を聞き石田は高校出てからの今までの自分を振り返る。
「そうか大変なことがあったんだね。今日はもう疲れただろう。今から風呂沸かすから風呂入って早く寝な。」
「ありがとうございます。」
風呂洗い終わってから、出かける準備をする。
「着替え置いておくから。風呂出たら着て」
「それでは着させてもらいます。」
「今から買い物行って来るね。」
そういうと、石田はコンビニまで駆けていき、新しい歯ブラシなど過去からやってきた武志向けに買い物をしてくる。
「今の俺だとばれないように過去に帰してやりたい。どうすればいいんだろう。彼の言う2人組というのを見つけなければならないなあ。」
玄関を開けて家に入り、
「ただいま」
「おかえりなさい」
「ごめんね俺のパジャマで」
「いえ、別に気にしていません。」
二人は思う。
「俺だってばれそうだな」
武志は気まずく思った。
「他人のパジャマ着ている割には自分のものを着ているような感じがする。この人って一体何者?」
不思議そうに石田のことを見ている。
「これ、田沢君の洗面用具。良かったら使って。」
「ありがとうございます。泊めていただけるだけでなくここまでしていただいて。」
「こんな見ず知らずの場所に着て困っているだろう。気にするな。早く元の世界に帰れるといいな」
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