御礼申し上げます。 

2016年03月22日(火) 23時54分
先日は第二回竜成の会にご来場賜わりまして有難うございました!また当日、ご都合が合わずにご連絡を頂きました方々、お力添えを賜わりました諸先生方、スタッフの皆様、社中の皆様、その他多くの皆様に心より御礼申し上げます。


谷川さんのご厚意と、皆様のお力添えを持ちまして、夢の舞台は無事に形になりました。


次の日からまた新たなる舞台に臨み、まだ落ち着かない毎日を過ごしておりますが、まずはしっかりと反省をして、次回はもっと良い会にしていきたいと思っております。


あっと言う間にこの半年の準備から、舞台当日が過ぎ去り、夢の覚めた心地ではありますが、僕にとっての第二回竜成の会はまだ終わっておらず、少しずつこの会のご報告と御礼を様々な方に申し上げたいと思っております。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。


取り急ぎ御礼まで。


宇高竜成

第二回 竜成の会 

2016年01月24日(日) 23時15分








第二回 竜成の会
 
 
 2015年3月に開催しました「第一回 竜成の会」では皆様のお力添えを賜りまして、人生初の主催公演を満員御礼にて無事に勤める事ができました。改めまして此処にて心より御礼申し上げます。本当に有難うございます。
 そしてこの度、二度目の竜成の会に挑戦させて頂く運びと相成りました。
第二回は兼ねてより思い描いていた夢を実現する公演となります。


 十年以上も前のある日、私は詩人の谷川俊太郎さんの詩の朗読を聞き、心を奪われました。詩が持つ世界の無限の広がり、朗読の言葉が持つ表現力の深さに感銘を受けました。もし、そこに能楽の中に織り込まれている和歌や詩に培われてきた日本人の詩情が合わされば、どんなに面白い事か!と考えながらワクワクしていました。…そして私は谷川さんにお手紙を書きました。


ご多忙にもかかわらず、谷川さんは若輩者の能楽師のお願いを快くお受け頂き、夢の公演はこの度、現実となりました。


 私が感銘を受けた谷川さんの詩「ひげ」には大勢のひげを剃る人、ひげを生やす人が登場します。そして今回の演目は、六十歳に余って『若やぎ討ち死にせん』と鬢髭を墨に染めた武将「実盛」の物語、ひげを蓄えた大酒飲みの男「悪太郎」が出家をする話、そして詩「ひげ」にも登場する「鍾馗」と、ひげ尽くしの能狂言となります。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
 
 
 
日時  2016年3月20日(日) 14時開演(開場13時半)


場所  金剛能楽堂 (京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590)
 
入場料 特等席 14,000円
一等席  9,000円
二等席(正面・脇正面) 7,000円
三等席(正面・脇正面) 5,000円
親子シート 6,000円/2名様(1名様追加につき3,000円)
次世代シート 3,000円
 
○託児サービス
本公演では1歳〜5歳のお子様対象の託児サービスをご用意しております。料金は2,000〜3,000円です。詳細はタツシゲの会事務局(080-4243-7440)までお問合せ下さい。
 
 
○歌詞カード・現代語訳つき謡CD
公演に先立ちまして歌詞カード・現代語訳付きの謡CDをご希望の方に500円にて販売いたします。事前にお聞き頂く事で、お能の台詞が聞き取やすくなります。CDはチケットと同封いたします。
 
 
※チケット及びCDご購入後の払い戻しはできません。
当日券は残席がある場合のみ販売いたします。
 

公式ホームページ http://www.tatsushige3.com



チケットの販売およびお問い合わせ
タツシゲの会事務局 電話受付 平日10時〜16時 メール受付 24時間
 080−4243−7440 / info@tatsushigenokai.com
 
インターネットからのチケットご購入(クレジットカードでのご購入可能)
CoRich舞台芸術! http://stage.corich.jp
※ トップページより「竜成の会」で検索して下さい。
 
 
2016年2月1日(月)よりチケット販売開始致します。お早目にお申込み下さい。
 
ご注意 公演中の写真撮影および録音・録画は禁止されております。
   公演中は携帯電話の電源はお切り下さいますようお願い申し上げます。


 
 
番組


ご挨拶/宇竜成


朗読「ひげ」そのほか
 詩人/谷川俊太郎


独調「実盛」
 謡/宇通成  大鼓/河村総一郎


狂言 「悪太郎」
シテ(悪太郎)/茂山良暢 
アド(伯父)/山口耕道
アド(僧)/茂山千三郎
後見/新島健人


休憩(30分)


能  「鍾馗」
シテ(鍾馗)/宇竜成
ワキ(終南山麓の者)/小林努
間狂言(山下の者)/松本薫
笛/左鴻泰弘 小鼓/林大和 大鼓/谷口正壽 太鼓/前川光範
後見/金剛永謹 廣田幸稔 豊嶋幸洋
地謡/松野恭憲 種田道一 金剛龍謹 今井克紀
   豊嶋晃嗣 宇徳成 山田夏樹 向井弘記


●終了予定 17時頃


終演後はロビーにてささやかなレセプションをご用意しております。お時間ございましたらご歓談下さい。
 
 
 
宇竜成(うだか たつしげ)
昭和56年生まれ。二十六世金剛流宗家・金剛永謹、及び父・宇高通成に師事。初舞台は3歳。子方時代を経て、プロの能楽師となる。舞台活動の傍ら、初心者にもわかりやすく楽しめる「能楽ワークショップ」を企画し、パリ、韓国、アメリカなど海外でもワークショップを行う。
平成27年より自主公演「竜成の会」を主催。現在京都を中心に活動中。
 
 
谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)
1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、 1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。 詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。 近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』や、 郵便で詩を送る『ポエメール』など、 詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。

第二回 竜成の会 

2016年01月05日(火) 23時45分


本年の第二回 竜成の会の宣伝をさせて頂きます!!


第二回竜成の会はスペシャルゲストに詩人の谷川俊太郎さんを迎え、谷川さんの詩「ひげ」の朗読を披露して頂きます。そこから「ひげ」をテーマにした能・狂言の世界が広がります。



日時 2016年3月20日(日)
場所 金剛能楽堂



朗読「ひげ」谷川俊太郎


独調「実盛」宇高通成 河村総一郎


狂言「悪太郎」茂山良暢 山口耕道 茂山千三郎


能「鍾馗」宇高竜成 小林努 松本薫 ほか


詳細はまた後ほど掲載させて頂きます。乞うご期待!!





謹賀新年 

2016年01月02日(土) 8時23分
明けましておめでとうございます!昨年は様々のお力添えを賜わりまして有難うございました!本年も何卒宜しくお願い申し上げます。


能楽師は新年は慌しく、様々な場所で新春の奉納や、謡初に明け暮れる日々です。



雲に覆われた本日の富士山。上手く撮れませんでした(´Д` )


今日はこれから東京は阿佐ヶ谷にある神明宮にて奉納をさせて頂きます。新春の神社では期せずして能を観る事があるものです。もし阿佐ヶ谷近くにいらっしゃる方は是非ご覧下さい。11時始曲予定です。




また、今晩テレビ東京(関西ではおそらくテレビ大阪)で放映されます信長燃ゆでは弟の宇高徳成(うだか のりしげ)が舞の所作指導をしています。もしお時間よろしければご覧下さい!

たつさんぽ 岡山の旅 

2015年12月28日(月) 23時46分







たつさんぽ 岡山の旅がYouTubeにて公開中です!是非一度ご覧下さい。


また、来年三月に開催予定の「第二回 ?竜成の会」の情報も近日公開予定です。
どうぞお楽しみに!!




葵上 現代語訳 

2015年09月12日(土) 17時50分
明日の宇高青蘭能之会、もう一曲は「葵上」でございます。過去に現代語訳を掲載しておりますので、こちらのリンクからジャンプして頂ければと思います。もう一度、今の心持ちで書きたかったのですが、時間の関係上、何卒ご容赦下さい。

「葵上」現代語訳(過去の掲載記事)
http://yaplog.jp/tatsushige3/archive/222

定家 終 

2015年09月12日(土) 17時40分
これにて「定家」の詞章・現代語訳の掲載は終わりです。ここまでの長文をお読み頂きました方々、本当に有難うございます。また、掲載のタイミングが本当に遅くなってしまいまして申し訳ございません。

また今後とも、詞章・現代語訳の掲載をしていこうと思っております。今回の公演に限らず、観終わった後や、今後鑑賞する折にもお使い頂ければ光栄です。

もう明日になってしまいましたが、宇高青蘭能之会、しっかりと勤めさせて頂きます。当日券もございますので、もしよろしければ金剛能楽堂に足をお運び頂けましたら幸いです。本当に有難うございました!!

定家 拾 

2015年09月12日(土) 17時37分
※ここで序之舞という舞を舞う。六道という小書き演出が入ると、笛の音色に合わせて、囃子が無声で(掛け声をかけずに)六つの拍子を打つ。シテはそれに合わせて歩む。六道とは人間が輪廻する六つの世界の事で、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上がある。シテは僅かの間にそれらを廻る。やがて囃子の楽と舞が一つになってゆるやかな時間の流れと共に、少しずつ執心から解き放たれて、舞は軽やかになっていく。


シテ「おもなの舞の。有様やな。」
式子内親王(本当にお恥ずかしい舞の有様でございます。)


地「面なやおもはゆの有様やな。」
式子内親王(なんとも気恥ずかしい有様でございます。)


シテ「本よりこの身は。」
式子内親王(元々この身は…)


地「月の顔ばせも。」
式子内親王(月の様な晴れやかな顔でありましたが…)


シテ「曇りがちに。」
式子内親王(曇りがちになり…)


地「桂の黛も。」
式子内親王(三日月の様な美しい眉であったものが…)


シテ「落ちぶるゝ泪の。」
式子内親王(落ちぶれて、涙で黛は消えがちになり…)


地「露と消えてもつたなや蔦の葉の。葛城の神姿。恥かしやよしなや。夜の契りの夢の内にと有りつる処に帰るは葛の葉の。もとの如く。はひ纏はるゝや定家かづら。匍ひまとはるゝや定家蔓の。はかなくも形は埋れて。うせにけり。」
式子内親王(…露の様に消えてしまい、蔦蔓に戒められたあの葛城の明神の様に、自らの姿を恥じる様になってしまいました。本当にお恥ずかしい、情けない姿で、ただ夜の間だけ、夢の中のみこうしてお目にかかれるのです。)
…というと、内親王はありし墓標の元に帰って行く。すると解けた筈の定家蔓は元あった様に石塔に這い纏って、やがて内親王の姿はその中に埋もれて消えてしまった。


…おわり

定家 九 

2015年09月12日(土) 17時35分
ワキ「あら痛はしの御有様やな。あら痛はしや。佛平等説如一味雨。随衆生性所受不同。」
僧(おお、本当にお気の毒な有様です。『佛の平等に説き給う事は、一味の雨の如きも、衆生の性に随って、受くる所の同じからざるは…。』)
…と法華経を読誦する。


シテ「御覧ぜよ。身は仇浪の立居だに。亡き跡までも苦しみの。定家蔓に身を閉ぢられて。かゝる苦しみ隙なき所に。有難や。」
式子内親王(ご覧下さい。身は果敢なく消えて世を去った後までも、絶えず定家蔓に身体を閉じ込められて、この様に苦しみの休まる時もない所にご回向を頂き、本当に有難うございます。)


シテ「唯今読誦し給ふは薬草喩品よなふ。」
式子内親王(今お読みになったのは薬草喩品でございますね。)


ワキ「中々なれやこの妙典に。洩るゝ草木のあらざれば。執心の蔓を掛け放れて。佛道ならせ給ふべし。」
僧(そうです。この有難い法華経の功徳には、草木も洩れる事がないのですから、執心の蔓から離れて成仏なさいませ。)


シテ「あら有難やげにもげにも。これぞ妙なる法の心。」
式子内親王(有難うございます。いかにもこれは有難い法華経の御教えで…)


ワキ「あまねき露の恵みを受けて。」
僧(一切のものがこの功徳を受けて…)


シテ「二つもなく。」
式子内親王(二つともなく…)


シテ・ワキ「三つもなき。」
二人(三つともない…)


地「一味の御法の雨の滴り皆うるほひて。草木国土。悉皆成佛の機を得ぬれば。定家蔓もかゝる涙もほろほろと解けひろごれば。よろよろと足弱車の火宅を。出でたる有難さよ。この報恩にいざさらば。在りし雲井の花の袖。昔を今に返すなる。その舞姫の小忌衣。」
…式子内親王は僧の読誦する薬草喩品に身を委ねる。唯一無二の薬草喩品、この世界一様にやさしく降り注ぐ雨の様な、有難い御経の功徳を浴び、草木も国土も一切成仏する機縁を得ると、今まで内親王の身体を覆っていた定家蔓は、やがてほろほろと解け広がり、絶える事のなかった悲しみの涙も留まり、内親王は足弱車の様によろよろとしながらも、苦しみから免れ出る事ができた。
式子内親王(本当に有難い事です。では、このご恩に報いる為に、昔殿上に居りました頃の華やかな様をここに甦らせて、あの五節舞姫の小忌衣を着て、舞を舞ってお目にかけましょう。)


…式子内親王は在りし日の舞を舞う。袖を返し、神楽の拍子に合わせて歩みを進める。僧は殿上人の華やかな舞を目の当たりにする。


シテ「おもなの舞の。」
式子内親王(お恥ずかしい舞の…)


地「有様やな。」
式子内親王(有様でございます。)


…つづく

定家 八 

2015年09月12日(土) 17時32分
ワキ「夕べも過ぐる月影の。夕べも過ぐる月影の。松風ふきて物凄き草の蔭なる露の身を。」
僧(夕暮れもはや過ぎて、夜の月影が差し、松風が吹き渡って物凄い折柄、この草葉の陰に果敢なく消えた人の事を思って…)


ワキ「念ひの珠の数々に。弔ふ縁は有り難や。弔ふ縁は有り難や。」
僧(数珠を繰って、色々と弔いをするのだが、この様な縁を得たのは本当に有難い事だ。)
…と式子内親王の墓標の前で夜もすがら読経をする。


…やがて石塔の中から女性の声が聞こえてきた。


シテ「夢かとよ。やみの現の。宇津の山。月にもたどる。蔦の下道。」
式子内親王(『夢かとよ闇のうつつの宇津の山、月にもたどる蔦の下道』〔宇津山にある蔦の下道は月の夜でさえも暗闇の中にいる様で、夢か現かわからない程です。〕この歌の心の様に、今私がいる冥途も暗闇で覆われています。)


シテ「昔は松風蘿月に言葉をかはし。翠帳紅閨に枕をならべ。」
式子内親王(昔は松吹く風につけ、蔦蔓を照らす月につけても、風流な言葉を取り交わし、美しい閨の中に枕を並べて…)


ワキ「様々なりし情の末。」
僧(睦ましい契りを結ばれたのですが…)


シテ「花も紅葉も散々に。」
式子内親王(花も紅葉も散り失せる如く…)


ワキ「朝の雲。」
僧(または朝の雲や…)


シテ「夕の雨と。」
式子内親王(夕べの雨の様に…)


地「ふる事も今の身も。夢も現も幻も。ともに無常の世となりて跡も残らず。なに中々の草の蔭。さらば葎の宿ならで。そとはつれなき定家蔓。これ見給へや御僧。」
式子内親王(契りは絶え果て、その当時の事も、今の身の上も、夢も現も幻も、全て儚く、定めなく跡形も無くなってしまうのです。草葉の陰にても、荒れ果てた葎の生い茂る宿に詫びて住むの事もなく、定家蔓に這いまとわれて落ち着く事もできない身の上でございます。お僧様この有様をご覧下さい。)


…やがて式子内親王の霊が姿を現す。その身には定家蔓が這い纏い、なんとも痛ましい姿であった。僧は尚も読経を続ける。



…つづく
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宇 竜成 (うだか たつしげ) 金剛流 能楽師 昭和56年12月21日生まれ。 舞台活動の傍ら、初心者にもわかりやすく楽しめる 「能楽ワークショップ」を企画し、2007年にはパリ、 2008年には韓国にてもワークショップを行う。 現在京都を中心に活動中。
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