薫風。 

March 29 [Sun], 2009, 19:09


遠くのほうから吹きつける
冷たい風が懐かしい思い出を
一緒に運んでくる。


薫り立つ珈琲の暖かさが
そっと頬をなでる。
蒸気がうっすら額をかすめる。


あの日に見たキヲクの中の
色褪せた風景写真を
瞼の裏に思い出してみる。


頬をつたう涙の跡に
焦燥感と絶望感、そして小さな幸福感が
一筋の水滴と零れ落ちていた。


風の便りは
様々なものを、オモイを
運んできてくれる。





そう、キヲクの底で
封じ込められていたキヲクでさえも
土足で踏み込んで、荒らしていく。


心が痛む。


  

自軸。 

March 24 [Tue], 2009, 20:25


何が正しいのか、何が間違いなのか
そんな判断基準は
とっくのとうに狂ってる。


尽くされて、気にしてもらえて
愛され続けて
人は何を不満に思うのだろう。


満足感の中に、幸福感は
もしかしたら含まれないのかもしれない。


少なくとも自分を犠牲にするということを
満足感に変える人間にとっては
他人から見たら、そこに幸福感は存在しない。


よくわからないのではなくて
きっと、『わかりたくない』だろうと思う。


裏切り続けても、
手放すことはしないほうが
僕は救われるのかもしれない。


きっと、もう自分軸が
あさってのほうに向いて傾いている。
狂った時計みたいにぐるぐると。







バランスの取れなくなった自分なんて
ほんの一瞬で飛んで行ってしまうのだろう。
気づいた時には、きっと。




  

与力。 

February 11 [Wed], 2009, 10:16

 
ヒトには、考える頭がある。
伝えるための口がある。
触れるための手がある。
逢いに行くための足がある。

どれもオモイを伝えるため。
どれもオモイを届けるため。

そう、きっと人は
誰かに何かを与える力を
必然的に備えているんだ。

誰かのために
自分のために

そのひとつひとつは
目に見えないほど
小さいかもしれないけど

きっと僕のそばにも
あなたのそばにも
それは存在している。



 

造語。 

January 28 [Wed], 2009, 2:00


夢の場所に人が立った時、
1人1人に向けて届けるコトバが思いつかずに


『ありがとう』ってコトバ以上のものがあればイイのに。。。


そう言って、心をこめて
感謝のキモチを精一杯届けようとする姿は
とてもステキだと思う。




同時に、ふと思った。
『ありがとう』というコトバには
それだけの重みがあるんだと。



  

白雪。 

January 25 [Sun], 2009, 15:16


そこにあるべきものが
まるで、息をひそめるかのように
ひっそりとした景色へと変わってゆく。


そんな白い世界が好き。
真白に染められた地平の果てに
ぼんやりとピントを合わせる。


真っ赤に染まる空の切れ間から
止むことなく降り続ける
白い紙ふぶき。


そっと包み込むように
手の中に招くと
一滴の涙に変わる。


渇いたココロに沁み渡るように
そっと大地へと還す。






刹那、ココロの潤いを失った
渇ききったキモチに
すっと沁み渡る。





  

声色。 

January 16 [Fri], 2009, 0:36


今も尚、耳の奥に響き渡る
甘い囁き。冷たい罵声。


握りしめた手に
ほんの僅かに残る
暖かな感覚。


眠れない夜の
小さな苛立ちは
キヲクに残る





鮮やかな声色。




必然。 

January 08 [Thu], 2009, 23:42


世の中の出来事が
『偶然』と『必然』で成り立っているとすれば
人との出会いや別れは


『偶然』の出会いから始まり、
『必然』の別れで終焉を迎える。


と考えるのが自然なのだろうか。
いや、これほど不自然な
不確定要素を備えた出来事はないだろう。


出会ったことも
もしかしたら『必然』かもしれない。
惹かれあう、導きあう力は
神が与えた『必然』なのだろう。


別れることも
もしかしたら『偶然』かもしれない。
何かのイタズラで、ほんの些細なことで
起こってしまった事故のような『偶然』。


だったら、僕はどうやって
キミに出会って、別れたのだろう。


『必然』という運命のループの中で
出会い、別れ、離れ
そして、忘れていくのだろう。







そう、まるで忘れていくことも
キヲクの片隅から掠れていくことも
そのスベテが『必然』だったかのように。。。






取捨。 

January 06 [Tue], 2009, 19:22


自分が生きていく中で
捨てなければいけないモノ
取り入れなければいけないモノ
選択肢は様々。


捨てて後悔するものは
何もないなんて
強くは言えないけれど


せめて


取り入れて自分を
少しでも成長させるモノならば
恐れず取り入れようと思う。


暗がりに捨てるのは
自分に後ろめたさがある証拠。


暗がりから拾うのは
自分に勇気がある証拠。


闇の底から拾い上げた光の粒は
必ず芽を出し、根を張り
自分の根幹を作るものと信じてる。






花が咲かずとも
美しい生命の木は
いくらでもある。






  

消煙。 

November 01 [Sat], 2008, 15:40



煙の先に見た幻影を
振り払うようにそっと手を置く。


この場所で始まった
小さな出来事は、ずっと心に影を落とし続けた。
心の闇に巣食うようにずっと、ずっと。


始まりの場所は
終わりの場所。


心の洗浄。


  

暖色。 

October 28 [Tue], 2008, 19:09


暖かい陽だまりの中
小さな夢を見る。


柔らかな腕の中に包まれ
暖かな笑顔に
安らぎを覚えた遠い記憶。


小さな頃に見た
紛れもない原風景。


幸せなんてコトバは
安請け合いなコトバだけれど
そこには確かにあった気がする。


幸せと安心。。。
そして束の間の満たされた
幸福感が。



  
P R
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