AlivEはこっちに書こうかなと 

2005年04月17日(日) 1時50分
そんなわけでAlive再発動です〜。
ブログの方が更新速度速いような気がしたから(それだけv

簡易キャラ紹介そのうちちゃんとしたのを創ります・・・

ゼウンス・昴・ハーネスト(?)
死神さん。一応主人公。外見は群青色の長髪に白銀+深紅のオッドアイ。

フラディール・イオネス(♂)
コアの一人。漆黒の毛並みと翼を持つ。瞳は紫。

卍・アーク(♂)
死神。緑髪でオールバック。昴の先輩。

凪=ヘルヴィン(♀)
死神。イケイケおねえちゃん。褐色の肌に白髪。

序章 

2005年04月17日(日) 1時53分

 異世界を行き来できる“コア”と
 神に最も近い“死神”の
 命をかけた 鬼ごっこ
 気ままで 残酷な神は
 果たしてどちらに味方するのだろうか・・・

       −序章−

空はどんよりとした鉛色。上空にはぽっかりと2つの月が浮かんでいる。
風が生暖かく感じる冥界で死神たちは冥王の城に集まっていた。

「聞いたか?冥王の野郎、またコア狩りすんだってよ〜。」
「はぁ?マジかよ。10年前もやったじゃねぇか。」
「めんどくせぇよなぁ。ボケたか?」
「ギャハハ!そうかもな!!」

こんな会話が飛び交う中、城から少し離れた丘の上で一人の少年が寝そべっていた。

「騒がしいな・・・。もう集まってるのか・・・。逃げよ・・・。」

長い紺色の髪を揺らし、少年が立ち上がった。
と、同時に手のひらほどの大きさの黒い物体が彼めがけて飛んできた。

「あ。」

スピードを落とした物体の中心には赤い一つ目がついている。
どうやら魔法で作られた生命体のようで、黒い一つ目は片言な口調でわめいた。

「ゼウンス・昴・ハーネスト!!貴様ダケダ!冥王様ノ命令ニ反応シナカッタノハ!
今スグ城ニ向カエ!!」

コレだけ言うと一つ目はポン、と音をたてて消えた。
少年昴はため息をつき、めんどーなどと愚痴をもらしながら指を鳴らした。
すると背中にある無機質な銀色の骨組みから半透明な翼が現れた。
それを羽ばたかせ、昴は冥王の城へと飛んでいった。


 この時、死神昴は知らなかった
 己の行動が運命を変えることも
 己の過去が明らかになるということも・・・


to be contenued.

死神 

2005年04月17日(日) 1時55分
−死神−

「おおっと、“冥界最強”のゼウンス様のお出ましだぜ。」
一人の死神が昴を見つけ、騒ぎ出した。
地面に足をつけると、背中の半透明な翼が骨組みに吸い込まれるようにして消えた。
「お、微妙に遅刻だねぇ〜?まぁ“ゼウンス”の名を持ってるお方で最年少の天才君だしなぁ〜。」
「免除ってか!お得だねぇ!!」
「・・・。」
「おやぁ?ゼウンス様はご機嫌斜めのようで!」
死神たちがゲラゲラと笑った。
昴の左右色の違う瞳に殺気が宿る。
「・・・五月蝿いよ、クズどもが。死にたい?」
この一言で周りは一気に静まり返った。
昴の足元からは冷気が出ているような気がした。
「おーっと、相変わらず短気だねー。」
「・・・!?」
背後から男の声がし、昴は慌てて振り向いた。
「ま・・・卍(マンジ)・・・何故此処に・・・。」
「何故って・・・死神だ・か・ら。」
「・・・気持ち悪い。」
しかめっ面をする昴に対し、卍と呼ばれた男は以前ニコニコしている。
髪は緑で、オールバックにしてあるせいか笑顔が似合わない。
「そんな顔したら折角の可愛い顔が台無しだよ?」
「・・・殺すぞ。」
「ひゃーおっかない!昴ちゃんは・・・。」
「ちゃん付けで呼ぶな。」
昴の右手の平から黒い突起物が現れ、それを引っこ抜く。
身長ほどの巨大な鎌が出で来た。
どうやら、一種の召喚術のようで彼の手の平には魔方陣が彫ってある。
赤黒い、血がインクのようだ。
「あらー短気だね。よくないよ。」
「ほざけ。」
一瞬、今まで吹いていた風が止まったような感覚が二人を襲い、昴は鎌を消した。

死神 -2- 

2005年04月17日(日) 2時06分
「凪(ナギ)・・・が・・・。」
「うげぇ!」
昴は再度しかめっ面をし、卍は露骨に嫌そうな顔をする。
その先には一人の女が立っていた。
肌は褐色で、髪は白髪。
そしてスタイルが妙によい。
「あぁ〜ん、昴ぅ〜。会いたかったぁ〜!!」
「僕は会いたくなかったよ。」
「あ、俺も・・・。」
女が卍を殴った。どうやらこの女が「凪」のようだ。
凪は昴に飛びつき、ベラベラと話し始めた。
「アタシねー、昨日からずぅっっっと昴を待ってたの〜。」
「冥界に時間はないよ。」
「コア狩り頑張ってねぇ〜ん。昴は・・・初めてだっけ?」
コア狩り・・・?と、昴は思った。
何処かで聞いた事がある・・・と。つい最近のような、遠い昔のような・・・。
とても悲しく、苦しいような気分が昴を襲った。
「兄様・・・。」
ポツリと昴が呟いた。本人は何なのかわかっていない。
周囲の死神たちにも聞こえなかったようだ。
懐かしいような気持ちになったのでもう一度、呟いてみる。
「兄様・・・。」
この言葉の意味は昴には理解出来なかった。
しかし、何故か懐かしいような気持ちに慣れるのだった。
そうこうしているうちに冥王が城のバルコニーに現れた。
外見は龍のような獣のような、なんとも言いがたい形をしていた。
そして唸るような声で叫んだ。
「さぁ、いよいよだ!死神たちよ!!今一度忌々しきコアどもを殲滅してくるのだ!」
コレだけ言うと、冥王は一瞬のうちに消え、その代わりにそれぞれの死神の足元に螺旋階段が現れた。
次々と死神たちは螺旋階段を降りて行く。
そして残るは凪、卍・・・そして昴のみ。
「いいかい?コアを見つけると何かしら身体に異変が起こるからね。」
「ぜぇーったいどこかで会おうね〜!死なないでよぉ〜!」
「・・・了解・・・。」
まずは凪、次に昴が降りようとすると、卍が止めた。
「・・・何?」
卍を殺気を込めて睨んだ。
「・・・槐(エンジ)みたいになるなよ・・・。」
「・・・?」
いつもとは違う卍に疑問をもつが、そんなことより「槐」という言葉・・・いや名前が気になった。
やっぱり懐かしい。けれど胃に鉛玉が落ちるような感覚になった。
なんなのか、と卍に聞こうと顔を上げると、いつものニコニコした顔をしていた。
「それでは、健闘を祈る。」
そういって敬礼をすると卍は螺旋階段をテンポよく降りていった。

死神 -3- 

2005年04月17日(日) 2時07分

昴が螺旋階段を降りて行くと下界が見えた。
丁度夜中で空には星が輝いている。
「綺麗・・・。」
「綺麗」?「綺麗」とはなんなのか、と考えるが一向に答えが出ない。
昴は少しずつ、そして確実に自分の異変に気がついてきていた。
何かが自分の中で目覚めようとしているのでは・・・と。
ふと、顔をあげると小さな木で出来た家がポツリと建っていた。
窓からはオレンジ色の光があふれ出している。

ズキン

今まで味わったことのないような痛みが昴を襲った。
「・・・ッ!!?」
右目に焼けるような激痛が走る。痛いなんてレベルじゃない。
地面に転がり落ち、のた打ち回っていると先ほどの木造の家のドアが開いた。
逆光で顔はよく分からないが、どうやら男のようだ。
「誰だ・・・。」
昴は直感した。殺される、と。
その声には殺気がこもっていた。しかし、昴には逃げるほどの力は残っていない。
少し楽になったが、まだ右目が痛む。
「何かしら身体に異変が起こるからね。」という卍の言葉を思い出した。
・・・つまりこの痛みが卍の言っていた異変で、今自分の目の前にいる男が“コア”なのだ。
殺らなくては、殺られる、と頭の中では理解しているものの、体が動かない。
男が近づいてくる。もうだめだ。殺される・・・。
昴は覚悟を決め、目を閉じた。

to be contenued.

始動 

2005年04月17日(日) 2時08分
−始動−

空にはぽっかりと満月が浮かび、昴と男を照らした。
「まさか、昴・・・か?昴なのか?」
聞き覚えのある声が聞こえた。
昴が目を開けるとそこには長い髪をおさげにし青年が立っていた。
その背中には大きな、黒い翼が生えていた。
「あんた誰・・・。」
「お前の本名はなんだ。」
昴の質問には聞く耳を持たず、青年が質問をした。
「ゼウンス・昴・ハーネスト・・・。」
青年は表情を変えず、昴の左指の指輪に目を止めた。
そこには「ENJI・H」と、彫ってあった。
「・・・コレは?」
「え?指輪・・・。」
「そんなの見れば分かる。この名前のことだ。」
きょとんとしている昴に対し、少し呆れたように青年が聞いた。
「エ・ン・ジ・・・エイチ・・・。」
「エンジ」・・・。卍の言っていた名前・・・。
「槐って誰?」
「顔かしな。」
青年はやはり昴の言葉を無視し、今度は顔を鷲づかみにして自分の顔の近くまで持っていった。
彼の瞳は紫紺で、殺意は消えていた。
「白銀の瞳・・・。槐・ハーネストの瞳だ。」
「・・・ハーネスト・・・?僕と同じ・・・ハーネスト・・・。」
青年が掴んでいた昴の顔を離し、地面に魔方陣を描いた。
そこに両手をつくと、まばゆい光とともに青年は真っ黒な獣に姿を変えた。
「・・・。」
どこかで見たような、気がする。
「・・・昴・ハーネスト。間違いないようだな。」
「・・・だからあんた誰。」
先ほどの魔方陣の上に立つと青年は獣から人の姿へと変わっていった。
「昴・・・久しぶり。俺はフラディール・イオネス。覚えてないかもしれないが、な。」
「フラディール・・・。」
青年フラディールが差し出した手に昴がつかまると、体の中に何かが流れ込むような感覚に襲われた。
「・・・フラ!!」
思い出した・・・走馬灯のように記憶が甦る。
自分の犯した罪も、自分の過去も、何故こうなってしまったのかも・・・。
「フ・・・フラ・・・。何故・・・僕は何故・・・死神になんか・・・。」
「ふぅ・・・良かった。とりあえず俺の家に招待しよう。」
フラディールは昴を引き上げ、自分の家へと入っていった。

to be contenued.

始動 -2- 

2005年04月18日(月) 18時55分
フラディールはコーヒーを飲み、話を続けた。
「槐さんを殺した奴…確か“卍”と名乗っていた。緑の髪で…。」
ガタンと音を立てて昴が立ち上がった。
「そんなバカな!卍が兄様を!?」
知り合いか?と聞かれ昴は頷いた。
「てっきり昴を連れていっただけで後は他の死神に任せたのかと思ったが…。多分、お前の右目に槐さんの目を移植したのも卍だな。」
「右目?」
ふと、昴は思い出した。そういえば卍は僕に鏡を見せてくれなかったのはそんな理由があったのか。
「これ、兄様の目?」
「あぁ。戦いでお前の右目は潰されたからな…。」
「…そーなんだ…。その時の事、全然覚えてない。けれど今決めた。僕は兄様の仇を…卍を…殺す…。確かに兄様は裏切り者だ。けれど兄様がしたことを僕は間違いだとは思わない。卍を倒し、兄様の意志を受け継ぐ!」
「昴、お前には無理だ。槐さんを殺した奴だぞ?」
「僕は“冥界最凶”とまでうたわれたんだ!卍ごとき…!」
刹那。
昴は床にたたき落とされた。昴は何が起きたのか理解出来ず、ただ床に倒れているだけだった。
「…フラ?」
不安が昴の光の無い瞳に宿る。
フラディールが昴に向けて手を突き出している。どうやら攻撃されたようだ。
そして溜息をつき言った。
「これが俺の1番弱い術。それに太刀打ち出来なかったんだからお前は俺より弱い!」
確かに攻撃は見えなかった。だけどそれは不意を突かれたから…。
「戦いにおいて不意打ちは当たり前だ。全く…よし、朔羅のところへ行こう。アイツなら戦い方を教えてくれるし。」
「分かった。」
昴が冷めたミルクティーを飲み干し、フラディールの方を向くと、そこには真っ黒な獣がいた。
「乗れ。」
昴はフラディールに跨がり、二人は西の空へと飛んでいった。

to be contenued.
P R
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