ホステージ
June 11 [Sat], 2005, 14:00
ブルース・ウィリスの主演作を観るのは、「ティアーズ・オブ・ザ・サン」以来だから、ひさしぶり。シリ監督の「スズメバチ」は先日観たばかりだから、予習もバッチリ。レイトで観てきた。
犯人グループと人質、そして救出を図る警察という通常の構図に加え、「DVDじゃ!DVD取ってこい!」と無茶な要求をする悪人が絡む。こういう一味足した構成が好きなんだね、この監督。ちょっと複雑な人間関係を、まったくこちらに感じさせずに捌いていく力は、「スズメバチ」で証明済み。安心して観られる。
ただ、設定は面白いのに、その緊張感を最後までキープできず、後半にかけて崩壊してしまった。FBIに化けた悪者どもがなだれ込み、犯人は逆上、屋敷は炎上のてんやわんわ。「ドンパチ大好き!燃やすの大好き!」な監督なんだろうね、きっと。オレも嫌いじゃないけどね。でもこの映画では、火花散るような知能戦をもっと見せてほしかった。
主犯のマースもいまひとつ。何考えてるかわからない不気味なキャラ設定は、もう少しなんとかならんかったのかな。一見冷静で声色も落ち着いてるのに、突然キレて銃ぶっぱなして事態を悪化させてる。人質の娘に色目使ってるようで、でも決して襲わない。何か特別な感情があるようだが、その真意は読み取れず。最後は屋敷に火をつけて自滅。この映画が後半まとまりに欠けてるのは、こいつのせいでもある。
仲間の兄弟を殺しちゃうタイミングも突然。あそこで殺さなきゃならない必然性が感じられない。あまりに気まぐれ。あの兄弟、後半に何かしないと中途半端なキャラのままじゃん。救われないよ。
敵の根城に踏み込むラストも、ああ来るとは思わなかった。まさか悪いやつら全員撃ち殺しちゃうとは。シリ監督のカラーなんだろうけど、「悪人は死んで当たり前!皆殺しだ!」っていうのも、どうなんかね。こういう閉め方には抵抗感を感じる。
この映画で一番エラいのは、トミーだ。「ダイ・ハード」の再現とばかりにダクトをはいずり回り、屋内の状況を逐一外部に知らせて、姉を助け出し、DVDもちゃんと見つける。「天国から来たチャンピオン」を手にした時は、あちゃー!と思ったけど、すぐに「天国は待ってくれる」も見つけて、両方持ってくる機転のよさ。妻子を救うためとはいえ、あんな子供をだますのは気がとがめるよね。しかも、DVDは、偽FBIとともに燃えちゃったし(笑)
ブルース・ウィリス、最近はヒット作に恵まれないなあ。「シン・シティ」に期待するしかないか。
<6/12追記>
脚本が「ダイ・ハード2」のダグ・リチャードソンと聞いて、激しく納得。あいつ、人が死ぬことに何の抵抗感もない男だよ。見た目の派手さしか頭にない、ノータリン脚本家です。この映画の少しでもいいところは、原作と監督と出演者によるものだ。ここまで嫌いな映画人って滅多にいないんだが、ヤツに仕事あげちゃダメだと思う。
文章中、監督のせいにした部分は撤回します。全部、脚本家に原因があると思われるので。シリ監督、ごめんね。
そのとおりと思ったら・・・
ただ、設定は面白いのに、その緊張感を最後までキープできず、後半にかけて崩壊してしまった。FBIに化けた悪者どもがなだれ込み、犯人は逆上、屋敷は炎上のてんやわんわ。「ドンパチ大好き!燃やすの大好き!」な監督なんだろうね、きっと。オレも嫌いじゃないけどね。でもこの映画では、火花散るような知能戦をもっと見せてほしかった。
主犯のマースもいまひとつ。何考えてるかわからない不気味なキャラ設定は、もう少しなんとかならんかったのかな。一見冷静で声色も落ち着いてるのに、突然キレて銃ぶっぱなして事態を悪化させてる。人質の娘に色目使ってるようで、でも決して襲わない。何か特別な感情があるようだが、その真意は読み取れず。最後は屋敷に火をつけて自滅。この映画が後半まとまりに欠けてるのは、こいつのせいでもある。
仲間の兄弟を殺しちゃうタイミングも突然。あそこで殺さなきゃならない必然性が感じられない。あまりに気まぐれ。あの兄弟、後半に何かしないと中途半端なキャラのままじゃん。救われないよ。
敵の根城に踏み込むラストも、ああ来るとは思わなかった。まさか悪いやつら全員撃ち殺しちゃうとは。シリ監督のカラーなんだろうけど、「悪人は死んで当たり前!皆殺しだ!」っていうのも、どうなんかね。こういう閉め方には抵抗感を感じる。
この映画で一番エラいのは、トミーだ。「ダイ・ハード」の再現とばかりにダクトをはいずり回り、屋内の状況を逐一外部に知らせて、姉を助け出し、DVDもちゃんと見つける。「天国から来たチャンピオン」を手にした時は、あちゃー!と思ったけど、すぐに「天国は待ってくれる」も見つけて、両方持ってくる機転のよさ。妻子を救うためとはいえ、あんな子供をだますのは気がとがめるよね。しかも、DVDは、偽FBIとともに燃えちゃったし(笑)
ブルース・ウィリス、最近はヒット作に恵まれないなあ。「シン・シティ」に期待するしかないか。
<6/12追記>
脚本が「ダイ・ハード2」のダグ・リチャードソンと聞いて、激しく納得。あいつ、人が死ぬことに何の抵抗感もない男だよ。見た目の派手さしか頭にない、ノータリン脚本家です。この映画の少しでもいいところは、原作と監督と出演者によるものだ。ここまで嫌いな映画人って滅多にいないんだが、ヤツに仕事あげちゃダメだと思う。
文章中、監督のせいにした部分は撤回します。全部、脚本家に原因があると思われるので。シリ監督、ごめんね。
そのとおりと思ったら・・・
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