風邪とか新居とか母とか 

February 24 [Sun], 2013, 21:47
昨夜からやけに喉が乾く。たぶん夜中に一度目覚め、浅い眠りを繰り返すこれは風邪の引き始めに違いない。
昨日は、新居を探しに行った。新しい場所を探しに行った。私では不安だと、田舎から母が来てくれた。三つの場所を回ったが、どこもいいとこだったように思う。自分のことなのに、どこか現実味がなくて足下は常におぼろげだったように思う。前にも書いたが、私は変化が苦手だ。なにか新しく始まる一切のことから常に及び腰で生きてきた。成るようになると、幽霊みたいに漂う私を、私はとても嫌悪しているが、変化ない現状のぬるま湯にひたり、いいことはないか楽しいことはないか、おいしい話はないか、上を向き喉をそらし口をあけて、素敵なことが降ってくるのを待ち構えているだけの生活を送ってきた。まったくどこに出しても恥ずかしいやつだ私は。今回も私は母に面倒を丸投げで、文句を垂れ流すだけの存在だった。結局最後に見せてもらった日当りのよい暖かい部屋に決めた。寒いと心まで冷えきって、私はここに居ないかのように、指先から透明人間にでもなるかのような心境になる。影にいると影と一体化して、私のなすべきことは、せめて誰にも迷惑をかけずこっそり息をすったりはいたりすることだと感じる。私をどうか見ないでほしい、私の一切の事を心の片隅にもおかず、始めからなかったもののように振る舞ってほしい。と思う反面、私をどこかで見つけてほしい、誰かにこっそり見ていてほしいという思いもある。私という人間の人格や心のあり方を知ってほしくないけど、本当はとても知ってほしい。と思うけど、ぐるぐる考えれば全てがどうでも良くなり、またぬるま湯に溺れて、下から感覚の少なくなった足の裏をふつふつと刺激する、見ないふりをしてきた全て全部一切合切がちくちくと刺す。
 昨日は母と築30年ほど前のホテルに泊まる。ホテルの支配人らしい頭頂がうっすらとした初老をいくばくか過ぎた眼鏡の男性が鍵を渡してくれた。ホテル内は全体的に茶色のフィルターをかけているかのような印象を
もった。通りすがりに見たホテルの自動販売機の、ビールの値段の高さに驚く。高過ぎ、こんなん飲む奴いるんかとだれともなしに言う。
今思えば、ホテルの部屋の中が乾燥しすぎていた。つまり暖房が効き過ぎていたことに問題がある。浴衣なんぞは見る影も無く、ただ布が体の周辺に纏わりつき腰のひもがかろうじて結び浴衣を浴衣たらしめていた。つまるところはだけてまくっていたのである。母はそんな娘を見るともなく大きなお尻をこちらに向け早々に寝入っていた。そんなおおきなほ乳類が横たわるようにして穏やかに眠る母の姿を見て、体の肋骨の下あたりが苦しくなる。思えばこの人の柔らかで広い背中におんぶにだっこの怠けた人生を歩んできた。第一志望の大学に試験を受けに行ってぼろぼろになって帰ってきたとき、遠いところまでついてきてくれて、お母さんここ気に入っちゃた、いいところだねと言ってくれていたのに、私の実力じゃ全然だめだったのに沢山応援してくれてありがとう。私の状態が芳しくないと見ると、大学内で買ったマスキングテープを私にプレゼントして、何度も元気づけようとしてくれたね。私なひねくれ者だから、そんなの買ってどうするの、と突き返してしまったね。今でも後悔しているよ。うまくいかないことばかりで、おつむの弱い娘で、本当にごめんね。両親ともに仕事を休んできてくれたのに、私は帰りの車の中、大学の先生に言われたことがショックすぎてでもその通りで、本当に自分はなんて不出来な子なんだとイライラして、しまいには泣けてきて、八つ当たりしました。沢山の思いを、無償で提供してくれるあなたのことを思うと、私は明日も頑張って行きて行こうと思います。沢山の感謝を、いつか絶対返すから、待っててほしい。
明日は色々講習を受ける日なので、張り切っていきます!
風邪は早く直るように沢山水分とって本読んで寝ます!
P R
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