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淡水化する方法

海水を淡水化するという方法で最も多く使われているのは、
多段フラッシュ法という方式だと思われます。
海水を沸騰させて水蒸気を冷却して水にするというのを
数段繰返す方法です。理論的には1段だけでもいいのですが、
どうしても完全に塩分を除去しきれないらしく数段行なう事が
多いようです。熱源となるエネルギーが必要なので中東などの
産油国はこの方式が多いようですね。
「イオン交換膜法」
塩は水の中でイオンという状態になって電気をおびています。
イオン交換膜は、特定のイオンだけ通すので、この膜を使い
海水を電気分解して塩分を除去した水を作ります。この方法は
電力が必要です。
「逆浸透法」
純粋な水以外の物質を通さない程目の細かい膜を使って、海水に
圧力をかけて水だけ押し出す方法です。
通常圧力をかけるのに電動ポンプを使うのと、膜から浸み出す
速度に限りがあるので、大量に海水を淡水化するには向いていません。

淡水化にかかわる企業

海水の淡水化には多大なコストがかかることはわかりました。
でも、ということは現在のコストでは、産油国や先進国といった国にしか
設置できないということになってしまい、必要な途上国などに普及させる
には、どの程度のコストまで下げる必要があるのかということになります。

途上国の場合、プラント自体は先進国の政府開発援助などで設置されることに
なる可能性が高いです。 問題は、その維持運営を途上国で行なう必要が
あるということで、この費用が高いと結局は途上国での実現の可能性が低く
なります。
現在、淡水化コストが安い逆浸透膜法という方法でも、維持運営費用の中で
もっとも大きな割合を占めるのは、淡水1立米あたり3〜5kwかかる電力です。
ということは安い電力さえあれば、コストを下げて真水が作れることに
なるので、淡水化プラント設置以前の電力の問題も大きく関わってきます。
そう考えると途上国で、民間レベルで設置から維持管理まで全てを行なう
ということはまだまだ問題が山積ですね。

海水淡水化センター

地球に存在する水の99%は海水・・・。その海から、効率的に真水が取れたらいろんな問題が
解決できる。
海水を淡水化する技術。実はここに、日本の企業だけが誇る技が発揮されている。

福岡市の「海の中道奈多海水淡水化センター」は日に25万世帯分の真水を生産、
福岡市など8市8町に供給する国内最大の海水淡水化施設である。
ここで採用されているのが日本企業が開発した海水淡水化用逆浸透膜というもの。
世界でも高水準の取水率と耐久性が売り。
取水率とは、海水から取れる真水の割合のことを言う。平均は4割程度だが、
この企業の技術を使えば6割での取水が可能だという。

福岡市は人口が多いのに水源が確保されておらず、2、3年に一度は給のカットが
行われているという土地柄。現に、渇水は日常茶飯事である。
その解消のため、福岡地区水道企業団が選択したのが海水淡水化だった。

淡水化する装置について

海水を淡水化する装置と用途について調べてみました。

いろんな方法がありましたが、多分一番消費エネルギーが少ないであろう
装置を紹介します。

海水を太陽の光で熱して水蒸気を発生させ、これを海の中にある
冷却部で凝縮して水を集めることで真水を得る真水製造装置がありました。
ほぼ無限にある太陽の光の加熱能力や海水が持っている冷却する能力、
水蒸気自体が高圧の部分から低圧の方に水蒸気が移動する特性をそのまま活かす。
温度によって空気中で飽和状態になる水蒸気の分量が異なって、過剰分が凝縮して
水になる特性を利用しています。
電力や燃焼エネルギーを浪費することなく海水から真水を作りことが出来ます。
太陽エネルギーと水中の冷却能力を利用している環境にやさしい装置ですね。
用途としては、雨が少ない地域の沿岸部や海上での飲み水の確保。
レジャーボートや小型の船舶での飲料水が確保できます。
一つの方法を紹介しましたが、大掛かりでない装置でエネルギー消費も
抑えられて淡水化ができれば、こんないいことはないですね。

海水の淡水化

水不足がニュースや新聞などで問題になるたびに、海がまわりにあるのに
何故その水を利用しないのかと不思議に思っている方も多いのではないでしょうか?
海水を真水にする技術があることはなんとなく知っていても、現実には困って
いる地域や国がある。じゃあどうしてるのか、私なりに調べてみました。

いろいろ調べた結果、技術的には可能なのですが、いくつかの問題があることが
わかってきました。
現実には海水を淡水化するということはいつも水不足な地域ではすでに
使用されています。
たとえば中東やアフリカ、カリブ海沿岸などでは淡水化プラントが稼動して
いますし、日本では沖縄や福岡などで稼動しています。

しかし、これらは「いつも水不足」だからやっているのであって、夏だけ水不足に
なる地域で動かすにはコスト的な問題があるようですね。
話はそれますが、ハウステンボスには海水淡水化プラントがあって水不足のときは
フル稼働で給水したとのことでした。