2 

February 29 [Fri], 2008, 18:16
「あら、もういいの?」

 自分が会いたいときに、どこをほっつき歩いていたのか、と理不尽に切れられるかと思いきや、藍が部

屋に入ると翡后は顔を上げて微笑んだ。

「え? ええ」

「悪かったわね。使いを出したのが、湯に入ったところだなんて思わなくて」

「え、あ、いいえ」

 そういうことになっていたのか、と胸をなでおろす。明らかに太陽のにおいのする髪だが、気付いても

おそらく母は気にしないだろう。

「あなたに紹介するわ。さあ、錫(すず)。出ていらっしゃい」

 翡后に呼ばれ、隣の部屋から瑠と手をつないだ女官が出てきた。新しい者を雇うのは珍しいことだと思

って見ていれば、その銀鼠の髪の色には確か見覚えがある。

「―――――――あ」

 黒に近い青色の目をしたその乙女は、先ほど苗に「ナンパ失敗」とからかわれた娘だ。

「私がお預かりしたご令嬢よ。この度、行儀見習いとして私のところに来たの。まあ、どちらかといえ

ば、私や瑠の遊び相手だけれど。仲良くしてあげてね」

「はあ」

 気のない返事を返す。そんなことでわざわざ自分を呼びつけた訳がわからない。

「藍王太子さま。何かと至らぬ点もございましょうが、よろしくお願い致します」

「こちらこそ。気まぐれな母や癇の強い妹で申し訳ないけれど、くれぐれもよろしく頼むよ」

 当たり障りのない声をかけたつもりだが、母に取っては当たり障りが「あった」らしく、わざわざ手を

高く伸ばして叩かれた。

「扱いづらい母娘で悪かったわね。だったら、あなたが面倒を見てあげなさい。錫にお使いを頼んだの。

一緒に行ってあげて頂戴」

「いえ! 大丈夫ですわ」

「なんでわたしが」

 二人はほぼ同時に叫ぶ。翡后は目で錫を制し、藍にはあごをしゃくって胸を張って答える。

「だって、あなたはその『気まぐれな母』の息子で『癇の強い妹』の兄じゃないの」

「―――――――」

 口は災いの元だ、と藍は絶句した。







「あの、本当に大丈夫ですわ」

 気遣い気に藍の顔を覗き上げながら、錫は申し訳なさそうに言った。藍は晴れやかに笑ってみせる。

「いいから、いいから。王宮を抜け出す口実ができて、感謝しているんだよ。青月王も在城なされている

から、正直言って特にすることはないんだ。いやあ、勉学に勤しまされていたころは、こんなにも勉強が

ないことが退屈だなんて思わなかったよ」

 そう言って、錫の両手に抱えられた数冊の本を奪う。

「あ!」

「母上も好きだなあ。海の向こうに別の大陸があるんじゃないかと思っているんだよ。それで、様々な航

海日誌やら過去の文献やらを読まれているんだ。こんな分厚いのをね」

 わざとらしく本を片手に持って軽く振ってみせる。まるでその中身も大したものじゃないよ、と言って

いるようだ。

「……王太子さまは、信じていらっしゃらないのですか?」

 その表情に、藍は心の中で(しまった)と思う。童話にしか出てこない海の向こうの大陸の話を、彼女

は信じているのかもしれない。

「もしあるのだとしても、海の端には激しい気流の乱れがあって、とてもじゃないけど抜けることはでき

ない。どれだけ進んでも、おし戻されてくるそうだ。それが実際に航海に出ていった者全てが残している

記録、事実だよ。不可能なことに、あまり興味はないんだ」

 父も母のこの話には乗り気だ。積極的に何かをするわけではないが、嬉しそうに彼女の話を聞いてい

る。四、五年前の自分なら、確かに面白がって参加したかもしれないが、政務に本格的に参加するように

なってからは、そんな話に興じる母に腹が立つこともある。

 バカバカしいとまでは言わないが、国を動かす者がする話ではない。

「もしも、ということもあるのではありませんか?」

「見たことのないものを否定はしないけど、本気で論じようとは思わない、と言うことだよ。不愉快にさ

せたのなら、申し訳ないが」

 藍に言われ、はっとして錫は顔を赤らめて目を逸らした。何を必死になっていたのだろうと藍は思った

が、自分から話さないものを聞き出そうとも思わない。

(彼女が実は、その海の果ての大陸から来た人間だってか? バカバカしい)

 そう思って、自分は実は「バカバカしい」と思っているということに気付く。しかしすぐに否定した。

バカバカしいと思うのは、ありえないことを考える自分自身だ。ありえない話に興じる母ではない。

「ところで、王立図書館にこれを返せばいいんだろう? わたしが戻しておくから、君は戻っていいよ」

「いいえ! わたしのお仕事ですから!」

 ばっと顔を上げ、むきになって錫は言った。その剣幕におされながらも、藍は「まあ、別に構わないけ

ど」とだけ返事をする。

 それから二人は特に何も話さずに図書館へ入ったのだが、とにかく藍は、何かと必死に話すこの乙女が

奇妙に写ってたまらなかった。

パーティメンバ−2 

January 30 [Wed], 2008, 4:14
ミルラース 攻撃力706 これめっちゃ強え〜!メタル系なんかぶっこわす

あっははは 

January 17 [Thu], 2008, 7:10
面白い子だ…

ドレスが届いた〜♪ 

January 09 [Wed], 2008, 1:26
お店で着るドレスが届いたよ♪


『ネットで見ると品数も多いですし、値段もお手ごろですよ〜』

と、お店の女の子に聞いたので早速注文してみたんです。

生地も結構しっかりしてるし、縫製も思ってたより良いです☆

しかも、お値段安〜い!!お店で買う1着分のお値段で2着も買えました♪


購入先 Yahooショッピングサイト内 OFTHERIP 

美術の部屋「家畜商と曳き馬のいる風景」ヤーコブ・マリス 

December 23 [Sun], 2007, 8:11
         

マリスの風景画は「低い地平線と画面の3分の2を占める空」

というオランダ絵画の巨匠達を彷彿とさせるが、

この絵は、19世紀の画家らしく

自由で、伸びやかに描かれている。

1890〜1896年

秋華賞予想 

December 13 [Thu], 2007, 22:27
さあ、ww秋華賞です
◎ダイワスカーレット(1番人気??)
○ベッラレイア
▲レインダンス
△ミンティエアー

ウォッカは切りますww
ダイワスカーレットは前走余裕の勝ち方
33秒台の脚をいつでも見せられる
休み明けのウォッカよりもこちらのほうを軸にします

ベッラレイアは切れたら怖い存在ですが・・・
逆転もあるかも・・・

夏の上り馬 レインダンスとオークス4着のミンティエアーを押さえます
休み明けは総きり!!ですww

結果発表!!
えっと
ウォッカを切れませんでした
3連単フォーメーション
ダイワ ベッラ−ダイワベッラウォッカ−ダイワベッラウォッカレインミンティ
馬連
ダイワ−ベッラウォッカレインミンティ

馬連のみゲットです
でもよくついたほうですね

秋の夜長には・・・やっぱコレ! 

December 07 [Fri], 2007, 15:38
のんびりとビールを飲みながらBFっす (@゜m゜@)



BFって言ってもビ〜フステ〜キじゃないっす。



バトルフィールド2って戦争シミュレーションゲームです。



かれこれ2年程プレイしてるんですが



まだ特務曹長どまりっすw



二等兵から始まって10階級目です。。





最近は追加マップの”Highway Tampa”で戦車や装甲車ばかり乗り回してます、



勿論、工兵で対戦車地雷を巻きまくってます。( ̄∀ ̄;)




先程もプレイしてたんですが・・



敵の陣地を制圧した後、バギーに乗って退散しようと振り返ったら・・・・・







なんじゃコレは・・・・(* ̄д ̄)




YouTubeでもBF2なムービーが沢山ありますね。



これは追加マップのムービーっす。(プレイしてるの私じゃないけど)






前回書いた記事

野の鈴に雨の水滴が(Oct. 28, 2007) 

December 04 [Tue], 2007, 13:21
 醍醐を歩きながら花の撮影をする。雨滴が朝日に輝ききれいだった。

鳥獣の飼い方 

November 30 [Fri], 2007, 10:01
<イメージは松に鷹図、鷲図/伊藤若冲>

Lvが1つ上がって15となった。相変わらずケセ狩りを継続中。インクイジターにクラスチェンジを行った(現在はクラスLv4)。
インクイジターになりたいと思ったのはケセ狩りをするためにはキャンセレイションというスキルが必要であるとわかったからである。パーティの中ではリーダーが持っているので私の闇魔法と合わせればケセ狩りはできるわけだが、どうしても自分でも欲しくなりクラスチェンジをしたわけである。
またそのことと平行してケセ狩り中でいくら物理無効のケセにダメージを与えられないからといって先日購入のフェニックスをそのままタダメシを食わしておくわけにはいかないため金貨750枚で「鳥獣の飼い方」を購入。使役スキル「アサルトコマンド」を得る。ただし相手がケセだから本当に使うだけでダメージは全く与えられない・・・。一応ダメージは与えられなくてもペットのレベルは上がるようである。ペットのストレス値も下がっている。でもなんか物足りないなぁ。ケセにも通用するペットとか使役スキルとかないかなぁ。

アトミックカフェ 

November 22 [Thu], 2007, 22:46
アメリカ人監督が戦後・冷戦時のプロパガンダフィルムを再構築した
自虐的な映画です。

全編、当時のマヌケさが漂います。


「原爆により生じる爆発 熱 放射能 のうち、放射能が一番どうでもいいものだ」
とか。

とりあえず、原爆がピカッとしたら「DUCK & COVER」、とか。
P R
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