12月 

December 06 [Wed], 2006, 18:48
気が付けばもう12月、街を歩けばクリスマス一色になっているわ。
クリスマスを心待にしているわけではないけれど、気持ちが高揚するのはどうしてかしら。
太田川さんが、医局に小さなツリーを持ってきたから、医局が明るくなったのも確かね。
ナースステーションにも置いてあるみたい。
桜井さんが嬉しそうに話してくれたわ。

学会を来週に控えて、準備も大体終わって、ようやく一息つきました。
忙しかったとはいえ、日記をここまで放置するのは良くないわね。
やっぱり何があったか、書きとめておきたいもの。
のっつから貰ったハイビスカスティー、なくなっちゃったから買いに行かないと。
それから、進藤先生の大学時代の同期だっていう、内科医の先生にも会ってみたいわ。
見れば解るって進藤先生は言ってたけど。
綺麗な先生らしいし、その個性の強さもあってか、結構有名になっているみたいなの。
今度、院内の食堂にでも行ってみようかしら。

カボチャ 

November 05 [Sun], 2006, 1:15
しばらく日記を書いていませんでした。
気がついたら、もう11月。
一年って本当に早いのね。
医局にはまだ、太田川さんお気に入りのカボチャが置いたままにしてあるの。
片付けようにも、どうすればいいかみんなわからないみたいでね。
誰かが持って帰って料理に使うっていうのもありだと思うんだけど、誰も名乗り出ないの。
顔を作ってるシールを剥がせば、普通に食べられるのに。
でも一人暮らしの私達には、ちょっと大きすぎるカボチャなの。
だから、神林先生とか山城さんとかが持って帰るべきだと思うのよね。
まぁでも、太田川さんが相当お気に入りのようだから、あの子にあげても良いし。
もうしばらくは、医局にカボチャが居座ることになりそうね。

今月の下旬の学会で発表する論文が、なかなか書きあがらなくて、もう挫けそうだわ。
毎日毎日頑張って書いているけど、たまには息抜きも必要なのかも。
大きな学会だから、気を張ってしまうっていうのもあるのかもしれない。
書きあがらない要因がそこにあるのだとしたら、考えものよね。
大筋は出来上がっているけど、また変なこと書いて、教授に目付けられても困るから、慎重にならざるを得ないし、どうしても思うようにいかない。

壁にぶち当たることはよくあるけど、その度乗り越えてきた自分を思い出す。
そうすれば、もう一度乗り越えられるって、昔誰かが言っていた。
そうなのかもしれないって、最近思う。
神様は、乗り越えられる試練しか与えないんだもの。
乗り越えるしかないのよね。

 

October 18 [Wed], 2006, 3:17
なかなか寝つけないので、日記を書いてから寝ようと思います。

最近、毎日ICUにお見舞いに来る女性がいます。
彼女が来るのを待ちこがれているのは、最近交通事故で運ばれてきた男の子。
見たところ兄弟でもなさそうなんだけれど、彼女の方が明らかに歳上なのよね。
そしてどうやら、彼は彼女のことが好きみたいなの。
女性の方もすごく綺麗な方だし、男の子の方も綺麗な顔立ちだから、医局でもナースステーションでも、話題はもちきり。
応援してあげたいけれど、さっき質問攻めにあったの。

あの無愛想な青い術着の先生が好きなの?って。
突然そんなこと聞かれても困るし、まさか答えられなくて、何か良いかわし方はないかと考えていたら。
じゃあ、あの先生に何かしてほしいことはある?何をすれば、先生みたいな大人の女性は喜ぶの?って。
結局、毎日お見舞いに来るあの人に、何かしてあげたかったのかもしれない。

気持ちが一番大事よって、言っておいたけれど。
答えになってないって、怒ってたわ。
青い術着の先生も好きな人のことは誤魔化すんだ、みたいなこと言っていたけど。
さっき進藤先生とも何か話していたのはそのことなのかしら。
進藤先生にも、同じようなこと、聞いたのかな。

もしそうだとしたら、進藤先生、何て答えたんだろう。
好きな人のことって、やっぱり奥さんのことよね。
解ってる。解ってるけど、彼は優しいから、少しは期待だってしてしまう。

進藤先生は、私のことを、どう思っているんだろう。
私は、進藤先生のことを、どう思っているんだろう。

でも、これが恋なのだとしたら、こんなに苦しいことはない。
手を伸ばしたところで、彼には届いても、その心にまでは届かない気がするから。
本当のことは、なに一つ言い出せない。
だから余計辛くて、一人で考えていたら泣きそうになっている自分がいるの。
素直になれたら良いけれど、それもうまくいかない。

そんなことばかり考えていたら、眠れなくなっている。
考えても、どうしようもないのにね。
あの人は、誰を想っているんだろう。
綺麗な空を観ながら、届かない想いを昇らせているのかしら。

生きるということ 

October 16 [Mon], 2006, 23:00
心臓外科には、病気を治したいと心から思っている患者ばかりだった。
それでも 、元気に退院していく患者ばかりじゃないし、完治する患者ばかりじゃない。
それでも病気を治そうと、一生懸命頑張って、前を向いて生きている、そういう患者を沢山診てきた。
だから、軽々しく死を口にしたり、命を軽くみたり、治るのに治そうとする意思のない人とかをみていると、どうしても黙っていられなくなってしまう。

生きていれば、辛いことも沢山あるけれど、楽しいことも沢山ある。
泣いても、崩れても、笑える日が絶対来るから。
生きてて良かったって、そう思える日が、絶対来るから。
生きるということは、生易しいものじゃないけれど、その分、生きていれば喜びも幸せも感じられる。
生きて欲しい。
とにかく、生きることを諦めないで欲しい。

怒鳴ったのは、そういう意味を込めて…だったんだけど、正直私も熱くなりすぎたかな。
でもあれぐらい言わないと、って思ったりもして…。
また怖いって言われそうだわ。
っていうかもう言われてるのかも。

でもそれで少しでも患者が救われるのなら、何も迷うこともないわ。
怖いといわれようが、譲れないものがあるの。
言い方を気を付けた方が良いのかしら。
そういうのって、なんか苦手なのよね。
なかなかうまくいかないわ。

医局へ帰る時、山城さんに暖かい視線を向けられました。
彼女、少し笑ってたけどね。
これで今日のことは城島先生にも筒抜けだろうな。
次は城島先生に仲介に入ってもらおうかしら。


静かな日曜日 

October 15 [Sun], 2006, 11:56
今日は患者も少なく、穏やかな一日でした。
城島先生が、久し振りに玉ちゃんのチャーハンを全部食べれたって喜んでいたわ。
あんな風に喜ぶ城島先生は、少し可愛いです。
そういえば、城島先生は10日ぶりのお休みなんだって言っていたわ。
でも山城さんとお休みが重ならないみたい。
なかなかそろってお休みをとるのは難しいわよね。

今日は昼間に突然睡魔が襲ってきて、お昼ご飯も食べずに仮眠室で寝ていました。
軽くアロマを炊いてしまったけど…平気よね、多分。
香りもすぐ消えるだろうし、そんなにキツイ香りじゃないと思うし。
昼間も変な夢を観たけど、まだマシな方だったかな。
ただ昼間に寝てしまったので、今日の夜眠れるか心配だわ。
溜まっていたメールの返事でも書こうかしら。
久し振りにDrワッツからメールが来ていたのよね。
ワッツも、ワッツの元に残った数名のチームのメンバーも、みんな元気でやっているみたいで何より。
もうすぐハロウィーンね。
向こうはパーティでも開くのかしら。
そんな時間があれば、の話だけれどね。

明日は少し早めの出勤。
早く寝る努力をしよう。

アロマと焼き鳥 

October 14 [Sat], 2006, 2:02
今日は、久し振りの早上がりの夜勤明けでした。
最近ずっと眠れなくて、そのまま家に帰って寝るのが怖くて、帰りがけに進藤先生を食事に誘ったら快くOKしてくれたの。
変な天気が続いていたし、昨日は結構温かかったから、薄着で来ていたんだけど、夜はやっぱり冷え込むのね。
肌寒いと思っていたら、進藤先生がジャケットを貸してくれたの。
少し恥ずかしかったけど、すごく嬉しかった。
こういう時に優しくしてもらえると、どうしても甘えたくなる。
駄目だとは思いながらも、どこかであの人に頼っているのが解る。

ご飯を食べれるお店を探していたら、アロマテラピーのお店があったのね。
観て行っても良いって言ってくれたので、久し振りにじっくりと買い物をしました。
折角だし、今の自分に必要なものを…と思い、不眠解消のオレンジ・スウィートと、少し沈んだ気持ちを癒してくれるクラリーセージ。
アロマは結構好きなんだけど、なかなか買いに行く時間もなかったから、気がつけば2時間も経っていたの。
気にしてないって言ってくれたけど、自分も疲れてただろうし、本当に優しい人なんだと思うわ。
顔とかに出さないだけで。

結局入ったのは、焼き鳥屋さん。
アルコールを入れると、ますます浅い眠りになりそうだったので、ノンアルコールにしたの。
進藤先生には飲むように勧めたんだけど、寝不足だからって、結局飲まなかったのよね。
もしかしたら、付き合ってくれてたのかもしれないわね。
焼き鳥はとても美味しくて、二人で20本以上食べてしまいました。
寝不足とはいえ、おなかだけは空くものね。
特に何かを話したわけでもないし、彼の話を聞いたわけでもない。
聞きたいことはあったけど、一緒にいたら、聞きたいとも思わなくなっちゃった。
ただ、隣にいてくれるだけで安心した。
一緒にいれて、良かった。
一人でいたくなかったし、なによりも、やっぱり進藤先生だったからなのかな。
進藤先生には、いつも救われてる。

いつかまた、体調が良くなったら、一緒に飲みに行きたいわ。
今日は、ゆっくり眠れそうな気がする。
私だけこんなに落ち着いたような気持ちになっているけど、あの人はどうだったんだろう。
少しは元気なってくれれば良いんだけど。

明日から、また頑張ろう。
今日は静かに眠れますように。

 

October 12 [Thu], 2006, 3:01
目が覚めてしまいました。
夜中に目を覚ますなんて、最近はあんまりなかったのに、珍しいこともあるのね。

怖い夢を観たの。
時々、夢にまで見てしまう、あの日のこと。
普段は忘れていても、ふとした拍子に思いだしてしまう。
今日は眠れるか解らないわ。

名月 

October 10 [Tue], 2006, 23:33
先週の雨の日が中秋の名月で、それからずっと満月のような明るい月の夜が続いています。
医局からは見えないので、泊まりの日は屋上に上がって、深夜の月を眺めるのが最近の日課。
昨日は終電ギリギリで帰れそうだったので、帰る前に屋上に上がったのね。
そうしたら、進藤先生がくわえ煙草のまま屋上に上がってきたの。
一服するんだ、とか言って、黙って煙草を吸いながら月を見上げていた。
進藤先生は、何を考えているのか解らない、深い目をするの。
横顔を見ていても、全然掴めないし、何も言い出せなかった。
結局、黙って月を見て、それから一緒に病院を出ました。

帰り道では、多少話したけれど、少し元気がないみたいだった。
まさか風邪がうつった?
でもそんな風には見えなかったし、何か考えているみたいな表情だったわ。
心配にはなるけど、そこまで踏み込んでいけないような気もしたから、何も聞かなかった。
きっと、正しかったと思う。
私も、あまり干渉されるのは好きじゃないから。
あの人もそういうタイプだと思うのよね。
少し胸に引っかかるけど、仕方がない。
考えても答えなんか、出るはずないもの。

風邪 

October 05 [Thu], 2006, 22:20
やっぱり風邪だったみたい。
今日は急遽お休みを頂いてしまって、交代してくれた城島先生には迷惑をかけてしまいました。
山城さんにメールしたら、気にしないでって言ってくれていたみたいなんだけれど。
昨日は平気だったのに、今日になってこんなに体調が悪くなるなんて、思ってもみなかったんだもの。
薬が切れると辛いなんて、完全な悪循環だわ。

一日ベッドで本を読んだりテレビを観たりして、久し振りにゆっくりできたんだけれど。
これで熱が無かったら最高だったのに、なんて思ってしまいました。
部屋の掃除もしたかったし、論文も書きたかったのに。
体が嫌がっているみたいで、なかなか動いてくれなくて、気がつけばもう夜。
明日にはちゃんと出勤しないと、ローテーションに穴は空けられないわ。
熱があってもおなかはすくので、自分でご飯作って、りんご食べて…なんてしていたら、一人暮らしの寂しさを実感しました。
でもさっき、進藤先生がメールをくれて、ちょっと回復。
薬も効いてるみたいだし、このままゆっくり寝ることにするわ。
昨日は変な夢観たから、今日は変な夢観ませんように。

牛丼 

October 04 [Wed], 2006, 23:06
山城さんも、日記を始めたみたい。
桜井さんに薦められたそうよ。
港北医大救命救急センター日記ブーム到来だわ。

みんなどんなこと書いてるのかしら。
特に進藤先生とか、なに考えてるか解らないところあるから、日記には本心とか綴ってるんだろうと思ったら、なんともいえない気持ちになります。
言葉で表現するのって難しいわね。
もどかしい…って言えばいいのかな。
こうやって私が日記に気持ちを書き綴るようなことを、あの人もしているのかしら。

昨日、進藤先生と馬場先生が、二人そろって牛丼を食べてきたみたいなの。
医局に戻ってくるなり、馬場先生があつーく牛丼の美味しさを語ってくれたものだから、まさか口には出せないけど、私も食べたくなってしまいました。
肉くさい、なんて怒ったけど、あのときおなかすいていたのよね。
だから今日の帰り、家の近くの吉野家で牛丼食べてきました。
久し振りに食べたら美味しかったわ。
ああいうところって、ひとりで入るのって勇気いるけど、吉野屋ならいいかなって思っちゃうのよね。
風邪ひいたみたいなので、体力つけないと。
吉野家の牛丼祭りは明日までなんて残念だわ。
次は11月みたいだし、11月には誰かと食べに行こう。
今回ばかりは、進藤先生は誘えないわね、牛丼だし。
山城さん、誘ってみようかな。