ふるさと

July 08 [Wed], 2015, 0:16





なんで北海道なんだろう。
なんでこんな、北の端っこに生まれてきちゃったんだろうって、大学一年生くらいの時はずっと思ってた。
北海道じゃ未だに本州のことを内地って呼ぶ習慣がおばあちゃん世代とかじゃ消えてなくてさ、じゃ私たちが住んでるところは外地じゃんか、とか、よくわかんない理由で僻んでみたり。
雪とか、田舎とか、なんだか色々なものが野暮ったくて、早く東京に行っちゃって、生まれた土地の時点で遅れてることを取り戻したいなって結構本気で思っていた。


でも、ここ最近は故郷に対する愛がすごい。就活で東京行くようになってから初めて、きちんと、北海道良いとこだなって、ちゃんと思うようになったかもしれない。


用事が用事ではあるけど、東京から戻ってきて飛行機から下りて、本州とは違う肌寒さとか、カラッとした感じとか匂いとか、全てのものに死ぬほど安堵してる。
北海道じゃなかったら出会えなかったひとたちとか、気持ちとか、言葉がたくさんある。東京にいたら2度と見れない景色も、きっとたくさん見てきた。
ここで生まれ育ったからっていう理由だけじゃないと思う。




今年の1月か2月に、サークルの先輩に星を見に連れてってもらったことがあったんだけど、
本気で感動した。
どんどん山奥の道に入っていくのはちょっと怖くて、おいおい一体どこ行くんだよって思ってたけど、人工的な光がなに一つなくて、たぶんそこで呼吸してる動物は私たちだけ(もしくは見つけられないほどのどこかに狸とか狐が居たかもしれないけど)で、そこで見上げた星空は忘れられない景色だった。のりたまを袋ごとひっくり返したみたいに星が点々としてて光ってて、流れ星がめちゃめちゃ落ちる。あ、あそこ、こっちも!
ちょっと大サービスすぎるんじゃないかってくらい星が降る夜だった。


体が埋まるほど雪が降って、でも天気が良い日はじりじり踏み固められた雪の表面が溶けて光に照りつけられてきらきらてかてかしてる様子とか、その道の滑りやすさとか、全てが好きで、うわーーーーー、私、自分で思ってるよりずっと北海道好きなんじゃん!故郷大好きじゃん!って思った。




北海道は、寒くて生きるにはあまりにも過酷だけど、誠実でとても大らかなところだと思う。だだっ広い道とか、手付かずの自然の中に転々とだけある村とか。人のあったかさとか。




きっと、世界には知らない場所がたくさんあって、その場所にはその場所の良さがある。北海道のよさっていうのは、東京で過ごす時間が少し増えて、比較対象になるところを知ったから、やっとこさ今になって、実感できるようになったのかもしれない。



プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:さか
読者になる
2015年07月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新記事
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/tamagonookayu/index1_0.rdf