「脳マラリア」の原因解明 大阪大など、早期診断に期待

September 16 [Sat], 2017, 19:05


 マラリアに感染した後に意識障害やけいれんを起こし、死亡率が高い「脳マラリア」を引き起こす仕組みを、大阪大や医薬基盤研究所(大阪府茨木市)などの研究グループが突き止めた。症状が出る前ににおいの感覚がおかしくなることもマウスの実験でわかり、脳マラアンダーアーマー バッシュ-ハイパーヴェノム3アの早期診断につながると期待される。


 マラリアは、蚊が媒介するマラリア原虫が原因の感染症。高熱が続き、脳マラリアになると、有効な治療法はない。


 大阪大のジェヴァイア?チョバン准教授らが、脳マラリアのマウスの脳を高精度のMRI(磁気共鳴断層撮影)で調べたところ、においの情報を処理する「嗅球(きゅうきゅう)」で出血などが起きていることを発見。さらに生きたまま脳を観察し、毛細血管にマラリア原虫が詰まって過剰な免疫反応が起こり、血管が破れるなどしていることが確認された。