未来へ

August 16 [Tue], 2011, 2:00
A−SHIFT JAPAN が無事全日程を終え、
子供たちは福島県や茨城県に帰っていきました。

子供たちが北海道で過ごした7日間、雨にあたったのはたったの30分程度、
本当に天候にも恵まれました。

8月7日、福島県および近隣の被災地から、25名の子供と、6名の保護者が
キロロリゾートにやってきました。
最初、緊張気味の子供たちも、地元で制限された生活を長くおくってきた反動か、
すぐに鬼ごっこが始まり、それもエンドレス!
もともと福島の自然の中で育ってきた子供たちが、
3.11を境に外で遊ぶことを制限され、仲間同士もバラバラになっていくという
状況にさらされてきたのです。
目に見えない、匂いもしない放射線。
突然、今まで遊んでいた公園も、空き地も遊べない場所になることが、
今遊び盛りの子供たちにとってどんなにかストレスか測りしれません。

最近、子供たちが家でゲームばかりして、外で遊ばないと言われているけど、
外で遊ぶことを制限された子供は、こんなにも全身で自然を求めるものなのだと、
驚きと切なさが入り混じった、複雑な心境になりました。

しかし、A−SHIFT JAPAN は子供たちにとって必要とされていると確信を持つことができました。
子供にとって、夏休みは1年の中でも一番大切な期間。
福島の子供たちの、心身ともに蓄積されてきたストレスを発散し、
最高の夏休みの思い出をつくるお手伝いに全力を尽くそう!と改めて決意した初日でした。



翌日、朝早起きをした子供たちは、
キロロのゲレンデエリアで朝ヨガに挑戦。
これから、毎日朝ヨガや朝体操で一日が始まる。



さっそく、本格的なアウトドアプログラムがスタート。
くみちゃん(滝久美子)チーム、タケちゃん(児玉毅)チーム、なおちゃん(上森奈穂美)チーム
に分かれ、各アクティビティ―会場に移動。
学生ボランティアの星くん(ほっしー)も子供のフォローをしてくれました。
ニセコでマウンテンバイクのガイドやトレイルビルディングなど積極的な
活動を行っている中嶋哲平さん(てっぺー)とその仲間たちが、
子供たちにMTBの楽しさとチャレンジする楽しさを伝えるべく、
A−SHIFT JAPAN用のスペシャルなプログラムを用意してくれました。
そして、キッズ用のレンタルサイクルは、札幌じてんしゃ本舗の堤さん(つっつー)が
一肌脱いでくれました!

技術を取得すると、カードにチェックをしてもらえ、それを全てクリアすると、
ジュニアMTBレベル1に認定してもらえます。
さすが中嶋さん、子供のモチベーションを良く理解しています。
そして、自転車もスタッフも本物だということも、子供のモチベーションには
重要な要素です。



練習場で自信を深めたら、最後は実践。
ツーリングの始まり〜。



ウッドチップが敷き詰められた心地よいダブルトラックを風のように駆け抜けます。
(このトレイルは、今回特別許可をとって使用しました。一般でMTBでの使用はできません)



達成感にひたりながら、ハイポーズ!



一方、別班がDKC(デカチョウ)がプロデュースするスケートボード&アートワークに挑戦!
人気スノーボード番組でパーソナリティーをつとめる松井克師さん(かっち)と、その他DKCのお友達が
協力してくれました!

まず、スケボーのデッキにオリジナルの絵をみんなで書いて・・・
そのスケボーを使ってプチレッスン!



慣れてきたら、ランプにも挑戦してみました。
たくさん擦り傷を作りながらも頑張りました!
子供たちがペイントしたボード、カラフルでめっちゃ素敵です!!



夏休みといえば、水遊び!ということで、
キロロ周辺を知り尽くしたHBGの塚原聡(セバスちゃん)が、
湖と川でのワイルドな水遊びをプロデュースしてくれました。



A−SHIFT JAPAN発起人の一人、栗城史多(くりちゃん)がリーダーとして参加!



カヌー体験をしたり、



泳いだり、
水で遊ぶ子供たちは、
めっちゃ笑顔!!



午後は朝里川に移動して、
黄金の滝で水浴びしたり、



川の滑り台、



川のブランコや洞窟探検、



焚き火も楽しんじゃいました!



ネイチャー運動会班は、
同時期にキロロで合宿していた
立命館大学アメフト部が、「是非協力させて欲しい」という
ご厚意に甘えて、見学や体験をさせてもらいました。



目の前で凄い迫力のプレーをみて刺激された子供たちは、
タックルやキャッチボールの練習、フラッグフットボールを体験!



北海道発祥のスポーツ、パークゴルフにも挑戦、



午後は虫に点数をつけて、捕まえた虫の総合得点を競う虫取り大会!
ネイチャー運動会は、山木匡浩(くろちゃん=黒い服をきていたから)がリードしてくれました!



変則スイカ割りなどA−SHIFTオリジナルのゲームでチーム対抗戦!



夜は栗城史多講演forキッズ!
子供たちの目は釘付けでした。



翌日、クリッキーによる「気合いを入れる体操」の後、



北海道BBQカレッジ代表で、BBQライフ研究家の榊幸治さん(ミート君)による、
食育BBQ!これは、子供も嬉しいけど、大人も大はしゃぎです!



今日のメニューは、ステーキのランチプレート!
詳細は、ステーキ、骨付きソーセージ、サラダ、ピラフ、フルーツパフェ。



みんなでテントの設営や食材の仕込みをお手伝いして、
立派なランチプレートの出来上がり!
思い出しただけでヨダレがでます。



会場を盛り上げてくれたのは、ラッパー、映像クリエーター、ラジオDJのDAIGO(ダイゴ)!
レゲエミュージックが流れる中で、スラックライン大会は大盛り上がりでした!



翌日、楽しいだけではない、登山に挑戦しました。
子供同士がザイルで繋がって、声をかけあったり、互いを気遣ったりしながら、
協力して目的地を目指しました。



ニホンザリガニにであったり、いろんな景色にであったり、
登山を終えた子供たちの表情は、満足げでした。



登山後でも体力が有り余っている恐るべき子供たち(笑)
サッカーグラウンドでサッカーをして走りまくりました。
一方、低学年たちは、学生ボランティアの藤原くん(かず)と
今回のプロジェクトで、申込み関係、ウェブサイト、スポンサー集め、福島からの引率など、
超頑張ってくれた栗城くんマネージャーの大土くん(つっちー)が子供たちと鬼ごっこ!



子供の体力には、大人はタジタジです・・・



キロロの森にはクワガタなんかも。



滞在もあとわずかとなり、みんなで作文や絵日記を書きました。
思った以上に集中力がある子供たち。
こういった「静」の時間も、もっととってもよかったな〜と思いました。



帰る前日は、みんな頑張ったご褒美に、
キロロのアクティビティ―で遊びました。
人気のバンジートランポリンや、



ストラックアウト!



夜の思い出は、やっぱり
ナイトトレッキングと、花火ですかね〜!



とうとう帰る日がやってきて、
最後のフリータイムに現れたアコーディオン奏者のYAGIさん、
演奏付きの鬼ごっことか、めっちゃ贅沢でした!



苫小牧港に向かう途中に、
恵庭にある「えこりん村」に立ち寄ってジンギスカンを食べ、
遊びました。

ざっと振り返ってみましたが、
ここでは紹介しきれないくらい、濃密で盛りだくさんな7日間でした。
とにかくいろんなことにチャレンジし、楽しんでもらい、
心も体もリフレッシュしてもらうことが最大の目的だけど、
今まで子供たちが経験したことがない7日間という結構長い集団生活の中で、
生活面や人間関係などにおいても成長することができたのではないでしょうか。
7日間あると、一度こじれた人間関係も、修復する可能性が大きいです。
しかも、生活を共にすることで、あまり気が合わない人とも、関わりをもたなければなりません。
子供キャンプには、学校では体験できないことがたくさんあります。



新聞やテレビ、インターネットから、さまざまな情報が目や耳に入ってきます。
でも、僕は今回子供たちや保護者の方々に触れて、福島やその近隣の地域で起こっていることが、
どんなことなのか、ようやく少し分かった気がします。
水道水をガブガブ飲んでいる僕に、「水道の水、飲んじゃだめなんでしょ?」と聞く子供、
雨が降ってきたら、咄嗟に逃げる子供たち。
人懐っこくてかわいい子供たちが、突然鼻血を出したりする現実・・・
なんの罪もない子供たち。

子供たちの未来は希望に溢れている。
僕はそう信じている。
我々大人が子供たちの未来の足をひっぱるような真似だけは、
ぜったいにしたくないし、させたくない。
どんな理由があっても、絶対に許されないことってあると思う。
コントロールができないものを、大量に生みだしていく罪。
便利な生活や利潤のために、未来の子供たちに背負わせる、とてつもない負担。

でも、同じくらい罪なのは、今起きている問題に無関心なこと、
そして、未来を悲観ばかりすることだと思う。
実際、福島やその近隣の地域は、放射線の影響によって様々な被害をこうむっている。
でも、この困難を超えたとき、自然の素晴らしさ、人の痛みのわかる大人になれると思う。
被害が少ない北海道にいて、好き勝手なことを言うと言われそうだけど、
大胆なプラス思考をしなければ、この未曽有の災害に打ち勝つことができないと思う。
それを支えていくのが政治、そして社会。
子供たちひとりひとりの顔を浮かべ、嘘偽りなく正直に、真心をもって生きていこう。
そして、政治も社会も、そういった原点を大切にして欲しい。

ひとりひとりと別れの抱擁をした後、
フェリーに乗った子供たちは、甲板の上にズラリとならび、
まだ出港の15分も前だというのに、割れんばかりの大声で
「たけちゃ〜〜〜ん!ばいば〜〜〜〜〜い!!」と叫び続けた。

「また会おうね!約束だよ〜〜〜〜!!」

船が出港すると、その大声は徐々に遠ざかっていき、
船の灯は涙で滲んだ。

A−SHIFT JAPAN に協力してくれた全ての皆様に感謝いたします!!

A−SHIFT JAPAN

スタッフ
発起人 栗城史多、児玉毅
プロジェクトリーダー 児玉毅
事務局、現地アテンド 大土洋史
生活担当 上森奈穂美
アウトドアアクティビティ統括 塚原聡
スケートボード&アートワーク 吉田尚弘(DKC)
マウンテンバイク 中嶋哲平 
ネイチャー運動会 山木匡浩
リーダー、子供サポート 滝久美子、松井克師、藤原一彰、星将大
食育BBQ 榊幸治
スラックライン&ミュージック DAIGO
生活サポート シオ、ゆかちゃん
朝体操 森脇俊文
朝ヨガボランティアの皆様
MTBサポートボランティアの皆様
スケートボードボランティアの皆様
アコーディオン演奏 YAGI
アドバイザー 徳永エリ、安斎伸也

スポンサー
ディーナビROOKIES
ミレージャパン
BALL official standard
玄米酵素
コールマンジャパン
札幌大学
カルビー食品

協力
キロロリゾート 小林久志、粟野利信 その他スタッフのみなさま
札幌じてんしゃ本舗
北海道スノースポーツミーティング実行委員会
SK1



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>山崎修さん
一生忘れられない思い出になったら、それ以上幸せなことはありません!!

>yumiさん
テレビ見逃しました・・・(というか、我が家はTVを見ないので)
子供たちの笑顔は最高です。どんな疲れも吹っ飛びます。

>ホーリー祐子さん
ありがとうございます!
そういっていただけて、本当に嬉しいし、
やってよかった!って心から思えます。
僕らも子供たちや保護者の方々から、
いろいろなことを学び、逆に元気までいただいた日々でした。
感謝!!

by 児玉 毅 August 28 [Sun], 2011, 22:36

 本当に、たけちゃん、皆様、ありがとうございました。
めっちゃ楽しい日々でした。私も、この皆さんのLOVEと勇気とパワーを
頂き、最善を尽くします。
素敵なブログ、ありがとうございます。
感動!です。
         たっくさんの感謝と共に、拝。

by ホーリー祐子 August 19 [Fri], 2011, 23:45

栗城さんのTVを見ていたら、児玉さんが映ってビックリしました。

子供達の笑顔が印象に残りました。。。
笑顔には力が有るような気がしました。

平和な時間が早く戻って欲しいです。

by yumi August 17 [Wed], 2011, 23:09

子供たちにとって一生忘れない出来事だね。
お疲れ様です。

by 山崎 修 August 16 [Tue], 2011, 13:12
児玉毅 オフィシャルサイト
プロフィール
  • プロフィール画像
  • ニックネーム:児玉 毅
  • 性別:男性
  • 誕生日:1974年7月28日
  • 血液型:O型
  • 現住所:北海道
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