チャーリーとチョコレート工場
2005年09月11日(日) 10時40分

※映画感想です。お気をつけ下さい※
『チャーリーとチョコレート工場』見てきました。
ティム・バートンらしいアクと毒の強い作品でした。これは嫌いな人は徹底的に嫌いな映画なんじゃないでしょうか(バートン作品全般がそんな感じですが)。私はもう…大好きです。
前作『ビッグフィッシュ』も素晴らしかったですが今作の方がよりバートンらしかったです。色彩の質が違うんです。前作が水仙の美しい黄色に象徴されるように日の光の下の天然色の鮮やかさをもつ作品だとしたら、今回は悪趣味なまでにけばけばした人工の鮮やかさ。工場という閉ざされた場所に詰め込まれた色という色の洪水。工場のある町の雪に覆われたモノクロームの風景との対比が見事でした。かつて、暖炉に毛糸の靴下赤い衣装のサンタクロースという暖かな色合いのクリスマスではなく、闇の中でうごめくモンスターたちの毒々しい程賑やかで鮮やかなハロウィンを描いた監督の本領が余すこと無く発揮された作品だと思います。
ミュージカルっぽいところもあるので私は初期の名(迷?)作『ビートルジュース』(大好き!)とか思い出しました。監督と俳優ばかりが取りざたされ気味ですが、ダニー・エルフマンの音楽があってこその本作だと思います。ダニーでミュージカルというともれなく『フォービデンゾーン』を思い出すのですが、小さい人とか扉の向こうの不思議の国とかイメージ的にも重なるところが多かったです。主人公のお家の傾きっぷりがヘラクレス家そっくりで、もしかしてオマージュ!?とか思ったのですが考えすぎですかね。
俳優陣も良かった。監督の公私共のパートナー、ヘレナ・ボナム=カーター始めバートン組の皆様はもちろん、くせのある子役たちが大変よかったです。そんでやはりジョニー・デップとのコンビは最強ですね。完璧すぎて何も言えないや。『チャーリーとチョコレート工場』はバートンに撮られるべき映画で、ウィリー・ウォンカはデップが演じるべき役なのだと。あ、クリストファー・リー御大が珍しく(笑)いい役でした。
毒々しいとかけばけばしいとかダークな感想になりましたが、カラフルにコーティングされているもののテーマは普遍的です。傾いたお家のバケット一家に暖かい気持になる。
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