ディパーテッド
2007年01月22日(月) 12時57分

※映画感想です。お気をつけ下さい※
『ディパーテッド』見てきました。
悲願のオスカー獲得なるのかマーティン・スコセッシ監督渾身の一撃。面白い。
『ルワンダの涙』の感想の後にこんなこと書くのもどうかと思いますが、まあいっそ気持いいほどにさくさく人が死にますな…スパーンスパーンってあれだけ景気よく脳天吹っ飛ばされるともう残酷さも痛ましさも無い…というか殆どスポーツでも見ているかのような爽快感すら感じました。マフィアの絡むクライムムービーには扱う題材の殺伐さに似合わずどこか独特のじめじめ感が漂うものが多くて、暴力描写以上にそれが苦手だったのですが、本作からはそういう空気は全く感じられませんでした。
あちこちに伏線(と思われるもの)の拾い忘れがあったりして脚本自体には破綻もあるのですが、そういうのをどうでもいいと思わせてしまう小気味のよいテンポと、引っぱられるなといわれてもどうにも抗えない抜群の牽引力。喜劇ではもちろんないしハッピーエンドでもないけれど見終わってすごく気持が良かったです。それが元々のストーリーの魅力に依るものなのかつくり手の力量故なのかの判断はオリジナルを未見なのでとりあえず保留にしておきますが、『インファナル・アフェア』もすごく見てみたくなったのは確かです。
ゴージャスにして実力も充分な役者陣も最高のパフォーマンス。レオナルド・ディカプリオってどうしてもタイタニックに乗っているイメージが強くて、ちょっと旬の過ぎたアイドルみたいなものだと思ってたのですが上手な人なんですねえ。しかもかっこいい。個人的に同じカテゴリに入れているマット・デイモンと共演ということで見分けつかなかったらどうしようかと思ってたのですがふたりは全然似ていませんでした(でも髪型がそっくりでやっぱりちょっと混同したんですけど)。そのデイモンはポジションのせいもあってディカプリオの影に霞みがちだったのですが、演技なのかなんなのか終始半開きの口が気になって仕方が無かったです。この人こそどんな役でもできる器用な役者さんという印象があるのですがあの口半開きはどういう役作りだったのか…賢そうにはとても見えなくてちょっと悩みました。あ、この人の子役がほんとそっくりで吃驚でした。実子なのでは…というくらい似てたんですけど彼のお子さんは確か女の子でしたよねえ。脇は大評判のジャック・ニコルソンよりもマーク・ウォールバーグがよかったです。なんにしてもかっちりと手堅い、いい配役だったように思います。
ところでかなりマニアックなネタなんですけど火曜日にマイクロチップ持って出かけて水曜日に飛行機予約して木曜日に死体になってた(曜日うろ覚え)写真の人がちょうジェレミーにそっくりでした。ええとRENTの、2年くらいまでのBWとか去年のアジアツアーとかでロジャーをやってた人なんですけど。…はい、3人くらいにしかわからないですね…でもジェレミーと結婚すると言い張っている(妄☆想)Nさんも似てたと言っていたので間違いなく似てたんですよ。帰ってから思わずIMDbを隅々まで探したんですけど名前無かったな…DVDになったらコマ送りで確認したい。
1月23日夜追記
祝・作品賞&監督賞ノミネート。そして演技部門ノミネートはびっくりマーク・ウォールバーグのみ…!しかしなんとなく監督賞はポール・グリーングラスになるような気がするんですけどどうでしょうか。そして個人的に作品賞は『リトル・ミス・サンシャイン』を応援したいにょろぐです。まあなんにしても2月25日の授賞式が楽しみになってきました。
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