"あなた"に出会う前〜ヒツジの過去〜

August 28 [Tue], 2012, 21:33


仲間の中で、一番、身体が小さくて弱い・・・それが私でした。

いつも仲間には、厄介者扱いされていて
母も父も、こんな私を愛することはありませんでした。

そして、ある日。

私は、仲間とはぐれてしまいました。
いつの間にか、寝ていた私を置いて
みんなどこかに行ってしまったようです。

私は、使えないクズだから
いつかこんな日が来ると
わかっていました。

・・・だから、覚悟をしてきたつもりなのに・・・。

私は泣きました。

涙が枯れるまで
ずっと、ずっと・・・。

独りぼっちの悲しさ、寂しさと
これからどうなってしまうのかという不安で
胸が引き裂かれそうになりました。

きっと、私は食べられて死ぬか、飢えて死んでしまうだろう。
泣き疲れて、思ったことは、そんな絶望的な考えでした。


―――そして、その日の夜。
私は"あなた"と出会ったのです。





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