つい先日の話である。
職場のバイトの子達との雑談の中で、好きな歌手だの俳優だのの話になった。
その好きな俳優や歌手たちのライブにいって誰々を見たとかあったとかそんな話。
基本的に僕は、どんなに好きな歌手がいてもライブを見に行くようなことはあまりしない。
舞台とか映画とかは見に行くけれど、それはストーリーや演出を目当てに行くのであって、特定の俳優を目当てに行くようなことはない。
中学のときにバレーボールをやっていたが、TVでバレーボールの試合を見るようなことはしない。
それをバイトの子たち話すと、“本当に好きなんですか?”なんて事になる。
なぜ僕はそういったことに興味を示さないのか。答えは簡単である。
僕はリスナーではなくプレイヤーだからだ。
うまい飯を食えば食べるだけではなく自分で作ってみたいと思うし、
バレーの試合を見れば自分自身でプレイしたいと思うし、
好きな曲を聞けば、聞いているよりも自分でうたいたいと思ってしまう。
それだけには飽き足らず、今あるそのもの自体を自分自身が再現し、超えてみたくなるのだ。
自分自身もステージに立ちたいと思ってしまう。
そう思って音楽の道に進みたいと思った時期もあった。
しかしそれよりももっとかっこいいと思える場所を見つけた。
それが飲食店である。
自分で考えるメニュー。BGM。
ライブや練習で疲れたプレイヤーたちが憩いを求めて訪れる店。空間。
その全てを僕が演出する。
それはお客様の空間でありながら僕の城である。
一線で活躍するプレイヤーたちが集う店。
そんな夢をかなえるために僕自身がプレイヤーであり続けなければならないのである。