聖職者!? 性職者!?>4 

May 23 [Wed], 2007, 18:35
「この尻尾で・・・」
「尻尾で?」
「えっちな夢を見せて、気持ちよくなってる所を、あたしが美味しく頂くってワケ
「ふぅん・・・夢・・・ねぇ・・・」


ゴキゲンに尻尾をカイの前でふりふりして見せる。
すると、カイがあたしの尻尾を掴んで、


ぐいっっ!!


「みぎゃあっっ!!!!!」


急に尻尾を上へと引き上げられた。
必然的に、あたしはうつ伏せでお尻を高くあげた、何ともエロティックな格好になってしまう。


「や・・・っ、やだあ・・・っっ><」
「おー、いー眺め」
「あっ、アンタ聖職者のクセに淫魔のあたしにこんなコトしていーわけっっ?!」
「あん?」


カイは一瞬何かを思案した様な間の後、


「バーカ。聖職者なんてな、ローブを脱いじまえば只の男なんだよ。それに・・・」


相変わらず尻尾を引っ張られたまんまのあたしの耳元に熱い息がかかった。


「イヤらしい悪魔を浄化すんのも、俺達の仕事だしな?」
「!?」


そう、囁かれ、耳をカリッと齧られたあたしの背中に快感の電流が走る。
その電流が背中を伝って、引っ張りあげられている尻尾をイヤらしくくねらせた。

聖職者!? 性職者!?>3 

May 23 [Wed], 2007, 18:23
プリーストも煙草なんて吸うんだ・・・ちょっと意外。

一口吸って、ゆっくり煙を吐きながら、


「精気を吸うのって、痛かったりするの?」
「いた・・・くはないと・・・思うけど・・・・・・」
「あ」
「?」
「怪我してるな、こっちおいで?」


変なプリースト。

ベッドに座ったまま、おいでおいでをされて、あたしは素直にそれに従った。
ベッドの傍らまで来た時、いきなり手首を掴まれて、ベッドの上に引き倒された。


「ぎゃ―――!? 何っっ!? 離してよぉぉぉっ!><


じたじたばたばた。

暴れるあたしの腕はいとも簡単にひとくくりにされて、身動きが取れない。


「こーら。暴れんなって」


そう言ってプリーストはあたしのおでこに手をかざして、何かの呪文を唱え始めた。
おでこがあったかい感じになって、さっきまでちょっとずきずきしてたいたのが、スーッとひいていった。

癒しの、魔法?


「痛いのいたいの飛んでけーってね」
「変な・・・プリースト」
「失礼だな、治してやったのに・・・それに、『プリースト』じゃない、俺はカイ、お前は?」
「エル・・・」
「じゃあエル、さっき俺の精気を吸うんだって息巻いてたよな?」


そうだ! すっかりこのプリーストの・・・カイのペースに乗せられてたけど、当初の目的はあくまでも吸精なんだから!!


「そっ、そうよ! 逃げても無駄なんだからっ」
「別に逃げやしないさ」


そう言うと、カイはあたしの両手を括っていた力を緩めた。


「で? 淫魔ってのはどうやって精気を吸うんだ?」


・・・やっぱり、変なヤツ・・・・・・。

調子狂うなぁ・・・
でも、この上ないチャンスよエル!!
自分から精気を捧げてくれるなんて、ラッキー
そうと決まれば・・・。

聖職者!? 性職者!?>2 

May 23 [Wed], 2007, 18:10
あわあわあわ・・・

思い切り打ち付けたおでこの痛みも忘れて、あたしは目の前の切れ長の瞳に釘付けになっていた。

あ・・・お目目、よく見るとちょっと藍がかかってて、まるで今日の夜空みたい・・・・・・。

そんな夜空色の瞳がフッと和らいで、


「素敵なポーズだね、そそられるな」


はぃ?


そんな事を言われたので、自分の格好を見てみたら、


THE! 女豹のポーズ!!


慌てて立ち上がったあたしに、彼は続けた。


「サキュバスが教会に何しに来たんだ?」


あたしは、待ってましたと言わんばかりに、目の前のプリーストにびしぃッ! と指を突きつけた。


「教会なんかに用はない! あたしはお前の『精気』をもらいに来た!!」


き・・・決まったぁぁぁ

ちょっと自画自賛モードに入りかけた時、


「あっはははははっ」


・・・・・・( ゚Д゚)ポカーン


「なっ! 何がおかしい! あたしはアンタの『精気』を吸い取っちゃうゾ? ってゆってるんだよ? 恐くないの!?」

「恐い?」


プリーストは、意地悪そうに微笑んで、部屋の真ん中に鎮座している大きなベッドに腰をかけ、枕元にあった煙草に火を点けた。

聖職者!? 性職者!?>1 

May 13 [Sun], 2007, 7:55
気合いイッパツ!! 超特急で街の修道院まで飛んで来たのはいいけど・・・どう見ても、誰もいなそぉだよねぇ・・・

灯り一つ点いていない建物の周りをぐるーっと旋回してみたけど、人っ子一人居やしない。
そりゃそうか、真夜中だもんね

あーぁ。明日また出直しかなぁ・・・

なんて思ってた矢先。
ポゥっと一つの部屋に灯りが灯った。
おっ? と思って、すぐさま灯りの点いた部屋のバルコニーに降りて、こっそり中を伺う。



うっわあああああああ
彼だぁぁぁ
あたしってバ超らっきーー?


ばくばく凄い勢いで弾んでる胸を押さえ、もう少しよく中を見ようと、窓にもたれた瞬間。



がった―――――――ん!!!!!


Σ(゚Д゚)


せーーーーだいな音を立てて、窓が開き、もたれていたあたしは部屋の中に投げ出されてしまった。


「いっ・・・たたた・・・


ハッ!?Σ(゚Д゚)


顔を上げたその目の前には、ユウからもらった写真の人物が、ちょっと細めのお目目をまん丸にしてあたしを見つめていた。

始まりはいつも大失敗?!>4 

May 13 [Sun], 2007, 7:30
ご・・・ごっくん


「そ、そんな凄いの?」
「おぅ。写真も撮って来たぜ。見る?」
「見る見る!!」


殆ど奪い取るようにユウから写真をひったくる。




どく・・・・・・ん。




心臓、口から飛び出すかと思った。


無言で写真を見つめるあたしに、ユウが悪戯っぽく、


「・・・めちゃめちゃ好みなんだろ?w」


まるでココロを見透かしたかの様に聞いてくる。


「ちょ・・・直球真ん中どストライクだよ!!>w<」


少し長めの黒い髪。
眼鏡の奥の切れ長の瞳。
ちょっと意地悪そうな唇だけど、笑顔がすっごい可愛い・・・。

写真ではその位しかわからないけど、あたしの興味をそそるには充分過ぎた。
と、同時に、食欲(性欲)がふつふつと沸いてきて・・・。


「ユウありがと!! あたし、絶対こいつの精気吸い尽くしてくるっっ


意気込んで、あたし、ペロッと舌なめずりをしてみせる。
さー、こぉんな極上の男(しかも極上精気付き)逃す手はないわよ! エル!!
思い立ったら、即行動〜〜〜〜!!!>w<
あたしは木の枝を蹴って、くるりん一回転。
そのまま羽根を広げて街へと飛び立った。


「上手く吸えたら、俺にもちょっと分けてな――――――――!!!」









弧を描くお月様をなぞる様に街へと滑空していったあたしを見送りながら、


「まぁ、あのプリーストは、多分一筋縄じゃいかねーだろーケド・・・な☆」


なぁんて、ユウが呟いていた事なんて、当然あたしは知らなかったのダ

始まりはいつも大失敗?!>3 

May 12 [Sat], 2007, 20:50
「だ―――――――っ! もう泣くなよ! 泣くともっと腹減るぞ!!」
「そっ、そんな事言われたってぇぇ


なかなか泣き止まないあたしに業を煮やしたのか、ユウが冷ややかな目で一言。



「犯すぞ」



ぴたっっ!


出掛かっていた涙も一瞬で引っ込んでしまった。


「やっと泣き止んだか」


呆れた様にユウが言った。
涙は引っ込んだものの、しゃっくりが止まらないあたしに、ユウは続けた。


「大体お前はな、獲物を選り好みするからんな事になるんだろーが」
「だってぇ・・・」
「うるせぇ、その口塞ぐぞ」

うぐ・・・っ。


塞がれたら大変と、あたしは慌てて自分の口を手で押さえた。


「まぁでも、お前の気持ちも、わからんでもない。俺だって多少の選り好みはするしな?」


あたしは口を手で押さえたまま、うんうんと頷く。


「そこでだ。昔からの友達のよしみで、俺様がとっておきの情報を教えてやろう
「ほ、ほんとにぃ〜〜?


この時ばかりは、この悪友がキラキラ輝いて見えちゃったわよ!!


「あぁ、いいか? あそこの街の修道院に、やったら精気溢れるプリーストがいるらしいんだ」
「ぷっ、ぷりーすと!?」


あたし達の天敵じゃないの?!


「まぁ聞けって。俺だって聖職者なんて、本来なら御免被るさ。だけど、偵察に行ってみたらすげぇのなんの! あんな極上の精気今まで見たことねぇし、そのプリーストってのも只の優男っぽいし、俺が女性体だったら絶っ対食い付いて離さないね!!!」

始まりはいつも大失敗?!>2 

May 12 [Sat], 2007, 20:39
「そこのお嬢さん、俺とイッパツどうですかー?^^」


頭の上から、失礼な台詞が聞こえて来た。
見なくても大体わかる、おんなじ淫魔のユウだ。
おんなじってゆっても、ユウは男性体だから、人間の女の子の精気を吸う『インキュバス』って種類なんだけどね。
因みにあたしは『サキュバス』ってゆーんだよ

木の枝に足を掛けて逆さまに降りて来た。
あたしはユウをじとーっと見つめて、


「ユウも確か人間界に来て3日目だよね? 成果は?」
「あぁ、20人くらいで数えるのやめた」


Σ(゚Д゚)


に・・・にじゅうにんですってぇぇぇ?!


「ず・・・っる―――い!! あたしなんてまだ一人に精気も採ってないのに・・・ッ」
「はぁ!? まじか? お前・・・・普通3日もあれば男の一人や二人・・・
「簡単に言うなぁぁぁ ふえぇぇぇぇぇん


なんだか情けないのとユウが羨ましかったのとお腹が空いたのとで、涙が零れて来て、一旦出て来た涙は、そうそう止まらなくて・・・。
恥ずかしながら、号泣してしまった

始まりはいつも大失敗?!>1 

May 12 [Sat], 2007, 20:27
はーあぁ・・・

草木も眠り、お月様もちょっと眠たそうな、そんな夜。
淫魔にとってはこの上なくいい月夜なんだけど・・・。


ぐー・・・きゅるる・・・。


「お腹・・・空いたなぁ・・・」


頭の上に浮かんでる三日月が、クロワッサンに見えて仕方がない。
でも、クロワッサンを食べた所で満たされる訳じゃないんだけど・・・・・・。


淫魔のご飯、それは、


『精気』


要は、人間のえっちな夢や妄想ね
普通は、人間にえっちな夢を見させるんだけど、何故だか上手く行かないんだよね・・・(´・ω・`)

魔法学科の先生曰く、「修行とテクニックが足らーん!!」って事だけど、もぉどうしたらいいかわっかんないよー><

かれこれ、人間界に来てから早三日だけど・・・一つも精気をげっちゅ出来てない・・・。
そりゃあお腹も空くって話よね・・・orz


はーーーあ


街が一望できる丘のてっぺんのおっきな木に座って、ぐるぐる鳴るお腹を抱えて、あたしは今日何度目かの溜め息を漏らした。

~プロローグ~ 

May 11 [Fri], 2007, 7:51
あたし、エル。淫魔のひよこ

一人前の淫魔になる為に、日々努力してまっす(`・ω・´)

今日も元気に、殿方の精気をげっちゅしちゃうんだからっっ
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:あべ まりあ
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:6月13日
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 職業:フリーター
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