『素直になれない理由』 

June 09 [Wed], 2010, 3:06
『ねぇ、銀さん。』

『あ?』



銀時は妙の家の縁側でくつろぎ、妙は後ろからやってきて隣に腰を下ろす。






『最近になってつくづく思うの。あの時銀さんに助けられてなかったら私…きっとこうして居られなかったんだろうなって…』

『どうしたんだよ急に。』


銀時は妙の顔を横目に見る。

妙は目を合わさず前を見据えて話す。


『感謝してるってことですよ。銀さんに出会わなかったら、いまの私は居ないもの。』


『あーそうか?お前強いしゴリラだし俺がいなくたっ…ぶべらっっっ!!!!!』


案の定銀時は頬に鉄肘を喰らう。


『もう…せっかく人が感謝してるっていうのに…もういいです。』


『おい、待て、ウソ!ウソだって!!』


立ち上がり部屋から出ようとする妙を銀時は必死に止める。




『おい待てって…』

とっさに後ろから抱き寄せる。


銀時の低くて優しい声が妙の耳に響く。



『っ…!は…離して下さい…』

『悪かったって。お前普段素直になるってこと知らねーからよー。銀さんびっくりしたじゃん?お前らしくねーっつーか?』


妙は何も答えず、沈黙が流れる。


『妙…?』


『銀さんは…いろんな人を護ってるのよね…私だけじゃない。』


妙の声が暗くなったのを銀時は感じた。



二度目の沈黙。




『……みんなの銀さんなんて自分で言って……本当に優しくて…馬鹿なひとね…』


『いやー俺モテるからね、皆大好きだからね、銀さんのこと。』




三度目の沈黙。




『な…なんか言えよ。』


妙は銀時から離れ向き合う。


『そんな銀さん…私好きですよ。』


『………』



銀時は妙の顔を見つめる。


『マダオで金欠で甲斐性なしの天パな銀さんが。』


『え?いや、違くない!!?なんか流れが違くない!?』


『流れなんて知りません。そんなことよりなんだか今日は暑いわね。銀さん、バーゲンダッシュ買ってきてください。』


『いや、なんでオレ??!』


『いいから買ってこいやコラ。』


『……ハイ。』









銀さん、
やっぱり私は
当分素直には
なれそうにないわ。


もう少し
子供でいさせて。


大人になるまで、
待っていて。







fin.






☆あとがき☆

初小説でした!
台詞多いですね…
読みづらかったかも、、(>_<)



内容的には、銀さんに素直になりたい妙ちゃん。
けどやっぱりなりきれず、好きだからこそこのキョリを壊したくない。

後ろから抱きしめるっていう設定は若干無理矢理入れました!笑



是非、感想お待ちしてます☆

P R
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