(無題)

August 16 [Thu], 2012, 21:49
僕は中学生になった。
バンドをやるなら高校生からだ。
それまでに楽器をできるようになろうと。

バイトがない日、学校から帰ると部屋に閉じ込もってギターの練習をした。

僕は音符を読めなければピアノすらも弾けない。

普通の人よりも苦労するだろうな、とか思いながら毎日毎日練習をした。

…弾けない。
まず指が届かない。

TVや雑誌で見るギタリストに比べて僕の手は小さいし指も短すぎる。
死にたくなった… 僕はバンドが組めないのか…
バンド組むならギターかベースしか考えてなかった。
ドラムやるほど体力ないし、ヴォーカルが出来るほど歌も上手くない。
むしろ、歌うことが何よりも嫌いだった。
ギターは諦め、ベースを練習し始めた。
ギターよりは簡単だけどやっぱり指の長さだけが足りない…

バンドやってる友達に相談してみた。

「楽器がダメならヴォーカルやってみたら?」と言われた。

ありえない… 僕は音楽の授業で先生の前で歌うのも嫌で嫌で逃げてきた。
カラオケにだって誘われてもずっと断ってきた。

「音痴だから無理。歌うのなんて無理。」と僕は言った。
軽く喧嘩をした。

無理矢理カラオケに連れて行かれた。
「絶対歌わない!てか歌えない!」と言い続けたけど、友達もめげずにしつこく歌え歌え言ってきた。

仕方なく歌うことにした。

当時音楽なんかろくに聞いてなかった。
Xとhideくらいしか知らなくて、しかも歌ったことなんかないし無理に決まってる。

マイクを持ったら涙が出て体が奮え始めた。
とりあえずXの『紅』を歌った。

その瞬間僕の中で何かが壊れた。
歌に目覚めた。
歌うことが気持ち良すぎた。
今までにない快感。
ギターとかベースとは違う。
自分自身で音が自由に作れる。

友達に褒められた。
「普通に上手いじゃねーか!俺んとこのヴォーカルよりも上手い!ちゃんとボイトレしたら絶対に売れる!」って言われた。

そこからカラオケにハマり、毎日カラオケに行くようになる。

ただ、自分がハマれる音楽がなかったから困った。

僕は中学3年になった。
久々にSHOXXを手にした。

運命のバンドに出会った。
『アンティック-珈琲店-』
女か男か分からないのが2人居て、1人はピアスが凄くて、1人はすごく美しかった。
ベースのカノン様に惹かれた。
カノン様の真似て、その日に口ピを開けた。
そしてアンカフェのCDを買った。
曲調がすごく好みだった。
演奏は下手だし歌も下手だったけどハマった。

僕は高校生になり、アンカフェのライブに行き始める。

カノン様はこの世のモノとは思えないくらい美しかった。
この人になりたいと思った。
ベースラインもすごく新しくて弾き方も全部好きになった。

そして僕はバンドメンバーを募集する。
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