マリコルヌさま!

December 03 [Fri], 2010, 7:34
確かに! 夢は未来を占うものだからな!」教室の誰《だれ》かが頷《うなず》いた。
「わたくしめのご主人様は、あんな性格をしてらっしゃるので、恋人などできようはずもありません」
 教室のほぼ全員が頷いた。ルイズがカッとして才人を睨《にら》んだが、そんなものは今更意に介さない。才人は続けた。
「可哀想《かわいそうな》なご主人様は欲求不満が高じます。そのうち使い魔の藁束《わらたば》に忍び込んでくるはずです」
――と、その時。mbt
 鈴音は激しく眉根に皺を寄せた。
「……最後まで、往生際が悪い女だっ!」
 闇へ向かって呪詛を吐く。紅を引いた口元から短い詠唱が紡がれる。
 右手に浮かぶは青い五芒星。MBT靴
 ふいに鈴音は闇へ向かって投げた。空を切り、静成の横を掠め、能楽堂へと飛んでいく。
 少しして、鬼の咆哮が木霊となって聞こえてきた。
「マリコルヌさま! すごいですわ!」
「もっとお話を聞かせてくださいな!」MBTの靴
 なんだか可愛《かわい》らしい少女たちである。マリコルヌはなぜか、羽根のついた帽子を被《かぶ》り、ギーシュばりのシャツに身を包んでいた。なんだあいつ? と、騎士隊の少年たちの注目が集まる。
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