好き・・? 

April 17 [Sun], 2005, 5:22
恋に落ちたい症候群。
なんだかなぁ〜
彼は年下に見えるけど実は私よりも年上だった。見えない・・・。
いつも生意気そうな瞳と勝ち誇った様な口元をしている。
こっちが意識しだしたら、なんだか間合いの取り方がわからない。

でもね、何を望んでいるのか自問自答してみると、混乱。
sexしたいのかっていったら、別にどっちでもいい。
一緒にいたいのかっていえば、いまのままで不満はない。
欲しいのは私への関心と好意だけなんだよね。

なんでもいいわ、楽しいならば。

コル・ニドライ 

April 17 [Sun], 2005, 5:13
舞台に上がった君は、ホールがしんと静まるのを待つ。
一瞬、私に視線を合わせ、弓を振り上げ眼を閉じた。
指を骨折している右手はさすがに痛々しい。
私に練習する姿を見られるのを嫌うので、久しぶりに弾いている姿を見る。
時々、痛むせいなのか、ぎこちない右手の動きをしたが演奏は感情的で美しかった。

梅雨の記憶。
空気がクチナシの花の香りだった。
三日も降り止まない霧雨に君は少しイラついていた。
除湿器と冷房はコントラバスの為に一日中かけられていて、人間の私には寒かった。
君は譜読みをしていて私の事など忘れている。
静かな時間が流れて、それはずっとずっと終わらないのではないかと思った。
私は苦しい。
氷の様に冷たくなった指先で君の顎を触る。
君は怒りもせずに、私の顔をじっと見詰める。
君の集中力を崩したのは冷たい指ではなく、私の焦燥感だったのだろう。
長い沈黙の後、君はそっけなく私の頭を撫でて「罪悪感?」と言った。

演奏が終わり、君は初めて客席全体を見渡す。
自分の演奏に満足していない笑顔で、知人に会釈をする。
いつの間にか痛い程に握りしめた掌の力を抜き、拍手をしようとして、やめた。
何かがぽとりと膝の上に落ちた。
自分の涙だった。

罪悪感?そうじゃない。
気が付いてしまったのだ。
私は君を愛していたのではないことを。
でも、君を愛せるのなら自分を捨ててしまいたいぐらい君を愛したかった、と。
君を愛せる人間になりたかった。

涙を拭った後、私は喝采を送る。
最後に君は一礼し、誇らしげに微笑んだ。
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