慟哭 

2009年02月07日(土) 3時16分

全て終わったと思っていたのに

あたしの名を呼ばないで


そんな気があなたにないとしても

甘い記憶が心をしめつける


写真の中で あたしに微笑み

愛の言葉を並べ続ける

あたしはそれを消せないでいる


全て終わってないのね・・あたしの中では

ずっと ずっと ずっと






あたしがあなたを嫌うわけは

愛してやまないから

もうなにも傷つきたくはないから

何も知らずにこのまま眠っていたい


このまま 起こさないでいて・・



あなたへ 

2008年09月20日(土) 22時16分

なぜ・・・

わかってくれないの?




自分をわかってくれていたと思っていた人が

違うかったら

あなたはどうしますか?



人の立場に立って考えるということは
並大抵ではありません

すれ違いも
言葉の足りなさもあるでしょう


なぜどうしてそうなったのか

どこからそうなったのか

なにが引き金になったのか


それを全て目をつむって

新しく始めたところで
それは・・・新しい始まりではないんです


あなたの大事なあの人は

今まで我慢していたのかもしれませんね



何が 本当に必要なのか

何を 捨てないといけないのか

考える時かもしれません



あの人は もう何もいらないと


おもっているかもしれませんよ




しばらく 離れるのもありです



あなたなしでも、やっていくでしょう


 恋 桜 

2008年09月13日(土) 1時58分

春の匂いがほのかに香る3月末の午前一時、
常連客が帰ったあとの片づけを終えた久美子は
カウンターに小さく息を吐いて腰かけた

主人、正男と小料理屋を初めて3年
大繁盛とまではいかなくても
毎夜、常連の客でにぎわっていた

正男は常連客だけになると
暖簾を入れ、明かりを半分落とし店を閉めて
一緒に座り込み飲むことが多かった

そんな時は久美子が簡単なつまみを作り
カウンターの中で酒を用意する

でけど、今夜は一人だった

正男は常連客と一緒に夜桜で有名な公園に花見に
かなり酔った状態で行ってしまっていたのだ

久美子は小さく息を吐いて腰かけた

別にそれが嫌なわけじゃない
ただ、正男と結婚して4年、店を出して3年
間に女の子も授かった

まじめにとはいかなくても
大きな喧嘩もすることなくやってきた

たまに・・・寂しいなと思うことがあった

正男は久美子をおいて常連客と出かけることが多く
わかってはいても久美子は正男との時間も欲しかった

もうすぐ散ってしまう桜の花
二人で見に行ったことなど一度もなかった

たまには二人で見に行きたいと言うと
うちの前にも桜あるやん
人混みは嫌いやねんという返事

常連客と行くということも
仕事の一部と分かっている久美子は
何も言えなかった

グラスに酒をなみなみと注ぎ
カウンターに座りなおした

薄暗い店内には心地よさと寂しさが満ちていた





時計が2時をさすころ
ガタガタと音をたてて泥酔寸前の正男が帰ってきた

上機嫌に笑っているがかなり足もとがおぼつかない
左手を後ろに何かを隠し持っているようだが
桜の枝が見え隠れしていた

「あんた、桜の枝折ってきたんか!!」

心配する久美子をよそに正男は花瓶に水を入れ
それをテーブルの上に置いた

「ちょ、焼酎持ってきてちょっとここ座り」

正男はヘラヘラと笑っている

久美子は言われるままに
正男の好みで焼酎を割り前に座った

桜は太い枝を折ってあった
それだけに枝先の桜は見事に咲いていて
なんとも言えない美しさがあった

「ほんま、綺麗やなぁ・・・」

正男は焼酎を一口飲むと

「俺な、ほんま人混み苦手やねん。
 花見したい言うてたやろ・・
 ここで堪忍して・・・」



そう言ってうつむいたまま軽いイビキをかいて寝だした





久美子はうれしかった
正男が自分の気持ちをわかってくれていた
目の前にある桜の花は誇らしげに咲いている

どんな花より久美子の目には綺麗に映った

「ありがとう・・・」

桜がうなづいたのか花弁が落ちて
焼酎の上に浮かんだ

久美子は正男の寝顔を見ながら
くぃっと飲み干した




ま ば た き 

2008年07月28日(月) 23時01分


あなたの瞳は 何を見ていますか


あなたの瞳は 曇っていませんか


あなたの瞳は つむっていませんか


あなたの瞳は おびえていませんか



誰かに伝えたい わかってほしい 心の叫びと

あなたは向き合っていますか

その場しのぎの 優しさで すべてを見なくして

選択すべきことを うつろいで




あなたは どこに 向かうのですか

破壊も創造も 思いのままの この街で

大事な何かを見失わないように



今は 現実


あなたの瞳は 輝いていますか




月の まほろば 

2008年03月22日(土) 3時38分


天空を仰ぎみて月に願う

どうか あの人が無事でありますように


天空を仰ぎみて月に祈る

どうか あの人の心が晴れるように


天空を仰ぎみて月に歌う

どうか あの人に私の声が届くように



私は ここにいる


私は いつでも待っている


変わらぬ姿で、変わらぬ心で


願うなら大気の腕(かいな)で包んでもみよう


望むなら 修羅にもなろう


そして・・・母にもなろう



どうか、どうか、道に迷うことなく

自分の腕に過信することもなく

幾数多の困難を乗り越えて

ただ無心にあなたがあなたらしくいれるように




私は ここにいる


私は いつでも待っている




天空を仰ぎみて月に思う

あの人の明日が笑顔でありますように・・・



2月20日 

2008年02月26日(火) 23時49分


助け合って 支えあって

そうやって

小さかった絆は大きくなっていく


君の夢はいつか叶う

君のほしいものは手に入るよ


I bless with・・・ 

2007年12月20日(木) 0時42分



I bless with...

The time I spend with you
The happiness I refound you
The satisfaction I am loved by you

I wish you are with me
As the love remind me forever





私は感謝します

貴方と過ごせる時間に
貴方を再び見つけ出せた幸せに
貴方に愛され満ち足りる心に

貴方が私と共にありますように
永遠を想起させる貴方の愛のように





   英訳: shin

疑 心 暗 鬼 

2007年12月19日(水) 0時51分
【 疑 心 暗 鬼 】


これは一番厄介な心に住む鬼です

人の心に巣食う とでもいいましょうか・・・



一度、悪い方に考えてしまうと
そこから抜け出せなくなり
なにもかも破壊してしまいます

 

疑う心の暗闇の鬼



いつでも、手招きする鬼から逃れるためには
かなりの精神力がいります

なんせ 世の中で1番難しいことは
尊ぶこと


その境地にいくには
並大抵ではありません

 が

スキップでもするようにたどり着く人

もしくは、もともとの住人もいるわけです



それができない人は羨ましさもわからずに
鬼の命ずるまま

猛火に焼かれてしまうのです




たった一つ・・・



鬼と さよなら する 気持をもちましょう




鏡を見てください



なにが映りますか?


あなたしかないでしょう



鬼はあなた自身です




救えるのもまた、あなた自身です




同化してはいけません

全てを、心を、体を、食われる前に
さよならをするのです

疑うことなかれ


暗闇にこそ 光を

 裸 の 王 様 

2007年11月16日(金) 1時11分


裸の王様は、今日も裸だ

いつでも、裸だ

でも、王様は自分が裸なのをわかっちゃいない

誰よりも自分はイケてるんだと思っている





それは国民も同じこと




王様はいつものように声高らかに雄々しく宣言した

その声は昔と同じく
みなを魅了した


王様が上げる一言一言を聞きもらすまいと
耳をかたむけ
拳を上げて、王様は最高であると歓喜の声をあげた



「王様・・・裸じゃないですか・・・」



誰かがいった声に一瞬、歓喜の声が止まる
けど、数秒で何もなかったかのように
みなはまた、拳をあげ、歓喜に包まれる



王様は自分が裸であるのに気付いていない

国民のみなも裸であるのを見やしない



王様の 美声は もう 昔のことだ




待つ女 3 

2007年11月05日(月) 0時41分


姫は自分のぶよぶよとむくんだ赤黒い手を見て
自分の顔も変わってしまったことに気づいた

着ていた服はぼろぼろに破け
泥と血にまみれている


靴は原型もなくただ破けた布をまいているような感じ

姫はひきつった声をあげて
川面に走り寄り水面に顔をのぞかせた

突風がふき木々がざわつき
枝に止まっていた鳥たちは一斉に飛び立った

水面に映った姫の顔は・・・
この世のものとは思えなかった

体はみにくく太り
髪は抜けおち、所々がながく
二重の眼は瞼が目にかぶさりあけているかもわからない状態
口元からは牙がみえる

そして顔一面に血が・・・・

口元の血はまだ新しいようでしたたっていた



うおぉぉぉぉぉぉ


姫は猛獣のような雄たけびをあげた


その瞬間、すべてを思い出した

そう自分はもうこの世のものではないのだ


あの日・・・この場所で愛しい人を待ち続ける姫は
待ち続けるために
人間ではなくなっていった


若さと美貌を保つために生き血を飲み
人肉をくらった
目の前を通る人は全て殺し

寝る場所がなく家畜にまぎれて眠る日々を
もう何百年もしてきていた

全てはここで愛しい人を待ち続けるために


川に手をつけていくら洗っても
その血が落ちることはなかった


姫は振り返った

若い男は今にも叫びそうな顔で脅え、首を左右に振っている



もう、愛しい人はこない・・・・




うぉぉぉぉぉぉうぉぉぉぉぉぉ



残虐で悲しい声は川面を這いこだました



流れる涙だけは透明で清かった

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