黄金編 シャカ 

November 06 [Sun], 2005, 20:08
凪ぐ

君は私の心を騒がせる。
しかしその騒ぐ心を静めるのも、また君。
君が私の頬に触れ、私はその手を己の手で包む。
心で芽生えたこの感情が、恋愛という感情である事を否定しない。
否定したところでどうなる?
ただ心が無駄に騒ぐだけだ。
風の流れのように、海の満ち引きのように、それは自然な感情なのだから。
逆らえば己を荒々しく襲う。
身を任せれば穏やかに、凪いでゆく。
だから私は君を拒まない。そして、受け入れよう。
この何にも変えがたい愛を。


随分ほったらかしちゃったなコノヤロー……。

黄金編 アイオリア 

October 10 [Mon], 2005, 22:24
君の元気な呼び声に

お前が俺を呼ぶ声は、いつだって元気で明るい。
お前が俺に見せる顔は、いつだって笑顔で優しい。
きっと、泣いている時だってあるのだろうに、
俺に心配をかけまいとそんなそぶりを見せることは無い。
かつての自分がそうであった事を思い出して、
俺は何も言えなくなってしまった。
弱みも全てをさらけ出してほしい、そう思う事も多々ある。
だがお前が決意したことに、俺が口を挟めるだろうか?
人にあらゆる弱みを隠して生活をするのは、かなり難しいことだ。
それを俺のためにやり通そうと覚悟したお前を、責める事など出来ない。
俺は気が長い方ではない。
だが、これだけはゆっくり待とう。
お前が俺に弱みも何もかも全てをさらけ出そうと、そう思ってくれる日まで。
お前の全てを愛する用意なら出来ている。
それまで、俺を呼ぶお前のその声に、俺は俺の精一杯の明るさで答えよう。
その日はきっと、遠くはないと感じるから。

黄金編 デスマスク 

October 05 [Wed], 2005, 22:41
お前だけでいい

今年、人生で一番驚いた事(多分そうなるだろう)が起きた。
俺が女に本気で惚れたって事だ。
今日気付いたんだが、その時の俺は笑えるくらいの驚き顔だった。
俺のタイプとは真逆って言える女で、それも驚きの原因の一つなんだろうな。
とびっきり美人だって訳じゃねェし、真面目だし、お袋みたいに口うるせェし。
まあ、お袋なんてモンが居た記憶なんて無いんだが、あんな感じなんだろう。
母性を求めているとか、そんなんじゃねェのはハッキリ言える。
俺はそんな感傷的な男じゃない。
勝気なのはタイプだが、そういうのと口煩いのは違ェだろ?
つーか女の事でグダグダ悩んでる俺、っていうのが笑える。
何しろ今まで相手にしてた女みたいにちょっと甘い言葉を掛けてやれば、
ホイホイ付いてくるようなヤツとは訳が違う。
しかも俺のそういうオイタの数々を知ってるとなればよ、尚更落とし辛い訳だ。
笑うしかねェだろ、コレ。
でもよ本気で好きなんだわな、どうしようかってくらいだ。
その証拠に惰性で付き合ってた女とも別れて、ふらふら遊びに行ったりしねーで、
飲む時はクソ真面目に自宮でとか、頑張ってンだよ。
この俺がだ。
褒めてもらったっていいくらいだと思うだろ?
俺がどれだけお前を好きで、どれだけお前が欲しいか、お前は想像もしないだろう。
俺はこの先、お前しかいらない。お前だけでいい。
覚悟してろよ?
絶対、お前を俺に惚れさせてみせるからな。

黄金編 サガ 

September 30 [Fri], 2005, 0:05
唇に花

いつもは落ち着いた色の口紅が、少し明るい色に変わっただけだ。
それだけだというのに、いつもとは違うように見える。
女は服やメイクで変わるものだと誰かが言っていた時、
そんな馬鹿なと私は笑った。
こうも、変わるものだとは思わなくて。
その変わり様にどぎまぎしてしまい視線を逸らす私を、
28にもなってこの程度の事で驚く私を、お前はおかしく思っているだろう。
まるで花のような唇につい目がいってしまって、
そのたび目を逸らす私に、お前はとうとう笑いだした。
やはりおかしかったか、と問う私にお前は首を横に振って言った。
気にしてもらう為につけたのだから、作戦は大成功だ。
お前のその言葉に面食らう私をよそに、軽く口づける。
口紅の色が移ったのを見て、お前はおかしそうにまた言葉を発する。
唇に花のお裾分け、と。
そんなお前に、私もまだまだだな、などと考えた。

黄金編 アルデバラン 

September 28 [Wed], 2005, 19:38
大樹

お前は俺を大樹に譬えた。
目立つ花は咲かないかもしれないが、根は強く、幹はどっしりとして、
見ていて落ち着く大樹だと。
そんなお前に、こう言葉を返した。
俺が大樹なら、お前は俺に住む小鳥だと。
お前に糧を与え、お前の帰る場所となり包み守る。
俺が大樹なら、そうでありたいと俺は言った。
聖闘士である俺が『帰る場所』と言うのは少しおかしいだろう。
だがそう願うだけならば、許されてもいいはずだ。
嬉しそうにお前が微笑むから。
それならカナリアになりたいと、お前がそう言うから。
抱きしめたお前のぬくもりに、強く強くそう思った。


うん、嫁になりたい人です。

はじめてみました 

September 27 [Tue], 2005, 22:22
はじめてみました小ネタブログ。
主に夢ですが時々普通のSSもあると思います。
普通の日記では文字制限に引っかかったりすることもこちらに書いていこうと思います。
それにしても重てーなハハハorz
初めての小ネタはムウです。十二宮順に制覇して行こうと思います。
ムウは耐える人だと思う叫びの小夢です。

辛くはない

どうにもならない事が山ほどある事は、充分に分かっている。
そういう事を、私は呆れるほど知っている。
そしてそれに耐える方法も、13年の間でしっかり身につけたつもりだった。
けれど貴女への気持ちだけはどうしようもなくて、耐える事など出来ない。
貴女を手に入れたくて仕方が無くて、貴女に触れたくて眩暈がする。
最近の私は、私が分からなくなるほどだ。
だがこの想いさえ貴女が与えたものなのだと思うと、不思議と辛くはない。
辛いには辛いが、その辛さを帳消しにしてしまうだけの喜びを、
貴女は与えてくれるのだ。
その喜びは私を貴女に縛り付ける。
本当にどうしようもない。
いつの時代もそうなのだ。恋は人を盲目に、愚か者にしてしまう。
もう先人達を笑うことは出来ない。
こんな私を、貴女は愚かだと言うだろうか?
笑ってしまうだろうか?
それでもきっと辛くはないだろう。
貴女が笑ってくれるのなら、辛くはない。
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