昭和の日 

2017年04月29日(土) 7時35分


今日は、国民の祝日のひとつである「昭和の日」です。

この日(4月29日)は昭和天皇がお生まれになった日で、そのため昭和の御代では、この日が「天皇誕生日」としてお祝いされていました。
しかし、昭和64年1月7日、昭和天皇が崩御され、同日、今上陛下が践祚されて昭和から平成に改元され、それに伴い4月29日は、「天皇誕生日」ではなくなり、その代わり、新たに「みどりの日」とされました。
その後、多くの国民の要望を受けて平成17年に「国民の祝日に関する法律」(祝日法)が改正されて、平成19年から、4月29日は「昭和の日」となりました。

「昭和の日」の今日は、経済恐慌・戦争・敗戦・占領・復興・高度経済成長・バブル景気などに象徴される激動の昭和の御代を顧みると共に、常に世界の平和と国民の幸福を祈念されてこられた昭和天皇の御聖徳をお偲び申上げ、そして、国の将来に思いを致しましょう。
この日は決して、単なる“ゴールデンウィークの始まりの日”ではありません。

昭和40年代地方都市の典型的な百貨店ビル「久慈駅前デパート」 

2017年03月12日(日) 1時19分
先週、岩手県内を旅行した際に、同県北東部に位置し太平洋に面する久慈市という街の、久慈駅(JR東日本・八戸線と、三陸鉄道・北リアス線の駅)前で見学してきた、「久慈駅前デパート」(久慈駅前ビル)です。

昭和40年に建設された、地下1階・地上4階建て(一部5階)のビルで、近年は数件のオフィスがテナントとして入っている程度で、実に閑散とした雰囲気ですが、かつては、その名の通りデパートで、デパートとしての最盛期には、屋上にミニ遊園地も開設されていたという情報もあります。
久慈市のランドマーク的な存在として、近隣や鉄道沿線の住民から長く親しまれ、かつては大いに賑わったビルですが、今は、昭和レトロな雰囲気を濃厚に醸し出す、寂れたビルとなっています。







平成25年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の中では、久慈市がモデルとなっていた架空の都市「北三陸市」の観光協会がテナントとして入っていた「駅前デパート」として度々ロケに使われ、そのため、一時は“あまちゃん効果”で人気の観光スポットとなり、放送終了後も大勢の観光客が訪れるなどしました。ビルの壁面には、ドラマで使われたイラスト入りの看板が今も掲げられています。
とはいえ、現在はそのブームも落ち着きを見せており、まだ確定はしていないようですが、駅前再開発のためこのビルは近々取り壊されるらしいとも囁かれています。

謹賀新年 

2017年01月01日(日) 23時11分


謹んで新年のお慶びを申し上げます

このブログのタイトル「昭和の残照を求めて」と深い関わりのあられる先帝(昭和天皇)の御代が、もし今も続いていたとしたら「昭和九十二年」となる、丁酉(ひのと とり)年の年頭に当り、改めて、六十年以上もの長きに亘って私達国民をお導きになり国民と歩まれた昭和天皇の御聖徳を偲び奉ると共に、昭和天皇のみ心をお心として日々御公務に精励遊ばされている今上陛下の御健康と、皇室の彌栄、我が国の隆昌、世界の平和を、心より祈念申上げます。

扨、本年の干支である「酉」は、現在では一般に動物の「鳥」を意味し、鳥の中でも具体的に「鶏」を指すと解されておりますが、「酉」という漢字そのものは、少なくとも歴史的に考察する限りに於いては、お酒を盛る器である「壺」の象形であり、実は鳥とは特に関係はありませんでした。
そのため本来の「酉」は、お酒を意味したり、もしくは、酒壺の中で発酵する様子から「実り」を象徴する文字とされていました。

今年は、本年の干支であるその「酉」に因んで、このブログを読んで下さる読者の皆様方にとって、いろいろな意味で「実り」が多き年とならん事、そして、皆々様方の益々の御健勝を、心よりお祈り申上げます。
本年も何卒一層の御指導・御鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

平成二十九年(昭和九十二年)
皇紀二千六百七十七年 西暦二千十七年
元旦

朝ドラ「すずらん」のロケ地として知られる、留萌本線の恵比島駅 

2016年10月18日(火) 23時37分
ほぼ一年前の昨年9月末頃、私は仕事の関係で、留萌市内で開催された某研修会に出席してきたのですが、その際に、沼田町恵比島にある、JR留萌本線の恵比島駅に立ち寄ってきました。
1面1線の小規模な無人駅ですが、平成11年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「すずらん」の、主要な撮影地のひとつとなった事で知られている駅でもあります。

以下の写真2枚に写っている、いかにも古めかしく見える木造駅舎が、「すずらん」のロケセットとして建設されたもので、つまり、ドラマの時代設定(昭和初期)に合わせて古く見えるように造られた、実は新しい建物であり、ドラマの中では明日萌駅(実在しない架空の駅です)として使用されました。
この文章の直ぐ下の写真に写っている、その明日萌駅の駅舎右側に隣接している小さな小屋が、本来の恵比島駅の駅舎(ロケセットではない実物の駅舎)で、この駅舎は、ヨ3500形車掌車を改造した貨車駅舎です。
ドラマ撮影の際に、古い建物に見えるようカムフラージュするため壁に木製板が貼られ、ドラマ撮影終了後もそのまま使用されているため、一見すると貨車駅舎には見えませんが。





以下の写真は、いずれも駅舎に貼られていた解説文で、ここに、この恵比島駅が明日萌駅として使われた経緯などが記されています。





以下の写真は、いずれも明日萌駅の駅舎内の様子です。ロケセットの駅舎ではありますが、内部には誰でも自由に立ち入る事が出来、劇中の人物の等身大人形なども配置されていました。
ちなみに、駅事務室内で座っている男性の人形は、橋爪功さんが演じた明日萌駅長で、ヒロイン萌の養父でした。









以下の写真は、いずれも恵比島駅のホームから撮影した風景です。撮影をしていたら、丁度ディーゼルカーがやってきました。2両編成の留萌方面行きでした。






ちなみに、この恵比島駅を訪れる数日前には、以下の記事で述べたように、私は南富良野町にある幾寅駅(高倉健さん主演の映画「鉄道員」のメインロケ地)も訪ねていたので、私は短期間にほぼ続けて、ドラマのロケ地を訪れた事になります。そういえば「鉄道員」も、「すずらん」同様、平成11年に公開された作品でした。
http://yaplog.jp/syouwa-scene/archive/163

国鉄からJRへの引継書 

2016年09月02日(金) 6時48分
7月29日の記事で述べたように、私は今年の7月中旬、JR西日本が運営する「京都鉄道博物館」へ行ってきたのですが、そこで見学してきた史料の中で、個人的に特に印象に残った物のひとつが、昭和62年3月31日、国鉄からJRに引き継がれる時に署名された日本国有鉄道最後の公文書である「引継書」でした。



以下の写真3枚が、金属プレートに刻字された、その引継書です。
鉄道マンとしての矜持、鉄道事業再生への思い、国鉄分割民営化への並々ならぬ強い決意、国鉄終焉とJR発足の瞬間を迎えるに当たっての高揚感など、当時の空気がひしひしと伝わってくる、実に格調高い名文です。







上の写真では読み辛いと思うので、以下に、この引継書の全文を転載します。

引継書

 日本国有鉄道は、昭和二十四年日本国有鉄道法の施行により、国の事業としての鉄道事業を引き継ぎ、爾来国の基幹的輸送機関としてわが国輸送の大宗を担い、国家の発展、国民生活の向上に多大の貢献をしてきたところである。
 しかるに、近年のわが国の輸送構造の変化、経済情勢の進展により、鉄道輸送はその独占性が失われ、経営状況は悪化の一途をたどり破局的状況に陥ってきた。
 ここにおいて、国は、鉄道が今後ともわが国の交通体系の中で重要な役割を担うことが期待されていることに鑑み、その特性を最大限発揮させていくためには、抜本的改革によって速やかに鉄道事業を再生させる必要があるとの認識をもつに至り 民営分割による改革の基本方針を決定した。
 日本国有鉄道は、民営分割による鉄道事業の再生こそ、鉄道を将来に向けて維持発展させる唯一の方途であると確信し、国と一体となり、また役職員一丸となってこの歴史的大改革に取り組み、遂にこの難事業を成し遂げる瞬間を迎えた。
 いままさに世紀の大事業が成就せんとするとき、これを推進してきた我々には、日本国有鉄道が百十五年にわたる歴史のなかで培ってきた世界に誇りうる正確無比な運行と安全性、更に国鉄改革において示した職員一人ひとりの内に秘めたる鉄道魂をしっかりと後世に伝え二十一世紀の鉄道に繋げる責務があると考える。
 もって昭和六十二年四月一日午前零時、承継法人成立のときにおいて、日本国有鉄道の経営してきた全鉄道事業並びにそれらを支える鉄道マンの叡知と勇気と技術を、法令の定めに基づき新しく誕生する旅客鉄道株式会社、日本貨物鉄道株式会社等承継法人に確実に引き継ぐことを確認しここに署名する。

 昭和六十二年三月三十一日二十四時零分現在
 国鉄全線で事故発生の報告なし。日本国有鉄道は、全ての列車運行を無事故で確実に各会社に引き継ぎ、ここに鉄道事業の役割を了える。

 昭和六十二年三月三十一日
 日本国有鉄道
 総裁  杉浦喬也
 副総裁  橋本雅司
 技師長  岡田宏
 総裁室長  井手正敬
 総裁室文書課長  本田勇一郎


個人的には、これは鉄道マンとしての魂が籠った名文だなと思いますが、それだけに、分割民営化後にいくつかの重大な鉄道事故が発生してしまった事は、引継書に記された崇高な思いが活かされなかった事になるわけで、その理念と現実の乖離は本当に残念に思います。

平成3年には、信楽高原鐵道の列車と、同線に乗り入れていたJR西日本の列車が正面衝突する「信楽高原鐵道列車衝突事故」が発生し、計42名が死亡し614名が重軽傷を負うなどしました。
また、平成17年には、福知山線(JR宝塚線)を走行中の快速列車が脱線して、一部の車両がマンションに突っ込むなどして原型をとどめない程に大破する「JR福知山線脱線事故」が発生し、計107名が死亡し562が重軽傷を負うなどしました。
P R
アクセスカウンタ
カウンター
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:たが
  • アイコン画像 性別:男性
  • アイコン画像 誕生日:2月24日
  • アイコン画像 現住所:北海道
  • アイコン画像 職業:専門職
  • アイコン画像 趣味:
    ・旅行-(風情や情緒のある場所が好き)
    ・写真撮影-(大抵、デジカメを持ち歩いています)
    ・インターネット-(情報収集や、ブログ・SNSの更新など)
読者になる
2017年04月
« 前の月  |  次の月 »
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
最新コメント
アイコン画像こんにちは、
» 札幌すすきのにある、昭和の雰囲気満載の居酒屋 (2016年11月10日)