生徒会通信NO.3 

2008年12月24日(水) 10時28分
生徒会長だ。
世間ではクリスマスらしいな。
だが俺は昼夜逆転平日休日逆転の為、
全く気付くことなくクリスマス終了なのだよ。
さ〜て今日の生徒会通信は…

・愛しておりました…衛士長

の一本でお送りさせていただく。


■愛しておりました…衛士長


クリスマス特別企画。もう二度とやらない…かもしれない。

さて、俺こと生徒会長は、自分を省みない面食いである。
これは自分のレベルと釣り合わないような可愛い子を、
好きになるってことで、まず普通にこの話を聞いたら、
ありえん(笑)とか童貞乙wwwとなって即糸冬だが、
過去を振り返ってみると、巡り合わせが良かったのか、
可愛い子とお近づきになる機会は、とても多かったように思う。
ただチャンスがあっても、それを生かせない事にはどうしようもない。

その頃の俺はどうしようもなくヘタレで、女性が苦手ですらあった。
小学校の時は女子といる環境が常にあるので、
話したりもしたし、自分は中学受験組だったので、
学年でも五指に入る程、圧倒的に頭が良かった為、
頼まれて勉強を教えたりもしていた。
まあ小学校の時なんかは男女を分け隔てなく接するのは、
割と普通の事だったし。
色々と思い出もあるけど、
それは恋愛感情ではなかったと思う。

そして中学に入学した。男子校だった。
高校も男子校だ。中高一貫ってやつだから。
全く女子に縁のない生活が5年程続いた。

唯一あったと言ってもいいのは、保育園から小学校まで幼馴染だった、
女の子が、毎年バレンタインデイにチョコをわざわざ送ってくれた事だろう。
俺は中学に入ると共に、学校に近い練馬に引越してしまったので、
小学校の時の友人達とは一気に疎遠になった。
でもその子だけは、俺を忘れないでくれていたのだと思う。
小学校の途中で遠くの方へ引っ越してしまった彼女。
好かれるような事をした思い出はないが、
良く一緒に遊んでいた仲だったので、
どうせチョコもらえる人いないんでしょーって言って、
苦笑いしながら送ってくれていたのだろうと思う。
最初はホワイトデイに手紙とお菓子をいれて、
返していたのだけれど、何年か過ぎた頃、
その子の顔も思い出せなくなった頃、
俺は返すのを止めた。
気恥ずかしいというのもあったし、
お情けでもらっている事を認めたくない気持ちもあった。
いわゆる思春期ってやつだ。
それからも2年間手紙とチョコが送られてきて、
3年目、送られて来なくなった。
馬鹿な話だが、こういうものの大切さは、
無くしてから初めて気付くもので、
俺は、ああ、彼女との縁は完璧にもう切れてしまったとその時思ったのだ。
今となっては顔も名前も思い出せないあの子。
失う怖さに気付いた今だから言える。
君が毎年しょうがないと笑いながら送ってくれたのは、
チョコだけではなく、俺と笑いあって、泥んこになるまで二人で遊んだ、
懐かしい思い出の日々だった。
ありがとう。

高校に入ってバンドやバイトを始めた俺は、
一転して女の子と出会う機会が増えた。
元からお調子者で人を笑わせる事が好きな俺は、
男女問わず割と人気者だったと思う。
特にバイト関係では、そこのバイトの中でも、
一番レベルが高い女の子から気に入られる事が多く、
舞い上がることも多かった。
しかし、それが恋愛関係に発展する事はなく、
バイトを辞めると一切連絡を取らなくなった。

好きな女の子が出来た。
大学に入って、俺はもう女で悩むことはしない!
ロックに生きてやる!バンドに打ち込んでやる!
そう諦めていた頃だ。

彼女は一つ年下で、性格は明るかったり暗かったり、
天然系で馬鹿だけど、一つの教科だけは飛びぬけて出来るという、
とにかく出鱈目なやつだった。
最初は顔が良くて周りからちやほやされて、
男に群がられていて、その中心でニコニコ笑っている彼女が大嫌いだった。

ある時、彼女の弱さを見た。
いつも輪の中心で、不幸なんて一切しらないような顔で笑っていた、
彼女の弱さを見せ付けられた。
その時、俺は初めて焦がれる程に、人を好きになった。
彼女を守ってやりたい。救ってやりたい。
本気でそう思った。
だから弱さを見せて、救いを求めた彼女の手を取った。
彼女もそれに答えてくれた。

一ヶ月程、幸せな日々が続いて、
でも、それは崩れた。あっけなく。
何も出来なかった。

出来たことといえば、
一人で布団をかぶって、涙が枯れるまで、泣き続ける事だけだった。

絶対に彼女を救う。彼女を救えるのは俺だけだ。
そんなものは欺瞞でしかなかった。
彼女の為だと勘違いして、自分の欲求を満たしていただけたった。
俺の足は震えて、まるでそこに釘付けにされたかのように、
もう一歩も動くことは出来なかった。

それから、俺は色々な女の子と遊んだ。
持ち前の人を笑わせるトークもいい武器になった。
忘れたかった。何もかもどうでも良かった。
その気にさせては突き放して、
そんな事を数え切れないぐらいした後で、
俺は一人になっていた。

失恋を忘れるのは新しい恋をすることだ。なんて、
そんな言葉は嘘だ。
だって今でも俺は胸が痛い。
あの時の事を思い出すと苦しい。切ない。
きっと自分はあの人が最初で最後の好きな人なんだ。
そう思わずにはいられなかった。
どんなに苦しくても、過去にすることなんて出来ない。

時間は戻すことは出来ない。
ただ過ぎていくだけ。
どんなに悲しい事があっても、
どんなに辛い事があっても、
時間はそんな気持ちを置き去りにしていく。
だから歩くしかない。
震えて動かない足を引きずりながら。
でも、二度と俺は人を好きになる事はしないだろう。
俺にとって最初で最後の好きだった人は、
もう永遠に戻ってこないのだから。

以上。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:生徒会長
読者になる
2008年12月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
Yapme!一覧
読者になる