隠しといっても別にやばいものはありません。何話か溜まったら表にUPする予定です。
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『大切な君』10月20日〜

★感想★
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大切な君40 / 2005年07月14日(木)
「………あ…す……らん……?」
「おはようキラ」
「おはよう」


寝起きのキラにやさしく話しかける
先ほどまでここにいた歌姫との会話とはまったく反対の口調で


「アスランの手、暖かい……」


そう言って微笑む顔はとても綺麗で
とても儚い

「ゆめ……」
「夢?」
「うん。夢見てた……」
「どんな夢?」
「白い綺麗な家で……お庭もとっても綺麗で」
「・・・・・・それで?」
「アスランと僕と、僕たちの赤ちゃんと仲良く笑いあっている夢」
「……」
「暖かい夢……ううん、違うね夢じゃない正夢かな?」
「キラ…」
「ね、この子が生まれたらそんな家に住めたらいいな………考えておいてね」


大丈夫…
今のキラは現実から目をそむけているだけ
話せばわかってくれる
どんなに子供を失ったことがショックだとしても
俺たちは夫婦だから
だからキラは俺の言葉に従ってくれる

子供はまた作ればいいじゃないか……
 
   
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大切な君 39 / 2005年03月07日(月)
何かを見透かしたような言い方をする
それがラクスだった


「言っている意味がわかりません。俺がキラを殺す?あり得ない…」
「本当にわたくしの言っていることがわかりませんか?」
「身に覚えの無いことで人を殺人者扱いはやめてください」
「誰も殺人者とは申しておりません。キラを殺すつもりなのかと聞いたのです」
「それがわからないと言ったのです。俺はキラを必至で探しやっとで見付けた、子供は残念だがまた作ればいいことだ」



そうだ、子供はまた作れる
幸いにもキラの体はその機能をうしなってはいないから



「貴方はキラの心をどうお考えなのですか!!子供を無理矢理奪いキラの心がそれに耐えられると思っているのですか?キラは……キラは貴方が思うほど強くはありません!!!」
「俺だってそれは考えた……だが、もしキラの心が壊れたとしても俺が癒してみせる!!俺はキラの夫だ。妻の心のケアぐらいできる」


「……………人の心はそんなに簡単なものではありませんわ」





「ん…………」




聞こえた声
それはこの部屋で眠るキラの声



「貴方が煩くするからキラが起きてしまった」
「………………」
「おはようキラ」
「わたくしは帰ります。キラへの挨拶はまた後日に」
「わかりました。その時は笑ったキラをお見せしますよ」



帰るラクスに向かい見せた表情はとても冷たい



このときラクスの言葉を受け止め
自分の過ちに気づけていたら
キラの状態はまだ良いものになっていたのかもしれない
そう
キラの状態は俺が想像していた以上だった……………

 
   
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大切な君 38 / 2005年01月20日(木)
手術が終ったキラは個室に移されていた
ただの個室ではない
この病院で一番セキュリティが厳重で設備も最新鋭の病室だ

案内されて部屋に入るとそこには先客がいた……



「おじゃましてますわ………」
「ラクス……」



いたのは俺の元婚約者そしてキラの親友でもあるラクス・クライン
ピンクの髪を揺らしたたずんでいる
おそらくキラのことを聞きつけ駆けつけたのだろう
しかし、彼女の纏う空気は哀しみというよりも怒りが混ざっているように感じる



フワッ



翻るピンクの髪
ゆるりとむけられた視線
それは今まで何回もみてきた怒りの表情
彼女が起こるときは自分が間違った行動にでたとき……
だが心当たりはない
別に悪いことをしたわけでも、間違ったことをしたわけでもない



「貴方は何を怒っているんですか?」
「あら?アスランには私が怒っていると思うんですか?」
「……あなたのその顔は見飽きるぐらいに拝見してますから。
それより俺の質問に答えてください。貴方が何に怒っているのかが俺には分からない」






「貴方はキラを殺すつもりですか?」







その声は冷たく部屋に響く…………

 
   
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大切な君 37 / 2005年01月19日(水)
「この後の対処はいかがしますか?」
「………火葬して埋葬する。すぐ準備が出来次第連絡を入れるように手配しておく…」
「分かりました……」


トレーは医者から看護婦に渡され別室に移動された
去っていく我が子だったもの……
もちろん愛していたし、早くその姿を見たいとも思っていた

でも、現実は残酷で
腐り果ててしまった体
それは自然の摂理
当たり前の現象



その現実が……



痛いほど俺の胸に突き刺さる……





 
   
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大切な君 36 / 2005年01月17日(月)
※気持ち悪い表現があります。駄目な人はみないでね!!!





医者が持ってきたもの
銀色のトレー
その上には………



「これが……ウッ……………」
「はい…お子様です」



子供?
これが俺とキラの子供?
この悪臭をはなっているものがキラの中に…


「胎児死亡してから時間がたちすぎでした……」


腐った肉
形成の途中だった骨は崩れ
元が胎児だとはわからない
赤黒いにくの塊

でも

その中に
手の形だと分かる影がうかんでいて
否が応でも自分達の子供だと知らしめた


その悪臭は今までにないぐらい強烈で
医者が持ってくる前に看護婦から渡されたマスクが無ければこの場にはいられなかっただろう



「…………も……う…………いい」



さすがにこれ以上は無理だと判断し
その肉片をさげるように言った………




―――――――――――――――――
すいません…かなり止めてました
更新再開します。(更新再開でこんな文)
 
   
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大切な君 35 / 2004年12月19日(日)
手術が終わり部屋に移されるキラ
付いていきたかったが医者に呼び止められ仕方が無くそこに残った


「どうぞ……」


招き入れられたのは先ほどキラの手術が行われた部屋
数人の看護士が後片付けを行っていた



「無事手術はおわりました。彼女の常態からして回復は遅いかと思われますが、さいわい子宮の機能は失われていませんでした。しっかりと体力が回復すれば子供を作ることは可能です」
「……そうですか」
「……………それで、今回摘出した胎児のことなのですがいかがいたしましょう?」



摘出した胎児……
俺の子供…………



「見せてもらえませんか?」
「いいですが、あまり見られたものではないですよ」
「それでもいいです。俺の……俺とキラの子供ですから………」
「わかりました」



 
   
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大切な君 34 / 2004年12月12日(日)
「やぁぁあぁぁ!!!」



子供が腕から離れる
離れていく子供を追いかけようにも体に巻きつく闇に邪魔をされ動くことが出来ない
どんどん闇に埋もれるように消えていく子供をただ……
泣いて
叫ぶことしか出来なかった……



「いや!!!お願い!!やめて!!!!!」



体を覆う闇は蠢き自分をも飲み込もうとしている
それでも……
自分がどうなろうとも
あの子は渡せない



「嫌!!!!誰か……誰か…………助けて……」



動けない自分




「助けて!!!助けてアスラン!!!!!!」




子供を守ることが出来ない自分
泣き叫び必死でアスランに助けを呼ぶ
それでも返事は返ってこない
そうしている間にも子供は遠く闇の彼方へ…
自分に纏わり付いていた闇は体を包んでいく
だんだんと薄れていく意識の中
思い出したのはアスランの顔

妊娠したと報告した時の

とても嬉しそうに笑う顔だった……





「ア……ス……………」



 
   
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大切な君 33 / 2004年12月09日(木)
どんどん固まり上に伸びていきある高さまで到達すると先が5つに分かれ人間の腕を作り出す
その光景がとても気味悪くキラは微動だもできなかった
そうしているうちに闇から生まれた腕は数を増やし無数のしゅうだんと化していった


「………ヒッ!!!」



気づいた時にはもう遅すぎた
闇の集団はいっせいにこちらに飛び掛ってくる
急いで反対側に走り出すが影が伸びるごとくものすごい速さで襲ってくる闇からは逃げられなかった
闇の手が腕の中に居る子供に伸びる



「嫌!!!!!」



まとわり付く手に動きを奪われ
凄い力で子供を引っ張る
奪われたくない!!!
やめて!!この子を奪わないで!!!!!


腕に力がはいる……
その力はもはや赤子を抱く強さを超えている
強く強く抱きしめる
それでも腕の中の子供が泣くことは無い
異様な沈黙を続けていた
それでもキラはその異常さに気づかない
"子供"を守るのに必死だから……

 
   
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大切な君 32 / 2004年12月09日(木)
暖かい……
もう離さない
この温もりが欲しかったの
ずっと……
ずっと…………………



「っ!!!」



何も無かった空間に一筋の風が通る
とても強い風



「な…………に?」



音の無かったその場所に
奇怪な音が響きだした
ゴオォォォォォォォォ…
と、何かが襲ってくるように


ぐっと子供を強く抱きしめる
守らなくちゃ
この子は絶対に守らなくちゃいけない…



「あ…………」


暗闇の中に蠢く闇
それはだんだんと形をなしていく……




 
   
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大切な君 31 / 2004年12月06日(月)


  ******************



静か………
僕はどうしたの?
ここは……どこ?
真っ暗
恐いよ…………



"        "



あれ?
僕は誰を呼んだの?
僕の大切な人…………




あ……
アレは………




   *******************




目の前に現れた物体
それは人の形をしている


「赤ちゃん?なんでこんなところに………」


近寄り抱き上げる…


「君はどこから来たの?君のお母さんは……………あ…」


蒼い髪
それは僕の"大切な人"の髪の色
紫の目
それは僕の目の色…………


「僕の赤ちゃん………僕とアスランの赤ちゃん……」


優しくギュッと抱きしめる
とっても暖かい……
やっと見付けた


「今までどこ行ってたの?ずっと探してたんだよ……」


ずっとこの温もりを探してた
ずっとずっと……


「一緒にいようね……君のお父さんも待ってるよ」

 
   
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