第一話 半月の日常 (ネタバレ有) 

December 23 [Fri], 2005, 11:51

「・・・・・・・・・・・・暇だ」


そう呟いたのは吏部侍郎・李絳攸である


「・・・・・・うん、暇ぁ〜・・・」


その彼と一緒に過ごしているのは桜姫こと桜幸咲であった

ここは宮城の府庫――簡単に言えば図書室――で
暇な日々を送っていた
絳攸が主上付きになってから半月経つが・・・
やることなし、仕事なし、居場所なし
それは即位したばかりの若き新王・紫劉輝が
政事を全くやる気が無く、後宮にこもって過ごしているせいである


「・・・・・・この俺が、毎日をただただただただ何となく
時間を浪費しているとは・・・・・・っ」


絳攸の怒りは限界にきていた
現に絳攸はいまだ主上の目通りすら叶っていなかった
幸咲は目の前に自分用に出してあった冷めたお茶を
すするが、あまりにも冷めすぎていたため美味しくなかったらしく、
一瞬顔を歪めて急いで飲み干して卓子に伏っしてしまった


「・・・・・・なんで絳攸動かないのぉ〜?」


いつも寝る間もないほど上司にこき使われ忙しく働く絳攸に付いて回っていた
幸咲だったが、今は絳攸がすることがなくここにずっといるので
自分もすることがなく、一緒にここにいるのである


「それもこれも全っっっ部、あの昏王のせいだ――――――っっ」


絳攸は卓子をぶっ叩いた
幸咲は痛い、と一言呟いたがその場から動くことはなかった
静かな府庫に響き渡ったこの怒りの声に、
もう一人の人物が驚いたように振り返った


「絳攸殿、ど、どうなさいました?」


その人物・・・紅邵可の声に絳攸は我に返った



*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*

あぁ、本がなければネタが浮かばなかった私に
石を投げるのはやめてくださぁ〜い!!(殴
今回はちょっと本から一ネタ取っているので
少し長くなる模様です;;
それでも付き合ってくれる方はいますかね??(聞くな
ちなみにこれは『朱にまじわれば紅』の“幽霊退治大作戦!”
から取りました。ネタバレ有っつーか、全てネタバレです;

誕SS 冬獅郎Ver 

December 21 [Wed], 2005, 14:51
「なぁなぁ、乱菊〜」

「何ですか、玲羅隊長」

「・・・その呼び方やめろ」

「はいはい」


玲羅は年上から“隊長”と呼ばれるのが嫌い・・・否、苦手だ
相手が副隊長や席官でも基本的には呼び捨てにしてもらっている
だが、それは心を許している人に限ると言う
と言うか心を許している人と隊長格以外には姿も見せない


「冬獅郎の誕生日プレゼント、何が良いと思う?」

「・・・あれ?隊長って誕生日いつだっけ??」

「今日」

「嘘っ!?」


ハァ・・・と玲羅は溜息を吐いた
当てにしていた筈の乱菊が忘れていたのである


「ごめん、お前に聞いた俺が悪かった」


玲羅は叫ぶ乱菊を見捨てて十番隊を後にした


*****

ここは五番隊
そこで一人の少女が仕事をしていた
だが、目の前に突然現れた少女にびっくりして
イスごとひっくりかえった


「・・・大丈夫か・・・?」

「いったぁ〜〜〜!!何よ、玲羅ちゃん!
もう、びっくりしたじゃん!!」

「あ・・ごめん」


謝(誤)りっぱなしの隊長である(・・・


「で、どうしたの?」

「いや・・・冬獅郎の誕生日・・」

あぁ〜〜!!すっかり忘れてた!
・・・・じゃあさ、一緒にお菓子作らない?」

「菓子?」

「うん、作ろう!!」


そう言うなり桃は玲羅を引きずっていった(ェ


*****

「何だよこんな寒い日に・・・」


冬獅郎はある桜の木の下にいた
ここは玲羅と初めて出会った場所だった



『日番谷くん!』

『・・・雛森?どうした?』

『今日の夜、あの桜の木の下で待っててね!
絶対だよ〜!!』

『あ、ちょっ・・・』



「玲羅・・・?」


瞬歩でやってきたのは桃ではなく玲羅だった
玲羅は持っていた紙袋を冬獅郎に差し出した


「・・・?」

「今日、誕生日だろ?」

「・・いい、のか・・・?」

「何回も言わせるな」

「ありがとう・・玲羅」



☆Happy Birthday 冬獅郎☆



*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*

何のこっちゃこれは・・・;;(汗
最悪そして一日遅れデス;;
ごめんねぇ〜!!冬獅郎!!!(泣
君の誕生日だったことを思い出したのは昨日の夜中なんだよ;;(ェ
ホント、ごめん;;そして誕生日おめでとう!!(逃走/ぁ

旧知 

December 19 [Mon], 2005, 15:53
「いやぁ〜久しぶりだな、氷吹雪」

「その名で呼ぶな、燕青」

幸咲は燕青を睨む
燕青は幸咲の殺気に気づいていたが
いつもの様におちゃらけた口調で謝った


「いやぁ〜わりぃわりぃ。つい、な」


ここは桜家(おうけ)のとある部屋の中
今この場にいるのは幸咲、燕青、そして静蘭
三人に以前に関わり合いがあったことを
知っているものは少なく、知っているもののほとんどは
ただの友達としか見ていなかった


「でも、懐かしいなぁ〜。
お前にまた会える日が来るとは思わなかったよ」

「・・・お前の馬鹿げた性格はいつまで経っても
直らないんだな」

「悪いが幸咲、コイツの馬鹿は死んでも直らない」


そうか、と呆れた顔で幸咲は燕青をもう一度見やる
燕青は酷いなぁなどと言いながら静蘭にちょっかいを出し、
殴られていた
そんな様子を見たのは何年ぶりだろうか・・・
幸咲は小さく笑みを零した


「そういえば、清・・・じゃなかった静蘭。秀麗は元気か?」

「あぁ。お嬢様はいつも通り、元気にしてる」

「そう、それなら心配は要らないな」


幸咲は窓の外を見た
青い空には白い鳥が飛んでいた


――知ることの許された事実はほんの一握りだ


そんな幸咲の呟きは二人の騒ぎ声に掻き消されていた



*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*

今回は元“殺刃賊”の“小棍王”と“小旋風”の話。
主人公を無理やり元“殺刃賊”に突っ込んでみましたw(呆
ちなみに“殺刃賊”時代主人公のあだ名(?)は
“氷吹雪(ひょうふぶき)”です^^
(※主人公は『手伝い』と同一人物です。)

手伝い 

December 18 [Sun], 2005, 23:23
「なんなんだ、これは・・・」


劉輝がそう呟くのも分かる
今、劉輝の前には膨大な量の書翰の山


「あぁ、これか?さっき幸咲が持ってきた」


絳攸はそう軽く言った
そんな絳攸に楸瑛は苦笑いをしていた


「主上、今回は諦めてください。
なんせ相手はあの人なんですから・・・」


劉輝は楸瑛の目線を追ってみる
すると机に向かって書翰と格闘する、
幸咲の姿が目に入ってきた


「アイツは何をやってるんだ?」

「この間無断でここに来た罰・・・
とでも言っておきましょうか。
そして絳攸と私は幸咲を手伝っているって感じですかね」


劉輝は思った
ここに来なければこんなことにはならなかったのに、と
だが、幸咲がここに来たのは絳攸と自分の仕事を
手伝いに来ていたから


「余も手伝うか・・・」


劉輝はそう呟くと
近くにあった書翰を手に取り、手伝い始めた
そんな様子を見ていた絳攸と楸瑛は
お互いの顔を見て少し微笑を交わした



*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*

初めて書いた彩雲国ドリ!
いかがだったでしょうか?(つまんない
つーか、主人公一言も喋ってないじゃん!!
彩雲国を知らない人にも分かるようにおまけ↓


*オリジナルキャラ
桜 幸咲(おう ゆきざき)
よく家を無断で抜け出してここに来る
桜家の姫君。そして絳攸と楸瑛とは腐れ縁。

*彩雲国キャラ
紫 劉輝(し りゅうき)
彩雲国国王。
天然で霄太師によく騙される。
李 絳攸(り こうゆう)
文官。吏部侍郎。
秀才だが致命的な方向音痴。
楸瑛(と幸咲)とは腐れ縁。
藍 楸瑛(らん しゅうえい)
武人。左羽林軍将軍。
絳攸(と幸咲)とは腐れ縁。
自称「絳攸の親友」

日常茶飯事 

December 17 [Sat], 2005, 23:42

「やれよ!!」

「やだよ!!」

「やれって!!」

「やだってば!!」

「やれ!!!」

「いや!!!」


何事かと本から目線を上げれば
目の前には友達の奈々と岳人


「何やってんだ、お前等・・・」


俺がそう呟けば二人の視線が俺に向く


「玲ちゃん聞いてよ!!
私は嫌なのにがっくんがやれって!!」

「・・・」

「お前がさっさとやらないのがいけないんだろ!?
玲には関係ねぇーじゃん!!」

「・・・」

「何よ!!?」

「何だよ!!?」


・・・大切なとこが抜けてんじゃねーか?

そう思ったのは俺だけじゃないだろう
つーか、助けようがない
コイツ等の言い合いは日常茶飯事なのだ
一回一回理由を聞いてなだめてたらキリがない


「玲もあんなパートナー持って大変やなぁ」

「それはお互い様だろ?」

「・・・それもそうや」


俺と侑士がそう言って同時に溜息を吐くのも
日常茶飯事のことだった



*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*

あぁ〜〜〜!何だこの小説・・・
全くもってつまんねぇ〜;;
一発目がこんなんで良いのか?(ヨクネェ
ま、良いか♪(殴
ちなみに主人公は女の子!(苦笑
P R
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