無題 

2008年06月24日(火) 17時41分

目覚めのよい朝だった

生温い空気が部屋にはたまっていて

今日も暑くなるんだろう。

陽射しに溶けた ピンクの花が なんだか滑稽で

「僕は とびきり青い花を探しているんだ」

そう言っていたいつかの自分を

何処かに置いてきた気分になった

指先も冷たくはなく、心だってそこそこ満たされてる

長い間眠っていたようにぼんやりしていて

だけど意識ははっきりしている

自堕落な気分 だけどすっかりと律儀にそろった足の指

さらさらと たぐり寄せた布のあいだから、今日の始まりを想う。

僕の思惑 

2007年06月25日(月) 15時22分
四角いアイスブルーに溺れてみたい

ひんやりした指先と、唇が、触れあって

スパンコールが飛び散る中

くるくると踊ってみせる君を観て恋をしたい

すべてが浸されている

あぁ、なんという思惑!

休日の午後3時半、君に宛てた手紙 

2007年06月12日(火) 15時27分

陽射しの混ざった、生温い風と

目の端に映る、クリィムイエロォの窓掛け

プロペラの回転する音が何処かから聞こえている

肌をすべるように甘い花の香りがして、君を思い出す

脳内trip 今日はとてもよく晴れています。

その他大勢モモイロペリカン 

2007年02月05日(月) 21時07分

恍惚の君は、モモイロペリカン

桃色の空を飛び、幸福に微笑むの

広がる空は、本当は青い色だなんて

とうに忘れてしまったみたいで

唯一になろうとした僕とは、

何処かで はぐれてしまった。

桃色の空を飛ぶ、モモイロペリカン

もう君を、その色の中から探し出すことは困難で、

僕は途方に暮れてしまったのです。

toe 

2006年09月09日(土) 23時45分

美しい夜の 甘い爪先

涙でつくった薄い翅翼の羽化

憂鬱を愉しむ瓶詰の蜘蛛と

絶望を唄う片目のカナリア

パラノイアの淑女が悦びを囁き

月からは琥珀の蜜が滴り堕ちる

濡れた石畳に響く靴音、ワルツのステップ

静寂を小指で切り裂き、僕は踊る

この美しい夜の爪先に。

夏の終わりに、世界の終わりを考える 

2006年09月03日(日) 16時16分
「世界が終わるとき、何処で何をしていたいか」

そんな意味のない質問

世界が終われば、僕だって終わる

つまり、終わってしまえばその後は無いってコト

世界が終わる時の記憶だなんて、残ってやしないよ

なんにも無くなって、無いっていう事実さえも無くなって

いったいどうなっちゃうのかな。

何もかもが白い閃光に包まれて、

一瞬にして溶けていくような、

そんな感じだといいのにな。


ささやかな夢 

2006年08月16日(水) 22時22分

例えば僕は、孤独な船乗りで

月夜の晩に航海に出るとする

そして世界の真ん中に辿り着いたらば、

背中から海に沈んでしまおう

だんだんとふやけた月が小さくなって

水泡はきらきらと 僕のささやかな軌跡をたどり、

そして消えてゆくのだろうか

そんなことを、うっとりと夢見ながら、

今夜も僕は眠りにつくのです。

煌めき 

2006年08月06日(日) 18時19分

緋色の糸 ちぎれて

夜の闇に舞い散る

それは一瞬の命の輝きのようで

狂おしく叫ぶ

このまま目を閉じてしまえば

やがて到来する終わりに

溢れる悦楽の波に

煌めきをみた

退屈な午後 君に電話するということ 

2006年07月19日(水) 16時56分

姿の見えない飛行機が何処かへ飛んでいく

音だけが響き渡って 何だか変な気分

僕は見えない飛行機の行方を見極めようとしてみる

真っ青な空と真っ白な雲が、妙に絵画的で 鼻で小さく笑ってみせる

ねぇ聞いて、なんだかとっても退屈なんだ

君に電話をかけてみるけれど、Tururururu−Turururu−

はやく出てくれないと、僕はまた 何処かへ行ってしまうからね

Tururururu−Turururu−

あぁ、飛行機の行方なんて もうどうでもいいんだ

どうせもう、音だって聞こえやしないんだから

紫陽花の夜に 

2006年06月25日(日) 16時14分

真夜中に 紫陽花を採取する

白い指が淡く香って、微睡みに戯れる。

優しい気配だけを感じ取って 目蓋にそっと触れたなら

僕は、透明な青に咲くことができそうです。

2008年06月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる