TPP賛成
2012.08.16 [Thu] 23:42

「やらせ」以上に問題だと私が思っていることがある。昨夜の『報道ステーション』で朝日新聞編集委員の三浦俊章(この記者自身はコウモリのような男だ)が「3つ選択肢を挙げることは、

真ん中の選択肢に持って行こうとする誘導だ」と指摘したこと、さらに同じ番組で、「2030年の原発依存度15%」は、原発の「40年廃炉」の原則を守り、かつ原発の稼働率が70%と仮定した場合、新たに原発を2基増設しなければならない数字であることが示された。現実には、2008年の原発の稼働率は60.0%、

09年が65.7%、10年が67.3%であり、さらに今後既存の原発はどんどん老朽化(「原子力ムラ」用語では「高経年化」)していくから、原発を増設するか、原子炉の「40年超」の運転を認めるかのいずれかを前提とした数字、それが「15%」であるといえる。つまり、全然「脱原発」でないどころか、「原発推進」に近い

「原発維持」の目標数値なのである。こんなのは当たり前のことであり、当ブログか『kojitakenの日記』かのどちらだったかは忘れたが、以前にも書いた。しかし、このことをマスメディアがはっきり報じたのを見たのは、昨日が初めてである。

『報ステ』には昨日の橋下徹の発言も映し出されていた。橋下は、「民主党は『15%』を目標に選挙を戦うつもりだろう。大阪市は『0%』を目標とした案を出す」と言っていた。大飯原発再稼働容認で

いったんは「転向」したかに見えた橋下は、再び「脱原発」を争点に「維新の会」の候補者を大量に立てて総選挙を戦うつもりだと考えた方が良い。

そして、今回のサプライズ・ゲストの羽賀研二さん、ありがとうございました。
 羽賀さんは、当初、無罪を確信されていたこともあって、無罪なら出演するという条件でしたが、有罪になってしまったせいで、かなりの心労がおありだったようですが、その中を、よく出てきていただけました。

(えー、それで、なんで羽賀さんが、有罪判決後はじめて公の場で発言する場として、このシンポジウムに出てきてくださったかは、ご想像にお任せします。ヒントは、羽賀さんは、5月22日のテレビ朝日「ザ・スクープSP」をリアルタイムでごらんになっていて、感動されたんだそうです)

 で、前回、それまで暴言検事として世間のバッシングを浴びていた市川寛さんが語られた、まさに加害者もまた被害者で、真の加害者は別にあったという事実と、その過程の生々しさのあまりのインパクトに、議論がすべてそちらに持っていかれ、時間切れになってしまったことから、続編が待たれていたのですが、それにしても、今回も急だったのは、羽賀さんの判決があったからでした。


一部には、先日橋下が野田佳彦首相(「野ダメ」)を持ち上げた発言をとらえて、「民主・自民・維新」の「大政翼賛会」結成の流れだ、とする論調があった。しかし私はこの説はとらない。他の一部に指摘されているように、橋下が小沢新党「国民の生活が第一」に「TPP賛成」を掲げろと迫るものだと解している(事実、「国民の生活が第一」は事前の予想に反して「TPP反対」の主張を鮮明にせず「慎重」にとどめている)。私が想定しているのは、「自民+民主」を軸とした「保守第一極」と、「維新+みんな+国民の生活が第一」を軸とした「保守第二極」の対決構図であり、現在の選挙制度が小選挙区制中心である以上、どうしても「二大勢力の対決」構図にならざるを得ないのだ。

そうはいっても、互い二大政党である自民党と民主党が、同じ選挙区に候補者を立てないわけにはいかない。一方、維新、みんな、国民の生活が第一は、小沢一郎の「オリーブの木」構想ではないが、棲み分けができる。東祥三と柿沢未途が競合する東京15区のような例もあるが、どちらかが隣の選挙区に移るなどする可能性がある。

こう書くと、「TPP推進のみんなの党と反対の国民の生活が第一が組むはずない」という、小沢一郎びいきの人たちからの反論がくるかもしれないが、小沢一郎自身が「政策は大道具、小道具」と言っていることを思い出すべきだろう。それに何よりの脅威は小沢一郎や渡辺喜美ではなく、橋下徹である。
P R
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