LOVE IS ORANGE13 

2005年11月07日(月) 1時18分
ぐいぐい、そのままシュウは俺を引っ張って、二階まで連れてあがった。
腕を掴むその力があんまり強くて、振り返らず何も言わないままにずんずん歩いていくから、俺もなんだか声がかけられなかった。
一人で大丈夫だよ、とか腕痛ぇよ、とかなんか怒ってんのか?とか、
そんな言葉が心の中では溢れそうなのに、喉で奥で詰まって何も言えなかった。
ドアをあけて、浴室に連れ込まれる。
さあっ。
「つめた・・・」
ゆるくシャワーの水をかけられる。
汁がかかった服の上、それから流水にして掌に。
「痛みはどうですか」
「ん・・・我慢出来ないほどじゃねえ」
「暫く服の上から冷やしてから、詳しい様子を見ます」
「・・・うん」
ふっ、と息を吐く気配がする。
そこで漸くシュウの顔が見れた。
シュウは、いつも通りの無愛想な表情だったけど・・・
「シュウ」
「何です」
「・・・ごめん」
「何を謝るのですか?」
「・・・うん」
酷い気分がして、泣きたくなった。
優しくされてなんで泣きたくなるのか、意味不明。
・・・違う。
優しくされると嬉しくて、けど嬉しいのは困るんだ。
シュウ。

LOVE IS ORANGE12 

2005年11月04日(金) 22時36分
「それではーっっ、みんなのぉ、きょうこの日にあつまえたーこううんをいわってーーー、かんぱいーっっっ!!!!!」
きゃーっっっ!!!!!!(かっちーんん!!)
リュウセイの乾杯の音頭(今日何回目かは既にわかんねえ)に、大嬌声があがる。
宴会は既にうちに場所を移動して、渾沌の狂乱へと姿を変えつつあった。
午後八時過ぎ現在、内容は出来上がり酔っ払い×3(リュウセイとリューネとミオ)、
まだまだいけるぜ!モード×2(俺とセニア)、潰れて既に夢の国×1(ザッシュ)
途中参加の保護者×1(シュウ)・・・それから。
「マサキーっ、もっとホラホラ飲んだ飲んだーっっ!」
どばどばどば、と手に持ったコップにリューネが酒を注いでくる。
「ととと、こぼすなってリューネ」
俺は今日は控えめモード。
や、だって自分まで理性失うと後片付け、俺が大変じゃん。(現実的?)
け、経験で成長したってのもあるけどさ。
「なによう、あたしの酒が飲めないの?マサキーっ」
リューネはぶうぶう、と首を絞めて来る。ぐえ。
「ぐはっ、首絞まってる絞まってるっ!ギブ!」
「もぐもぐ、にゃははー、仲いいねお二人さん!もぐもぐ、マサキー、これおいしーっっ!」
ミオが口一杯に飯を頬張りながら絡んでくる。
今テーブルの上にあるのは買ってきた酒とつまみとお菓子、それに俺がちょこっと準備していたおかずだった。つか、口の端から飯、零れてんぞミオ。
「マサキって話通り料理上手なのね。あたしは全然こういうの得意じゃないから尊敬するわ」
「ねー、美味しいよねセニアー。こーゆーのがお婿さんに欲しいよねー。もぐもぐ」
「あーっ、駄目だよミオっ!マサキはあたしのなんだからーっ!」
「いつからだよオイ」
「えーとこれからそのうちの予定??って、きゃああ、何言わせるのよマサキのばかっ!(ぎゅうっ!)」
「だから首締めんなっつーの!」

LOVE IS ORANGE11 

2005年11月02日(水) 17時19分
週末の天気予報は降水確率30%。
いけるかどーか微妙な数値。
しかしリュウセイは胸を張って言う。
「大丈夫だって!俺、すっげえ晴れ男だからっ♪
俺の後に太陽がついてくるのだ!ふはは」
「なーんて馬鹿なこと言ってると思ったら・・・
本当に晴れてやんの。」
「なっ?言ったとおりだろ〜??」
えっへん、得意そうなリュウセイと俺は二人、朝から先に来て場所とりをしていた。
めぼしい場所にビニールシートを広げて、荷物を置き、並んで座る。
「で、結局いつもの面子はみんな来るんだっけ?」
「そ、ミオとセニアと俺とリューネとザッシュと・・・」
「ライは?」
途端にリュウセイはしおしお〜となった。
「今日は家の用事で来れねえって・・・。明日ならあいてたけど、って断られた・・・」
「・・・かわいそうに振られたか」
「あ、明日は来るって言ってたから!」
「家に?」
「昼くらいなら来れるってゆってた!」
そうか、ならライ(几帳面)に片付け手伝ってもらえるな。
戦力一人ゲット。うし。
桜はもう殆ど終わりに近付いていて、はらはらと花びらが絶え間なく風に散っていた。
今日は気温もそんなに低くないし、かなり気持ちいい。
「・・・ねむ。。。」
「寝ててもいいぜマサキ〜。俺一人でもゲーム持ってきたから」
ごそごそ、と鞄の中からゲームを取り出してリュウセイは電源を入れてみせた。
ちゃりーん。(起動音)
てけてけてーれっ♪てれっ♪(ロゴ音)
「またそんな古いのやってるし」
「これはこれで簡素な良さがあるのだ。マサキにもいつかわかる時が来る」
うむうむ、と頷いてリュウセイはゲームを開始した。
お言葉に甘えてごろり、と横になる。
買出しもするけどある程度は先に用意してた方がいいだろ、と昨夜
ちょっと遅くまで準備してたから、睡魔はすぐに訪れた。
・・・・・・おやすみ。ぐう。

LOVE IS ORANGE10 

2005年11月02日(水) 13時33分
「死体発見」
・・・週明け火曜日(月曜日は休日)、学校の教室。
俺は怒涛の連休を過ごし、そして今果てていた。
机に突っ伏した俺をつんつん、とリュウセイがつつく。
「マサキ、一体どんな休み過ごしてたんだよ。
いきなり死んでるし」
「いや・・・ちょっと精神的に・・・疲労困憊俺の負け、みたいな・・・」
結局日曜、月曜とお姫さんは朝早くから夜遅くまで家に押しかけてきていろいろいろいろやってくれた。下さった。いや、ありがたいことも(多少は)あったんだけど、家計及び生活環境を取り仕切る身としては見逃せないことも沢山ありすぎた訳で。
「あああ、あの冷蔵庫にたんまり入ったフォアグラとキャビアとトリュフどうしよう」
「ど、どっから出てきたんだその3大物件は」
「日曜日にスーパーで購入」
「・・・売ってるのか?」
あなどり難し、うちの町スーパー。
うーん、と考えていたリュウセイがぽん、と手を叩いて言った。
「よーしっ!そんなマサキを元気付けるためにここは俺が計画しましょう!
今週末”マサキくんを元気付ける会・春”ここに開催!
ついでに今年最後のお花見決行!」
「こら、人をダシにすんなよっ」
「いいじゃんか〜。土曜日に昼花見して、夜はマサキんちで宴会〜」
「ちょっと待て」
「白河先生んちってのも一回見てみたいしさ、なあ〜いいだろ〜?」
「出来るかどうかはあいつに聞いてみねえとわかんねーぞ」
「うん、聞いてみてくれよ。・・・でさ」
ひそひそ、と耳打ち。
「飲ませて先生頂いちゃえ♪」
「あほかーーー!!」
べしっ。
垂直チョップをリュウセイにお見舞いして、ついでにあのクリスマスの夜のことなんか思い出したりして自爆する。あうう。酒・・・酒はいけない。
「あはは、じゃあマサキは先生にお願いしといてな。俺は他の奴ら誘ってくるからよ」
そう言ってリュウセイは駆け出していった。
まったく。

LOVE IS ORANGE 9 

2005年11月02日(水) 0時51分
「小さい時の口約束だけどね」
・・・いきなり、ドアの方からした声に振り返る。
「あら・・・」
「おはよー、マサキ、シュウ、それにモニカ」
いきなり現れたセニアはつかつか、と遠慮なく部屋の中に入ってきた。
「おはようございます、セニア」
「もしかして、と思って来て見たらやっぱりね」
「どっから入ってきたんだお前」
俺が聞けば、セニアはちゃりん、と掌の鍵を見せた。
「兄さんにここの合鍵借りたの」
・・・持ってたのか。
(まあ、シュウのこと考えたらその方が安心だろうけど)
「セニア、あなたもおひとついかが?」
お姫さんが切り分けて差し出したケーキにセニアがびみょーな顔をした。
「朝一にケーキ・・・やるわねモニカ。
暗いうちからがたがたしてたのってこれだったのね」
「どういたしまして」
「いや、誉めてないって」
「それでセニアは何の用事がありますの?」
「暇だから来てみたの。ついでにあんたの監視。」
「監視だなんて酷い。私、別に何もおかしなことはしませんわ」
「どおかな〜?シュウのことになるとあんた目の色変わるじゃない」
「セニア。その言い方は下品ですよ」
「あら失礼」
・・・なんていうかこう、奴ら一族の独特な空気が漂うリビング。
他人の家庭に邪魔したみてえで、うう、居心地悪い。
「平気だってセニア。家事してくれて俺も助かるし」
「あんた、あの子の本気を知らないからそう言えるのよ・・・
・・・ま、これも経験かなっ。頑張れマサキ♪」
「は?」
にやりと笑ってぽん、と俺の方を叩いたセニアの言葉を思い知るのに時間はかからなかった。
(セニアが俺の肩を叩く時、それは不幸の始まりの印に違いない)

LOVE IS ORANGE8 

2005年09月10日(土) 17時43分
「こちらはモニカ。フェイルの妹でセニアの双子の姉、そして私の従姉妹です。
あちらがマサキ。学生ですが、フェイルからの紹介がありまして、今、住み込みで私の身の回りの世話をして頂いています」
ソファーに座ったシュウが隣に座った彼女を紹介する。
「モニカ・ビルセイアです。よろしく致します」
そう言った彼女の視線は俺からすぐにシュウの顔に戻る。
まー、俺には全然興味ないんだろな。
と思いつつ、床に座った俺はもぐ、とケーキを頬張る。
(ケーキは分けてもらえた。けど、お茶は自分で入れたコーヒーだ。)
うっ、朝食べるにはちょっと甘すぎ。・・・かも。
もうちょっと、俺的には甘くないほうがいいなー、なんて・・・。
「とっても良いダージリンが手に入りましたの。少し自分で頂いたらとっても美味しくて。一刻も早くシュウ様に味わって頂きたくって、朝早くでご迷惑かしら、とも思ったのですけれど・・・。」
「いえ、問題ありませんよモニカ。
このケーキもとても美味しいです」
・・・どの口が物を言うんだ、この大嘘つき。
シュウは(俺の知るところの)あいつの味覚からは少し甘すぎるケーキに、お行儀よくフォークを刺して、途中気を散らすこともなく食べている。思いっきり余所行き態度じゃん。従姉妹でも遠慮があるのかね?(単なる格好つけだったりして。)
「良かった!シュウ様にお会いするのはとても久しぶりですから不安でしたの。
会わないうちに味覚が変わられてしまっていたらどうしましょう、と思って。」
はあ、そうなんですか。
「前はおうちが近かったですから、いつでもシュウ様にご飯を作りに行かれていたのですけれど・・・今回はこんな遠くにいらしてしまわれたでしょう。どなたがお世話をするのかしら、と、いつもいつもわたくし心配で・・・」
はあ、つまり前の家でずっと押しかけ女房をしていたと。
シュウはにこにこ笑みを浮かべながらケーキを平らげて紅茶を飲み干した。
「ああ、このお茶も美味しいですね。もう一杯頂けますか」
「ええ、勿論ですわシュウ様」
とーっても嬉しそうに紅茶を注ぐモニカ嬢。
・・・やっぱりケーキが甘かったんじゃねえか、シュウ。
奴を見てたらちらり、と「何か?」と問い掛けるような視線を送ってきた。
ばーか。見栄っ張り。

LOVE IS ORANGE7 

2005年09月10日(土) 15時43分
「おい、シュウ」
とりあえず、声をかける。
「・・・・・・・」
当然返答なし。
まあ勿論これくらいで起きる奴だとは俺も思ってないんだが。
「シュウ、起きろ」
げしっ。足先で軽く蹴飛ばしてみる。
「・・・・・・きゅうじつしゅっきん・・・」
よく解らない返事が返ってきた。
「意味不明なこと言ってんじゃねえよ。
客だよ客。おめーの知り合い」
もぞり、と毛布玉が動いた。
「・・・どなたです?」
「知らね。名前言わずに勝手にあがってったぞ。」
「・・・・はあ・・・」
そう言いつつシュウはまだ毛布から出てくる気配もない。
あー、茶でも出して時間稼がねえと駄目だなこりゃ。
「茶色い髪の女だよ。俺と同い年くらいの」
そこでシュウの動きが止まった。
よいしょ、と起き上がる。
お?
「・・・解りました。支度をして降りますのでもう暫く待っていて欲しい、と伝えて下さい」
「わかった」
シュウは意外な程の寝起きの良さで立ち上がって、毛布を床に投げ出したまま自室に消えていった。
残された俺はくしゃくしゃに丸められた毛布を畳んで椅子にかけてやる。
「・・・なんだよ」
・・・なんとなく。
つまんねえ、とかちょっと思った。ああ、やだやだ。
・・・なんて、くだんねえこと考えてたのはちょっとの間で。
降りた俺は、んな事を考えてる暇はなくなったのだった。
「らんんら♪るる・・・」
微妙に調子外れな鼻歌を口ずさみながら、例の客がリビングの掃除をしている。
腕まくりをしてぱたぱた、どっから取り出したのかピンクの羽根ほうきで埃を落としている。
これはかなり想定外の光景だ。
「あ、あの・・・」
「掃除機はどこでしょう?前の場所から消えていましたの」
「あ、玄関横の棚に・・・じゃなくて、あんた」
また、彼女は俺の話を最後まで聞かずに玄関へぱたぱた、と走って行った。
えーと。えーと。

LOVE IS ORANGE6 

2005年09月09日(金) 23時46分
嵐はいきなりやってきた。



「ふわ・・・いい天気」
日曜日、楽しい休日な訳だが・・・
習慣でいつも通りの時間に目が覚めてしまう。
カーテンを開け、窓の外を見ながらあくびとひとつ、背伸びした。
本日は快晴。
・・・絶好の布団干し日和??
リビングに行ってTVを付けると丁度タイミングよく天気予報をやってた。
今日の天気は一日中晴れ。降水確率は0%です。
。。。。
よし!とりあえず最初の予定は決まった。
シーツとかごに溜まった洗濯物を洗濯機に放り込み、布団を二階のベランダに干す。
うん、よしよし。
「さーて次は」
二階の一室、ドアを開ける。
ベッドに奴は・・・いない。
昨夜向かいの部屋(別名研究室)でごそごそしてる音がしてたから、きっと書斎か研究室の床で落ちてるに違いない。
主が不在の部屋に遠慮なくずかすかと入って、狙いのブツを持ち運ぶ。
洗濯機に奴のシーツを入れてスイッチオン。洗濯完了は15分後。
やつのかけ布団を物干し竿に広げて、任務終了。

・・・・・・。

「・・・とりあえず生存確認もしとくか?」
ついでついで、と口実を作って(こっそり)シュウの部屋の向かい側、通称研究室を覗き込む。
「ターゲット発見」
予想通り、パソコンデスクの下辺り。
たった一本廊下挟むだけなのにどーして部屋に辿りつけないのかね、こいつは。
シュウは相変わらず薄手の毛布に頭まで包まって身動きひとつしない。
出来たらこの毛布も剥ぎ取って干してやりたいとこなんだが。
「これが出来ねえんだよな」
最近奴は抵抗を覚えて・・・つか、いつも俺がひっくり返して起こすからなんだが・・・、生半可な事では毛布を取らせなくなった。(相変わらず馬鹿力は健在です)
もー、すっげえの。
てめえ、どんな巻き付け方してんだよ、ってくらい力込めたってびくともしねえの。
そこまで執着されるとアレだ、某米国の犬まんがに出てくるなんとかの毛布、ってやつを思い出したりするんだが。
・・・いや、コイツの場合は絶対、ただ寝汚いだけだな(断言)。。。
そんな状態の毛布からは頭のてっぺん、髪だけが見えてる。
適当に寝転がってるから、細い髪が絡まってくしゃくしゃだ。(起きたら爆発確実な)
しょーがねーなー、と絡まりをほどいてやろうかと手を伸ばした時ー・・・

ピンポーン♪

呼び出しチャイムが鳴った。

LOVE IS ORANGE5 

2005年09月07日(水) 15時35分
飯を食い終わって、俺は後片付け。
シュウはニュースなんか見てる。
ま、後片付けって言ってもたかが二人分の食器だからすぐに済む。
(勿論調理器具なんかは製作と一緒に片付けしてるからな)
終えてリビングに帰ってきたら
「マサキ、課題を見せてください」
っていわれた。
・・・ちょっとでもやっといてよかった。
途中までやりかけの課題を出す。
シュウがざっと目を通す。(相変わらず早い)
俺の解答を見ながら何か考えてるみたいで、右手の人差し指がたん、たん、とテーブルを小さく叩いている。
俺は、こっそりシュウをずっと見てた。
睫毛長いよな、とか、指も長いな、とかこいつ徹夜明けとかでも髭生やしてんの見たことねえけど、下、生えてんのか?(下品・・・俺もかなり薄いけど)とか
・・・そーゆーくだらねえことたくさん考えた。
静かで二人で(当たり前なんだが)ゆっくりした時間で、なんてゆーか、・・・優越感と独占欲?みたいなものを感じる。
冬の時はもっと近付きたいって思った。(・・・寒くて寂しかったのか?)
今もそれは思ってるけど、でも、最近は結構このままでいるのもいいかなって思う。(季節が変わったから?)
逃げ。っていうよりは。
多分、前より俺がシュウを好きだから。
(ただ黙って一緒にいたくなった。そんだけ。)
・・・・・・・・・・・・うわ、ちょっとかなり・・・・・・
自分で自覚して恥ずかしいぞ?!!!!!(汗)
ぎゃあああ!
「・・・マサキ」
「な、なんだよ」
どきり、いきなりシュウに話し掛けられてびっくりした。
平常心、平常心。
・・・俺、変じゃねえよな?
(自分の名誉のために言っとくが、いつもシュウといる時に俺がこんな乙女モードでいるわけじゃねぇからな!)

LOVE IS ORANGE4 

2005年09月07日(水) 8時21分
「なんで?」
リュウセイが心底不思議そうに聞く。
俺もシュウも、お前やライみたいに真っ直ぐだったら良かったんだけどな。
「何でもだ」
「わかんねえな〜」
「解らなくていいよ」
「そだな。結局お前らのことだからな」
・・・懐が深いというか、飛躍的に発展する理解力?(微妙肩透かし)
「そう、そういうこった」
ぽふぽふ、と頭を叩いてやるとリュウセイはぶるぶる、と首を振った。
犬みてえ。
「などと言ってる間にタイムリミットが来てたりする」
「え、嘘っ」
時計の針は5時15分を指していた。
「じゃなリュウセイ。頑張れよ★」
「ま、マサキさあああん・・・」
鞄を持って立ち上がるとリュウセイが哀れな声を出した。
「助けてダイゼンガー」などと、なんだか意味不明なことを言いながら
のたうつ奴に苦笑しながらドアに向かう。
くぐる前に、リュウセイが呼びかけた。
「マサキぃ」
「何だよ」
「がんばれな」
・・・。
「ああ」
笑って手を振った。
ありがとな、リュウセイ。
お前もな。
「さあ、とりあえずは今晩の飯の支度」
。。。。
やべぇ、やっぱりちょっと主婦入ってきてるかもしんねえ(汗)
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