解説: 『トレインスポッティング』『28週後…』など多彩なジャンルで観客を魅了する、鬼才ダニー・ボイルの最高傑作といわれる感動的なヒューマン・ドラマ。インドを舞台に、テレビのクイズ番組に出演して注目を集めたある少年が、たどってきた生い立ちと運命の恋をボリウッド風の持ち味を生かしながらつづっていく。主演はこの作品でデビューし、数々の映画賞を受賞したデヴ・パテル。底知れないパワーと生命力を感じさせる人間讃歌に息をのむ。(シネマトゥデイ) あらすじ: テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)
かなり楽しみにしていました。
少々期待が高すぎたのでしょうか。
もしかしたら、どのような映画なのかなど全く知らずに鑑賞したら、感じ方も違っていたのかもしれないです。
しかしアカデミー賞を獲っただけのことはあるなと思うのは、構成、演出、音楽などなど、あげたらきりがないのです。
巧いな、と思ったのは、ジャマールという主人公の人生をすっぽりとこの人気番組「ミリオネア」にかぶせていて、司会者とのやり取りの中でも、ジャマールが人を信じないけど諦めない性格を出してみたり、ジャマールの生い立ちの中に、今あるインドの貧富の差や貧しい人々の生活などを見ることができたりすることなど。かな。
2時間近く、退屈することなく映画に気持ちが入りこみ、ジャマールが最後の問題が正解するかどうかという瞬間には、祈るような気持ちになりました。
またインド映画らしさをラストに持ってきたダニーボイル監督。
やっぱインド映画のラストはこうでなくっちゃ。(これはインド映画ではないけれど、インド人が主役でインドがメインなので)
ただしスラム時代のよりリアルな映画としては、ドキュメンタリー映画で最近見た「未来を写した子供たち」の方が印象として強かった。
ドキュメンタリーとフィクションを比べてよりリアルかというのはどうかと思うけれど、やはりインドが抱える問題は、このあたりにあることを改めて知ることとなりました。
一緒に映画に行った者が、インドに長いこと出張で行ったことがあるのですが、、あの映画の中の不衛生な色を出しているインドもまさしく現在の状況で、映画の中で兄サリームが、ムンバイの中心が世界の中心だ、という話も現在の状況らしいです。
心にずっしりくる作品ではないけれど、観て損はない作品。
インドっぽい明るさとアカデミー賞っぽい展開と構成力。
ボリウッドを堪能あれ。
★★★★☆
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